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イギリス人に学ぶ!? 自宅での自粛生活を楽しくするためのヒント
イギリスを含む欧州市場の消費者動向、市場調査などを行なっているロンドンを拠点とするマーケット・リサーチ・エージェンシー「東京エスク(https://tokyoesque.com/jphome)」からの寄稿がスタート! 第1回は自宅で過ごす時間が必然的に増えているロックダウン中のイギリスで、どんな工夫がされているのかをご紹介します。
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新型コロナウイルスの感染拡大、パンデミックを受け、3月に「ロックダウン」、いわゆる都市閉鎖が宣言されたイギリス。在宅勤務が出来ない場合の通勤、1日1回の運動、食品など生活必需品の買い出し以外は、外出は基本的に禁止されています。そのように、時間はあってもどこにも行けないという状態の中、イギリス人は自宅での自粛生活を少しでも明るいものにするため、様々な工夫をしています。ここでは、ソーシャルメディアなので散見される、イギリス人のユニークな「自粛生活サバイバル術」についてご紹介します。
1. 「Zoom飲み」もイギリス流
Photo : Kate Curry
仲間との飲み会を、自宅からオンラインビデオチャットを通じて行うという、「Zoom飲み」は、日本でも流行っていますが、イギリスも例外ではありません。ロックダウンが開始されてから、イギリス人が「なくては生きていけない」と言うほど大好きなパブももちろん閉鎖。そのため必然的に自宅で飲む機会が増えており、オンラインビデオチャットを通じた飲み会も開催されています。
その中でも特にイギリスらしいのが、「パブクイズ」を行うというもの。パブクイズとは、パブに訪れた客が自分たちでチームを組み、一回数ポンド程度で参加できるクイズ大会のことで、TV番組、有名人、スポーツなどのエンターテイメントに関するクイズが多いのが一般的です。イギリスのパブでは、定期的にこのクイズ大会が開催されており、パブクイズ目当てにパブに足を運ぶ人も少なくありません。
このように、ロックダウンで通常営業ができない今、パブで楽しめるエンターテイメントの一つとなっているパブクイズを、オンラインビデオチャットで行うという取り組みが見られています。そこに行けなくとも「パブらしさ」を体験していたいという、イギリスのパブ愛の根強さが垣間見れます。
2. 希望のレインボー
ロックダウン中のイギリスでは、学校も当面の間基本的に休校になっています。毎日家で退屈している子どもたちに何か楽しみをもたせようと、様々な工夫がされています。
そのひとつが、レインボーの絵を描いて外から見えるよう窓に貼るというもの。自宅待機している子どもたちに楽しいアクティビティを課すこと、レインボーをシンボルとすることで、パンデミックの中で明るい希望を表すことなどが目的とされています。
一日一回許されている、運動のための外出中、窓に貼られたたくさんのかわいらしい絵を見ることで、コミュニティの癒しになっています。
Instagram Vs Reality
Thank you for your lovely messages on Prince Louis’s second birthday ?. pic.twitter.com/42IauvVpEB
— Kensington Palace (@KensingtonRoyal) April 23, 2020
4月5日に行われたスピーチの中で、エリザベス女王もこの希望のレインボーという、コミュニティーを上げた取り組みを称賛したことや、ルイ王子もそのレインボーを作成し、誕生日を迎えた4月23日に英国王室がその姿を写真で公開したことなども話題となりました。
3.近所でくまさん探し
Photo : Jon Sullivan
レインボーを作成するアクティヴィティ同様、窓際で子どもたちを楽しませる取り組みがほかにもあります。その名も、「ベア―ハント」というもので、各家庭にあるテディベアを窓際に置くことで、近所を散歩する子どもたちがそれを探しながら楽しめるようにするというもの。
これはイギリスに限らず、アメリカなど世界各国で広がっている取り組みで、SNS上でもかわいらしいテディベアの写真があふれています。
4. 自宅で名画再現
#BetweenArtandQuarantine #tussenkunstenquarantaine @GettyMuseum Picasso and PicCatso pic.twitter.com/Rsa2odujLu
— Marisa Torre (@MarisaTorre) March 31, 2020
イギリスに限ったことではないですが、SNS上で散見されるのが、自宅にあるものを使って名画を再現するというもの。
Participating in the @gettymuseum con Retrato de Sir Francis Buller de Mather Brown. #tussenkunstenquarantaine pic.twitter.com/qPqOrQWCnl
— Ada Crow (@adacrow) March 31, 2020
Museum challenges people in self-quarantine to recreate favorite works of art with objects at home https://t.co/IsvhFpuAuH pic.twitter.com/5meQo5dwZN
— Yahoo Life (@yahoolife) March 28, 2020
本格的に衣装を一から作るようなコスプレとは違い、あくまでもすでに家にあるものを利用して再現するところに、柔軟な発想やクリエイティヴさが求められています。西洋画を再現したものが多い印象です。みなさんも、日本のアートを題材に参戦してみてはいかがでしょうか?
5. 有名人のお宅拝見?
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基本的に仕事も家から行うことが指示されているため、有名人もコンテンツを自宅から配信することが多くなってきているイギリス。芸能人だけでなく、政治家や王室メンバーも、自宅から業務を行っています。
その在宅勤務の様子をアップ画像の中で、各有名人の背景にある自宅風景、特に書棚にある本に注目し、その有名人の性格や好みをジャッジするという小さな「遊び」が行われています。
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たとえば、普段なら直接訪問している公務を、電話での会話にて行っているケイト王妃の姿をアップした英国王室の公式インスタグラムアカウント。その写真の背景には、デスクに置かれたエレガントな表紙の本が。「ケイト王妃は何を読んでいるのか?」「どこで同じ本が買えるのか?」と、オンライン上で非常に話題になりました。
有名人のプライベートを垣間見れるという楽しみの他、消費者行動にも影響を与えている現象とも言えるかもしれません。
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東京エスクでは、イギリスを含む欧州市場の消費者動向、市場調査などを行っております。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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https://tokyoesque.com/
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