「ナショナル・クリームティー・デイ」を祝う:英国紅茶文化を広める「cuppaの会」レポート

cuppaの会

2024年6月28日(金)に「ナショナル・クリームティー・デイ」を記念したイベント『cuppaの会 ~ ナショナル・クリームティー・デイを祝おう』を行いました。そのレポートをお届けします。

『cuppaの会』の趣旨

この『cuppaの会』を開催したのは、「ナショナル・クリームティー・デイ」を日本でも広めていきたいという想いがあったのがひとつ。もうひとつの理由は、英国の紅茶文化が一面的に伝わっているという心配があったからでした。

現在、日本は空前のアフタヌーンティー・ブームを迎え、紅茶への関心も同様に高まり続けています。その一方で、「ヌン活」「デコスコ」といった日本独特の展開が見られるようになり、紅茶を飲む際の作法やマナーをSNS上で指摘しているのを目にするようにもなりました。

本来、お茶の時間はリラックスして気軽に楽しむもの。イギリスの人たちは日々の生活の中でお茶の時間を大切にして、ことあるごとに「Fancy a cuppa(a cup of teaの意)?」とお茶に誘います。ひものついていないティーバッグをマグカップにポンと入れて、沸騰したお湯を注ぎ、牛乳と砂糖を入れたミルクティーをビスケットと共にいただきます。

マグカップに茶渋が付いていてもおかまいなし。マグカップから引き上げたティーバッグを絞るというのも、日本ではNGとされることが多いですが、イギリスではよく見かける光景です。

羽根則子さんが焼いてくれたスコーンと紅茶を楽しみながら

もっと自由に、もっと気軽にお茶を楽しもう、その楽しい時間を知ってもらいたいと開催した『cuppaの会』は満員の参加者がそれぞれ普段使っているお気に入りのマグカップを持ってきていただき、どこのスーパーでも売っている紅茶を淹れてスタート。

イギリスの食研究家で、『イギリス菓子図鑑』の著者である羽根則子さんと共に「クリームティー」や「スコーン」、「紅茶」についての興味深いお話を伺いながら、羽根さんが焼いてくれたスコーンをロダスのクロテッドクリームとチップトリーのストロベリージャムと一緒に味わいました。

今回お出ししたスコーンはイギリス産の小麦粉「Doves Farm(ドーヴス・ファーム)」を用いて焼かれました。ただし、100%使わないのがコツ、という羽根さんの説明にみなさんが興味深く聞き入っていたのが印象的でした。

※詳しくは羽根さんの以下のブログをごらんください。

 

 

第2回のテーマとスピーカーも近日中にお伝えできるように進めております。また、普段着感覚の“気軽なお茶会”『cuppaの会』でお会いしましょう!

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https://ricorice.exblog.jp/
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