スコットランドの最新ライフスタイルと出会う9ブランドを紹介

スコットランド国際開発庁が8月23日（火）に「DISCOVER SCOTLAND SHOWROOM」を開催。スコットランドの新しいファッション・ライフスタイル分野で活躍する、日本未参入ブランドを含めた魅力ある合計9ブランドが駐日英国大使館の大使公邸に勢ぞろいしました。

その伝統に根付くクラフトマンシップ、自然由来のオーガニック製品、現代のスコティッシュデザインをリードする9つのブランドを紹介します。

エンジェルズ・シェア（Angels’ Share）

2013年に創業された「エンジェルズ・シェア」は、スコットランド中部、スターリング近郊のブリッジ・オブ・アランに拠点を置く家族経営の会社で、斬新でクリエイティヴなコンセプトを持つ最高級ガラス製品を製作しています。

カレン・ソマーヴィルと彼女の彼女の父親であるトム・ヤングによって設立され、トムは60年にわたり吹きガラスやとランプ細工のグラスウェアを作り続け、世界的に有名なマスタークラフツマンとして知られています。

手づくりにこだわった同社の製品はウイスキーグラスのほか、ウイスキーに水を一滴ずつ落として風味を豊かにするウイスキーウォータースポイトも開発し、賞を受賞。ウイスキーのテイスティングセットや装飾用のガラス製オブジェも取り揃えており、さまざまなシーンのギフトに活用されています。

また、世界有数のウイスキーメーカーに製品を提供。その製品は蒸留工程でも使用されています。

このビジネスのアイデアは映画『天使の分け前』から思いつき、カレンとトムがウイスキーエンジェルグラスをデザインしました。現在ではこれが代表的な製品となり、グラスウェア製品はウイスキーとスピリッツを中心に進化を続けています。

https://www.angelsshareglass.com/

アンタ（ANTA）

スコットランドの風景や季節にインスパイアされたハンドメイドのホームファーニシングやテキスタイルブラアンド「アンタ」。

「アンタ」は、スコットランドの風景や季節からインスピレーションを得た美しいホームファニシング、テキスタイル、ストーンウェアを制作。

サステナビリティをブランドの中心におき、スコットランドのユニークな環境をとても大切にしています。

ハイランド地方の工場はソーラーパネルで電力を確保し、また、ハンドペイントのストーンウェアを製造する窯で暖を取るなど、環境に考慮した設計に。

クラフトマンシップとエシカルな生産への取り組みは、次の世代にも受け継がれています。「アンタ」の社内トレーニングプログラムは、未来の職人の育成を支援し、伝統的な技術が失われることなく、地域社会が恩恵を受け続けることを確かなものにしています。

すべての製品は情熱を込めてつくられ、美しいデザインの喜びを、毎日、自宅で味わうことができます。

https://www.anta.co.uk/

エディンバラナチュラルスキンケア（THE EDINBURGH NATURAL SKINCARE COMPANY）

「エディンバラナチュラルスキンケア」は、創始者であるトミー・クルークスに息子が生まれたとき「赤ちゃんから安心して使用できる自然由来100％のスキンケアを作りたい」という家族愛あふれる想いから2010年に始まりました。

厳選した質の高いピュアエッセンシャルアロマオイルは、つい深呼吸したくなるような、心を豊かにしてくれるスキンケア。自肌力をサポートする成分を、100％自然界から抽出して配合しています。

防腐剤や化学製品を一切含まない、高品質の製品をスコットランドで丁寧にハンドメイド。パッケージには再利用やリサイクルに配慮した環境にやさしい素材を採用。子どもから大人の方まで使える地球にも肌にも優しいギフトとして人気を呼んでいます。
 

 

なお、日本での販売は成分分析を実施し、販売許可を取得しスコットランドから直輸入して販売しています。

https://ensjpn.com/

エッセンス・オブ・ハリス（ESSENCE OF HARRIS）

スコットランドのアウターヘブリディーズ諸島の美しい景観を持つハリス島から高級キャンドルとホームフレグランスを送り出している家族経営の「エッセンス・オブ・ハリス」。

ハリス島の美しさ、人々の情熱、魔法の島の静けさからインスピレーションを得た各キャンドルは、天然の大豆ワックス、上質な材料を使用し、手作業で作られています。

「エッセンス・オブ・ハリス」は、香り高い天然大豆ワックスキャンドル、リードディフューザー、ルームスプレーを通してハリス島のスピリットを捉えることに情熱を注いでいます。

https://essenceofharris.co.uk/

イシュガ（ISHGA）

受賞歴を持つ「イシュガ」のナチュラルオーガニックスキンケア製品は、スコットランド西岸沖に広がるヘブリディーズ海の海藻から作られています。

定期的に場所を変えながら手摘みで収穫し、環境への負担を考慮した加工を行うなど、サステナブルな製造法が特徴。

「イシュガ」のみが収穫を許されているヘブリディアンシーウィードには天然の整肌成分が豊富に含まれており、肌をやさしく整え、環境的なダメージなどから肌を守ります。

環境に配慮したサステナブルなヴィーガンスキンケア製品は、世界各国のスパで導入され、美しく健やかな肌を維持したいという多くの人の元へ届けられています。

https://jp.ishga.com/

ジョラム・スタジオ（JORUM STUDIO）

大手から中小までさまざまなブランドのフレグランスを調合していたスコットランドの調香師ユアン・マッコールが2019年に設立。スコットランドの地に、革新的かつ世界レベルの香水製造産業を築き上げました。

「ジョラム・スタジオ」の品質とクラフトマンシップへのこだわりは、複雑で個性的な香水だけにとどまりません。新しい香水コレクションを発表するたびに、その作品のコンセプトにマッチした特別なアート作品の制作を地域のメーカーに依頼。

こうした作品の制作費を「ジョラム・スタジオ」は全額負担し、写真、ビデオ、デザイン界のクリエーターと協力して、作品を可能な限り紹介するための包括的なメディアスイートを提供しながらこの活動をサポート。同社とのコラボレーションによる作品は、世界中の一流アートギャラリーやフェアーで展示されています。

最高級の原材料のみを使用し、配慮の行き届いた、革新的なオリジナル製品を創造することを心がけているのが、「ジョラム・スタジオ」なのです。

https://jorumstudio.com/

パウダー（POWDER）

「パウダー」は受賞歴のあるデザインディレクター、リサ・ボーモントによって2009年に創業された、エディンバラを拠点とする、スコットランドの家族経営のアクセサリーブランドです。

リサは18歳までに金属加工と家具作りに携わり、リバティやピーター・ジョーンズをはじめとする英国の有名百貨店向けの高級品シリーズをデザインしてきました。

「パウダー」が生み出す帽子や手袋、スカーフ、靴下、サングラスなどの製品の魅力は華やかで楽しさを感じるデザインにあります。

リサは製品の色や質感から細部に至るまで徹底してこだわり、着心地の良さを追求。

さらに、オーダーメイドの美しいパッケージを施すことで、ギフトにもぴったりな製品に仕上げています。

https://www.powder-uk.com/

ロシオ（ROCIO）

「ロシオ」は2006年に誕生した木製バッグブランドで、グラスゴー出身のヘイミッシュ・メンジーズがデザインしています。

彼の趣味は芸術鑑賞で、とりわけオペラやバレエなどのクラシックな演目の舞台を好み、その趣味がクラシカルでアーティスティックなバッグのデザインに生かされています。

バッグの素材は、アカシアの木です。アカシアの木から彫りだしたわずかふたつのパーツを底部のみでつなぎ合わせたバッグは、木が持つ温かみを残しながらも、丁寧な仕上げによって生み出された曲線の美しさと艶やかな光沢感によって、洗練された雰囲気をまとっています。

これは、artisan（職人的芸術家）が2か月以上もの時間をかけて、すべての工程をハンドメイドで仕上げることによって実現できています。

「ロシオ」は世界60か国以上での販売実績を持ち、英国ではフォートナム＆メイソンに多数展開されています。

https://rociojapan.co.jp/

セルブレ・ハウス（SELBRAE HOUSE）

土地に根ざしたデザインや製造を手がけ、高品質なホームウェア製品を提供するスコットランドのカーコーディで創業された「セルブレ・ハウス」は家族経営の企業です。

スレートや木製のまな板、カトラリー、食器類、生活雑貨など、同社の製品ラインアップは600種類以上。スコットランド産オーク材、スコットランド産リネン、地中海で持続的に調達されるオリーブ材などの天然素材で作られています。

すべての製品は、スコットランド・ファイフ州の工房、またはチュニジアの熟練した職人によって手作業で作られ、美しさと実用性の両面を兼ね備えた機能的な商品として支持されています。

アカシカやキジのほか、スコットランドの在来種であるハイランド牛、アヒル、ウサギなどの野生動物をデザインしたコレクションは、個性的なプレゼントとしてさまざまなシーンで活用されています。

https://selbraehouse.co.uk/

Photo : ©Beech Photography Tokyo

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https://twitter.com/scotlandinjapan