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地球に優しい服作りに情熱を注ぐ英国最優秀新人デザイナーの物語『ファッション・リイマジン』
ファッション業界は、地球環境に大きな負荷をかけていることをご存じでしょうか? 毎年兆単位の服が作られ、その5分の3が購入した年に捨てられています。また、ファッション産業がひとつの国だとすると、二酸化炭素排出量が世界で3位になると言われています。そんなファッション業界に革命を起こそうとしたのが、イギリス発のサステナブル・ファッション・ブランド「Mother of Pearl」のクリエイティヴ・ディレクター、エイミー・パウニーです。
彼女の情熱に満ちた等身大ドリームストーリーを追ったドキュメンタリー映画『ファッション・リイマジン』が9月22日に公開されます。本記事では、映画のあらすじや見どころ、エイミー・パウニーのプロフィールなどを紹介します。
映画『ファッション・リイマジン』とは?
映画『ファッション・リイマジン』は、英国王室の目に留まるほどの大躍進を遂げたサステナブル・ファッション・ブランド「Mother of Pearl」のクリエイティヴ・ディレクター、エイミー・パウニーが、原材料から製造過程まで、すべてにおいて地球に優しい服作りに挑戦する様子を追ったドキュメンタリーです。
2017年4月、英国ファッション協議会と『VOGUE』は、その年の英国最優秀新人デザイナーに、エイミー・パウニーを選びます。当時のファッション業界は大量消費の真っ只中で、農場では児童労働がまかり通り、環境を汚染する化学肥料を使う製造工程は当たり前でした。その状況に危機感を覚えたエイミーは、環境活動家の両親をもつ自身の生き方のルーツにもとづき、新人賞受賞で獲得した賞金の10万ポンドをもとに、原材料から製造過程まで、すべてにおいて、自身の生き方のルーツにもつながるサステナブルなブランドに変革することを決意し、新たなラインを「No Frills」(飾りは要らない)と名づけます。
新コレクションのデビューまで18か月というタイムリミットの中、彼女とチームはさまざまな困難に遭遇します。しかし“地球を壊さず、常識を壊す”信念を貫くために、エイミーたちは仲間達と共に地球の裏側まで足を運び、立ち向かっていきます!
映画『ファッション・リイマジン』の見どころ
映画『ファッション・リイマジン』の見どころは、エイミー・パウニーが理想の素材を求めて世界中を旅する様子です。ウルグアイでは、有機栽培されたコットンを使う農家や工場を訪れ、ペルーでは、アルパカの毛を染める伝統的な技法に触れます。オーストラリアでは、天然染料や再生可能な素材を提供する企業と協力します。エイミーは、現地の人々と交流しながら、ファッション業界が地球や人々に与える影響について深く考えます。
また、映画では、エイミー・パウニーの人間的な魅力も際立っています。彼女は、自分の夢や信念を追いかける一方で、自分自身や周囲の人々とのバランスを取ることにも苦労します。彼女は、仕事とプライベートの両立や恋愛などについても率直に語ります。彼女は、ファッション業界だけでなく、自分自身も変革していく姿勢を見せます。
映画『ファッション・リイマジン』は、ファッション業界に革命を起こそうとしたエイミー・パウニーの挑戦と成長の物語です。彼女の情熱と信念にあふれた旅路は、観る人を勇気づけるような映像となっています。服を着るすべての人に観て欲しい作品です。
『ファッション・リイマジン』
- 監督
- ベッキー・ハトナー
- 出演
- エイミー・パウニー(Mother of Pearlデザイナー)、クロエ・マークス、ペドロ・オテギ
- 作品情報
- 2022年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : Fashion Reimagined
- 公開日
- 9月22日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
- 配給
- フラッグ
©2022 Fashion Reimagined Ltd
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