2019.3.17

アレキサンダー・マックイーンの半生を追った『マックイーン：モードの反逆児』が4月に日本公開

恋をするように服を作り、命まで捧げた、アレキサンダー・マックイーンのドラマより劇的な人生に迫るドキュメンタリー映画『マックイーン：モードの反逆児』が4月5日（金）より公開されます。

“ファッション界の反逆児”と呼ばれながらも、デヴィッド・ボウイからレディー・ガガ、キャサリン妃にまで愛されたアレキサンダー・マックイーン。ロンドンの労働者階級出身で、日々の食費にも困っていた青年が、23歳で失業保険を資金にファッションデザイナーとしてデビュー。次々と開いたセンセーショナルなショーは、大絶賛とバッシングで真っ二つに分かれ、アレキサンダー・マックイーンの名前はたちまち世に広まることに。そして1996年、弱冠27歳でジバンシィのデザイナーに抜擢されて世界を驚かせます。

一方で、自身のブランドのショーはますます過激になり、“モードの反逆児”と名付けられますが、デヴィッド・ボウイやレディー・ガガの衣装やビョークのミュージック・ビデオの監督、プーマやティム・バートンとのコラボなど彼へのラヴコールは後を絶たず、34歳で大英帝国勲章の栄誉に輝きます。しかし、富と名声の絶頂期にいた40歳で突然、自ら命を断ってしまいました。

アレキサンダー・マックイーンはどんな人物で、いかにして現代のおとぎ話のような成功を果たし、なぜ燃え尽きてしまったのか──？前衛的なデザインと独自の美学、ずば抜けた想像力から生み出される数々のショーで世界を魅了しながらも、その成功の影で悩み苦しんだ半生を友人や家族たちとの独占インタビュー、掘り起こされたファッションアーカイヴ、そして友人でもあったマイケル・ナイマンによる極上の音楽を通して称賛を込めながら描き出していきます。