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英国中を巻き込んだ嘘のような感動の実話が映画化! 『ゴヤの名画と優しい泥棒』の日本版予告編が公開に
1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーで実際に起きたゴヤの名画盗難事件の知られざる真相を描いた映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』が、2月25日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開。その日本版予告編が公開に。
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世界中から年間600万人以上が来訪し、2300点以上の貴重なコレクションを揃えるロンドン・ナショナル・ギャラリー。1961年、英国が誇る“世界屈指の美の殿堂”から、ゴヤの名画 「ウェリントン公爵」が盗まれました。
この前代未聞の大事件の犯人はケンプトン・バントン、60歳。
ケンプトンは長年連れ添った妻と優しい息子とニューカッスルの小さなアパートで年金暮らしをする、ごく普通のタクシー運転手。
大泥棒となった彼が出した脅迫状には、「絵画を返して欲しければ、年金受給者のBBCの受信料を無料にせよ!」と書かれていたのでした。
孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金でBBCの受信料を肩代わりしようと企てたのでした。
しかし、事件にはもう一つの隠れた真相が……。
監督は『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル。今年の9月に惜しまれながら逝去し、本作が長編遺作となりました。
主人公のケンプトン・バントンを演じるのは、『アイリス』でアカデミー賞助演男優賞を受賞、『ハリー・ポッター』や『パディントン』シリーズ、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など多くの話題作に出演するジム・ブロードベント。
さらに妻ドロシー役を、『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞、ジャンルを問わず幅広い作品で圧倒的な存在感を放つ女優ヘレン・ミレン。
オスカー俳優のふたりによるユーモアあふれる軽妙な夫婦の会話劇も見どころのひとつとなっています。
また、『ダンケルク』での好演が記憶に新しい、フィオン・ホワイトヘッドが息子役、『ダウントン・アビー』『キングスマン:ファースト・エージェント』のマシュー・グードも弁護士役として出演。英国を代表する名優たちが集結しました。
このたび公開された予告編はケンプトンが裁判官に起訴状を読み上げられる場面から始まります。
ロンドン警視庁は大勢のマスコミの前で、この事件は、国際的な犯罪組織の犯行と公表。
翻弄される警視庁とマスコミでしたが、犯人の要求が明らかに。
それは、老人たちのBBC受信料を無料にすることでした。
実の犯人であるケンプトンは自らを「理不尽な税金と闘う、私はロビン・フッドみたいだ」と称しますが、「ただのバカよ」と一蹴する妻のドロシー。
本作の見どころのひとつでもある、バントン夫妻の軽妙なやり取りを垣間見ることができます。
そして、ケンプトンのチャーミングな人柄を捉えたコメディタッチの前半から一転、夫妻の物語にクローズアップしていきます。
「すべては人類のために!」と息まくケンプトンに対して、「家族も守れないくせに」と強く責めるドロシー。
ケンプトンの悲しそうな表情からは、長年連れ添うふたりの間にも何か“しこり”があることを予感させます。
ドラマティックな音楽と共に迎えるクライマックス、ケンプトンの「弱きを助ける」信念の強さが描かれます。
ケンプトンの弁護人(マシュー・グード)は、法廷で「彼は盗っ人ではありません。ゴヤを借りて世界の弱者を救おうとした」と説きます。
そして、まるで今を生きる私たちに語りかけるかのように、ケンプトンの「人は誰しも孤立する時が来る。だから寄り添う人が必要だ」という言葉が続きます。
名画で世界を救おうと人々に優しく寄り添ったケンプトンの魅力がたっぷりと詰め込まれた、笑いと涙を誘う、感動必至の映像となっています。
また、予告の最後には『怖い絵』の著書で美術評論家の中野京子による「アガサ・クリスティーのミステリーばりに、アッと驚くサプライズまで用意されているので、お楽しみに!」というコメントが添えられ、ミステリー・ファン、絵画ファンも見逃せない一作に仕上がっています。
Story
1961年。197年の歴史を誇る世界屈指の美術館・ロンドン・ナショナル・ギャラリーから、ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。
ロンドン警視庁はその巧妙な手口から、国際的なギャング集団による周到な計画による犯行だと断定。
しかし、この前代未聞の事件の犯人はケンプトン・バントン、60歳だった。
長年連れ添った妻と優しい息子とニューカッスルの小さなアパートで年金暮らしをする、ごく普通のタクシー運転手。
孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。
彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金でBBCの受信料を肩代わりしようと企てたのだ。
しかし、事件にはもうひとつの隠された真相が。
当時、イギリス中の人々を巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは!?
ゴヤの名画と優しい泥棒
- 監督
- ロジャー・ミッシェル
- 出演
- ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド、アンナ・マックスウェル・マーティン、マシュー・グードほか
- 作品情報
- 2020年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : THE DUKE
- 公開日
- 2月25日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国公開
- 配給
- ハピネットファントム・スタジオ
- 後援
- ブリティッシュ・カウンシル
©PATHE PRODUCTIONS LIMITED 2020
Link
https://happinet-phantom.com/goya-movie/
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