「ザ・ポーグズ」のシェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー映画『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』が6月3日(金)より全国順次公開

『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』ポスターヴィジュアル

「ザ・ポーグズ」のフロントマンで強烈に厄介な天才シンガー、シェイン・マガウアンの軌跡を、30年来の友人であるジョニー・デップ製作でドキュメンタリー映画化。『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』が6月3日(金)より渋谷シネクイントほか全国順次公開されることに。

5歳から飲酒・競馬・タバコを嗜み、10代で移住したロンドンでドラッグ地獄に転落。そこから這い上がるように始めたザ・ポーグズで、人気を集めますが、彼の伝説は音楽だけにとどまりませんでした。

ライヴ中泥酔して退場、素行が悪すぎてバンドから追放、長年にわたる酒と薬の濫用で50歳にしてすべての歯を失うなど、音楽史に残る仰天事件を連発。

本作では爆弾発言だらけのシェインのインタヴュー映像に加え、貴重なライヴ映像や、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交えながら、彼の半生を丸裸にしていきます。

『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』場面写真

さらに、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーやジョニー・デップ本人たちがインタヴュアーとして出演し、現在のシェインの心の内を聞き出すことに成功。

アイルランドで過ごした子供時代からロンドンのパンク・シーンで活動したシェインの軌跡を通じて、彼の情熱、ユーモア、深い音楽知識、歴史、ポップ・カルチャーがみごとに描き出されていきます。

監督はデヴィッド・ボウイ出演の『ビギナーズ』(86年)やセックス・ピストルズを追った『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』(79年)で知られる、音楽ドキュメンタリーの巨匠、ジュリアン・テンプル。

本作ではシェインの一筋縄ではいかない歴史を紐解いて鮮烈に映像化し、第68回サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞を受賞。米映画批評サイトRotten Tomatoesで批評家・観客共に96%(2022年3月3日時点)の高評価を獲得しています。

『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』場面写真

©ANDREW CATLIN

本作の製作を務め出演もしているジョニー・デップは、出会う前から大ファンだったシェインについて、「20世紀の最も重要なアーティストのひとりであり、人々に愛された詩人でもあるシェインの決定版な映画を製作できることを光栄に思います」とコメント。

また、はちゃめちゃだけど愛らしいポスターヴィジュアルも公開に。「みっともねえ最高の人生」というコピーとともに、イエス・キリスト風のシェインが真ん中に大きくレイアウト。

シェインのマストアイテム、酒とタバコを両手に抱え周囲にはライターやマイクを持つ天使が飛び交うというギャップがおもしろい意匠となっています。

さらに、あばら骨にはポーグスの1stアルバム『赤い薔薇を僕に』をイメージした薔薇の花も敷き詰められ、シェインのキャラクターが巧みに表現されたヴィジュアルに。

あわせて公開された場面写真では、酒に溺れボロボロになった歯を見せ不敵な笑みを浮かべている姿や、マイクを握りしめ魂を込めて歌う若かりし頃のシェインが切り取られています。

シェイン 世界が愛する厄介者のうた

『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』ポスターヴィジュアル

 

監督
ジュリアン・テンプル
製作
ジョニー・デップ
出演
シェイン・マガウアン、ジョニー・デップ、ボビー・ギレスピー、モーリス・マガウアン、シヴォーン・マガウアン、ヴィクトリア・メアリー・クラーク、ジェリー・アダムズ、ボノほか
作品情報
2020年 / イギリス・アイルランド・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Crock of Gold: A Few Rounds with Shane MacGowan
公開日
6月3日(金)渋谷CINE QUINTOほか全国順次公開
配給
ロングライド

©The Gift Film Limited 2020

Link

https://longride.jp/shane

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