映画『キングスマン』シリーズがオマージュを捧げたスパイドラマ『ハリー・パーマー 国際諜報局』の配信が開始! メインキャストによって語られる舞台裏映像も公開に

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

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『007』へのアンチテーゼ的な主人公が活躍する英国の最新ドラマシリーズ『ハリー・パーマー 国際諜報局』(全6話)が本日5月6日(金)よりスターチャンネルEXで配信開始されました。

『007』へのアンチテーゼ的な主人公を描いた人気スパイ小説を57年ぶりに映像化

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

1965年にマイケル・ケインが主人公ハリー・パーマーを演じ大ヒットした映画『国際諜報局』の原作で、世界で1,000万部のベストセラーとなったレン・デイトンのスパイ小説『イプクレス・ファイル』を57年ぶりに新たに映像化。

その『国際諜報局』は当時先にヒットしていた『007』シリーズのジェームズ・ボンドと対照的な、労働者階級出身、黒縁メガネで料理好きというキャラクター設定の主人公を描き大ヒットしました。

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

BAFTA(英国アカデミー賞)作品賞などを受賞しシリーズ化され、その後『オースティン・パワーズ』ではパロディ化され、『キングスマン』は主人公ハリーの名、黒縁メガネと傘などハリー・パーマーにオマージュを捧げるなど、多くのスパイ映画に影響を与えました。

本作は『トレインスポッティング』で英国アカデミー賞脚色賞を受賞したジョン・ホッジが初めてTVドラマの脚本を手がけ、『ブラック・ミラー』のジェームズ・ワトキンスが監督を務めています。

ジョー・コール、ルーシー・ボイントン、トム・ホランダーら豪華英国キャストの共演

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

新ハリー・パーマー役に抜擢されたのは『ピーキー・ブラインダーズ』シェルビー家の三男ジョン役で注目され、主演ドラマ『ギャング・オブ・ロンドン』でも多くの話題を集めた期待のジョー・コール。

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

ジーン役には『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボイントン。そして彼らを率いる上司のドルビー役に『キングスマン:ファースト・エージェント』のトム・ホランダー、CIAエージェント、マドックス役にアシュリー・トーマス(『ゼム』)と英国の豪華スターの共演に注目です。

深掘りしたハリー・パーマー像、映画で描かれなかったシーンの映像化でスケールアップ

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

本作ではハリー・パーマーがかつて朝鮮戦争に従軍していたことや離婚を望んでいる妻がいること、軍法違反行為で投獄されるまでのエピソードなど、映画版では描かれなかった彼のバックグラウンドが詳しく描かれ、人物像により一層深みが与えられています。

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

ジーン・コートニーも60年代の女性が持っていたであろうリアルな葛藤を抱えた深みのあるキャラクターに。さらに米国が原爆実験を行う太平洋環礁の島やベルリンの壁、ベイルート、フィンランドなど舞台が世界にまたがりスケール感が大幅にアップしている点も魅力のひとつとなっています。

ドラマとキャラクターについて深く迫る舞台裏映像

公開された映像ではまず監督を務めるジェームズ・ワトキンスが「(舞台は)冷戦時代の絶頂期でキューバ危機の頃だ。核科学者が拉致され懸賞金が跳ね上がる」と、舞台設定・物語の導入を説明するところから始まります。

続いて本作の主人公ハリー・パーマー役ジョー・コールは、その役柄について「ヨーロッパ中で密輸品を盗み軍事刑務所に収容されていた」と驚きの設定を説明。その後、ハリーがその明晰な頭脳と手腕を見込まれ、特別諜報機関W.O.O.C.のトップ、ウィリアム・ドルビー役のトム・ホランダーにより、国家の存亡をかけたミッションへスカウトされる様子がスタイリッシュに映し出されます。

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

ハリーの役柄について、ジョーは「ハリーは労働者階級出身だが魅力的で非常に頭がいい。一緒にいて楽しめる男」と高く評価。ジェームズ監督が「週末は休みたいし経費も使いたい。労働条件に愚痴も言うから役柄に現実味がある」と、その人間臭さについて指摘する一方で、上司役のトム・ホランダーは「犯罪歴にかかわらず当初は道徳的な男で正義のために戦った。ドルビーやジーンと一緒に彼らは三銃士なんだ」と肩を持ち、全員からハリー・パーマーの愛すべき個性的なキャラクター像が明かされていきます。

その三銃士のひとりである諜報員ジーン・コートニー演じるルーシー・ボイントンは、彼女の役柄について、当時の時代性にも触れて「適齢期な女性として平凡な人生を期待されている。女性が持つ野心とその人生は一致しない」と主張。

『ハリー・パーマー 国際諜報局』場面写真

トムは「(ジーンは)60年代の女性だが現代の女性でもある。それを監督が描きルーシーがみごとに演じた」と絶賛。60年代の諜報員という男性社会の中で、自分らしく活躍する彼女のスタンスは現代的なテーマにも通ずる部分があります。自信にあふれた彼女の表情や60年代のスウィンギング・ロンドンの美しい衣装も見どころのひとつ。

さらに本作の美学は、衣装だけでなく各国の風景やロケ地も細部にわたり貫かれています。美術監督のジェームズ・プライスは「監督と3Dパズルって呼んでるよ。世界的なドラマだ。ロンドンやベルリンやベイルート、そして太平洋環礁。ベルリンは20世紀に起こったすべての震源地だ。チェックポイント・チャーリーは冷戦の象徴だね」と語ります。ジェームズ監督も「まるで世界旅行だ」と豪語するほど、当時のヨーロッパ世界を美しく荘厳に表現しています。

映像の最後には明るい曲調となり、60年代のスタイリッシュで鮮やかな世界の街並みと、それに相対するように暗い陰謀を調査するスパイたちの奮闘が映し出されます。

最後にハリー・パーマー役のジョー・コールは「挑発的で偽りがない。みんなが豊かな人間性を持っている。この多様な世界でね。おもしろくなるよ。本当に楽しみだ」と冷戦時代のスパイの中の豊かな人間性に触れ、本作を称賛。ウィットに富み、飄々とした、懐かしくもまったく新しいスパイ像、ハリー・パーマーの活躍の配信が、さらに待ち遠しくなる映像となっています。

Story

1963年、冷戦下の西ベルリンに配属されていた英国陸軍軍曹ハリー・パーマーは、軍の物資を盗み東側に横流ししていた罪でロンドンの軍事刑務所に投獄される。

その頃、核兵器を開発していた英国人教授が誘拐される事件が起き、ドルビー率いる特別諜報機関「W.O.O.C」が救出作戦に動き出す。ドルビーは誘拐に関与している男と一緒に写真に写っていたパーマーを訪ね、服役免除を条件に協力することを要請。

かくして諜報員になったパーマーはベルリン、ベイルート、そして米国が原発実験を行う太平洋の環礁へと世界を飛び回る。果たして誘拐事件の黒幕は誰なのか?

ハリー・パーマー 国際諜報局

監督・製作総指揮
ジェームズ・ワトキンス
脚本・製作総指揮
ジョン・ホッジ
製作総指揮
ウィル・クラーク
出演
ジョー・コール、ルーシー・ボイントン、トム・ホランダー、アシュリー・トーマス、ジョシュア・ジェームズ、デヴィッド・デンシックほか
作品情報
2022年 / イギリスドラマ / 英語 / 原題 : The Ipcress File
配信
スターチャンネルEXにて5月6日(金)より配信開始 ※吹替版は6月配信開始予定
放送
BS10 スターチャンネルにて字幕版・吹替版ともに6月より放送開始予定

©Altitude Film Entertainment Limited 2021 All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Ltd.

Link

https://ex.star-ch.jp/special_drama/zMko6

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