映画『帰らない日曜日』の本編映像が公開に。著名人コメントも到着

映画「帰らない日曜日」場面写真

5月27日(金)に日本公開される、ジョシュ・オコナー主演、コリン・ファースとオリヴィア・コールマンが夫婦を演じるカズオ・イシグロ絶賛の小説を映画化した『帰らない日曜日』の本編映像が公開。著名人コメントも到着。

優美な英国を舞台に描かれる、息をのむラヴ・ストーリー

原作は、ブッカー賞作家グレアム・スウィフトの小説『マザリング・サンデー』で、舞台は1924年、第一次世界大戦後の英国。

“失うものは何もない”天涯孤独なメイドのジェーン。英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げますが、たった1日のある出来事が、すべてを変えてしまいます。

『帰らない日曜日』場面写真

やがて小説家になった彼女は、その1日を生涯かけて手繰り寄せることに……。

豪華な実力派キャスト&英国が誇るスタッフが集結

今注目の新星女優、オデッサ・ヤングと、ドラマ『ザ・クラウン』でチャールズ皇太子を演じ、ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞を席巻した人気急上昇中の英国俳優、ジョシュ・オコナーがW主演。

映画「帰らない日曜日」場面写真

さらに、コリン・ファースとオリヴィア・コールマンという、アカデミー賞受賞俳優の贅沢な共演が実現しました。

絵画のように優美な英国の風景。そして匂い立つエレガントな官能。身分違いの恋の劇的な展開に陶酔する、眩しいほどに美しいラヴ・ストーリーが誕生です。

英国上流階級の優美な暮らしに影を落とす戦争の傷跡

1924年、初夏のように暖かな3月の日曜日。本映像は、ジェーンがメイドとして仕えるニヴン家の朝の風景から始まります。

昼食会について陽気に話すニヴン氏に対し、どこか沈んだ表情を浮かべる夫人。戦争でふたりの息子を失い、彼女にとっては子供がいない“母の日”なのです。

一方、英国中のメイドが年に一度の里帰りが許されるこの日に、帰る家がないジェーンは一日をどう過ごそうか思いを巡らせていました。

映画「帰らない日曜日」場面写真

すると、ジェーンと秘密の関係を続ける隣家の跡継ぎポールから電話が入ります。ポールからの誘いにジェーンは「はい、奥様」と答え、間違い電話を装うのでした。

英国上流階級の華やかで優美な暮らしの中にも戦争が落とした暗い影が垣間見られ、ジェーンとポールの関係を示唆する今後の展開が気になる映像に仕上がっています。

映画「帰らない日曜日」場面写真

若手ながら大胆かつ堂々たる演技でジェーンの人生をみごとに演じ切ったオデッサ・ヤングは、コリン・ファースとオリヴィア・コールマンとの共演について、「コリンとオリヴィアの出演作は著名でとても真面目なものが多いので、私は彼ら自身もそういった人たちだと予想していました。ですが実際に会ってみると、ふたりとも驚くほど明るく、謙虚で、面白くて、気品があるのです。撮影はとても楽しかったです。本作は悲しいシーンが多いのですが、実際の撮影現場は驚くほど陽気でした。実際、笑いすぎて撮影が大変なこともありました。でもそれは俳優の士気を保つために必要なことでした。」と語り、刺激を受けたという撮影現場を振り返りました。

各界の著名人から絶賛コメントが到着

    映画にしか描けない三月のその一日、そこからの人生の深い味わいが身に沁みます。
    谷川俊太郎(詩人)

    太陽の光も風に靡く木々も妖しく感じる。
    禁じられた愛だからこそ記憶に残る。
    孤独、悲しみ、欲望と
    セクシーとエロスが入り乱れる美しい1本。

    LiLiCo(映画コメンテーター)

    身分違いでも他に相手がいても、心も体も裸になれるのが運命の相手だという真理に気付かされました

    辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)

    この身ひとつ これから手に入れてゆくだけ 失うものは何もない
    生まれた時に奪われていた。こんなに強い言葉を聞いたことがない。
    失うものに囲まれた自分が、疎ましい。

    YOU(タレント)

    身一つしか持たない少女が、人生という冒険の海原へ出られるかの分岐点。若き日を演じるオデッサ・ヤングがまばゆい。その老年期をグレンダ・ジャクソンが演じるなんて、それだけで映画ファンにはギフトだ。

    山内マリコ(作家)

    原作を大胆に組みかえているのに、原作の緊張感と切なさがしっかり伝わってくる。原作のある映画はこう作れといわんばかりの映画。

    金原瑞人(翻訳家)

    複雑に絡み合ういくつもの要素が解けないパズルのように頭に残り、見終わった後しばらく考えた末にようやく全体像が見えてきたのはぼくだけでしょうか。時間がかかった分、納得も深かったです。

    ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

    未開の才能に愛の遺志が介入したとき、それは宿命となる。
    私たちは皆、誰かを育む種蒔き人なのかもしれない。
    一度きりの生に、特別な意味を与える映画だ。

    YO(物書き)

    裸の恋、言葉の力、喪失と再生。
    第一次世界大戦後のイギリス人の生の軌跡を観る者に追体験させる不思議なリアリティが、この映画にはある。

    麻生えりか(青山学院大学教授)

    そこかしこに美しくちりばめられる‟解き放たれる”イメージを抱きしめたくなりました。

    五月女ケイ子(イラストレーター)

    息遣いや柔らかさ、動き、火照りを、見ているこちらが、
    まるで肌で感じるように描いていて、それだけでもご覧になる値打ちが
    あろうというものです。(Numero TOKYO 6月号より抜粋)

    松尾貴史(タレント)

    ※順不同、敬称略

帰らない日曜日

映画「帰らない日曜日」日本版ポスター

 

監督
エヴァ・ユッソン
原作
グレアム・スウィフト『マザリング・サンデー』(新潮クレスト・ブックス)
出演
オデッサ・ヤング、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、オリヴィア・コールマンほか
作品情報
2021年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : Mothering Sunday
公開日
5月27日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
配給
松竹
後援
ブリティッシュ・カウンシル

©CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND NUMBER 9 FILMS SUNDAY LIMITED 2021 All rights reserved.

Link

https://movies.shochiku.co.jp/sunday/

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