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ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』2024年7月より上演決定
不況に喘ぐ英国北部の炭鉱の町ダラムを舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画『リトル・ダンサー』(原題BILLY ELLIOT)を原作にしたミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』が、2024年7月~11月、東京・大阪にて上演が決定。加えて、タイトルロールのビリー・エリオット役と、ビリーの親友であるマイケル役のオーディション開催が決定しました。
音楽エルトン・ジョン × 脚本・歌詞リー・ホール × 演出スティーヴン・ダルドリー
スティーヴン・ダルドリー監督による映画『リトル・ダンサー』は世界中の観客を虜にしただけでなく、『ライオンキング』や『アイーダ』などの傑作ミュージカルも手がけたエルトン・ジョンも号泣するほど感動したそうで、後のインタヴューで「すごく泣いた。泣きすぎて、観終わったあとは立ちあがるのに人の手を借りなければならなかったよ」と語っています。
2020年舞台写真 / 撮影 : 田中亜紀
2005年、リー・ホールが脚本・歌詞、スティーヴン・ダルドリーが演出を担当、そこにエルトン・ジョンが音楽で加わってミュージカル化され、世界中で成功を収めました。
全世界で80以上の演劇賞を獲得。1000万人以上の観客を魅了し続ける
主役のビリーは様々な演技や歌だけでなく、バレエをはじめとする様々な分野で高い能力が必要な難役。そのため、この作品では世界各地で長期トレーニングと併行したオーディションが行われてきました。
2020年舞台写真 / 撮影 : 田中亜紀
ロンドン初演時に数千人の応募者の中から見出された少年は3人。そこからレッスンに1年の歳月をかけて迎えた初日、観客は彼らの圧倒的なパフォーマンスと、作品の持つ巨大なエネルギーに言葉を失くしたそうです。
2006年にはローレンス・オリヴィエ賞で4部門、ブロードウェイ進出後の2009年にはトニー賞で10部門で受賞。主役ビリーを演じた子どもたち3人は、双方の主演男優賞部門で史上初の3人同時受賞を果たしました。
バレエに目覚めた少年が追い求める夢に、誰もが心を揺さぶられる
2015年11月、日本初演に向けてビリー役の募集がスタート。翌年4月には海外よりクリエイティヴ・スタッフが来日し、応募総数1,346名の中から10名のビリー役候補が選出されてレッスン形式のオーディションが開催されました。
そして約1年にわたるオーディションを勝ち抜き、日本でビリー・エリオットを演じる5名が決定。彼らと、そして同じくオーディションで選ばれた実力派大人キャストを迎えた『ビリー・エリオット』日本初演が2017年7月についに開幕したのでした。
連日多くの観客が劇場に詰めかけ、約4か月に渡り東京・大阪でロングランされた本作は、約16万人の観客を興奮と感動の渦に巻き込みました。
2020年舞台写真 / 撮影 : 田中亜紀
日本演劇界にも一大旋風を巻き起こした本作は、2017年の菊田一夫演劇賞大賞、読売演劇大賞 選考委員特別賞など数多くの演劇賞を受賞。そして、2020年9月、新型コロナウイルスの影響による一部中止を乗り越え、新たにオーディションで選ばれたビリー・エリオット役4名と共に東京・大阪にて再演。
未曾有の事態で世の中が混沌に包まれた当時、このミュージカルが観客に明るい希望をもたらし、劇場は感動と興奮に包まれました。
そんなミュージカル『ビリー・エリオット』が2024年7月~11月に上演決定。加えて、タイトルロールのビリー・エリオット役と、ビリーの親友であるマイケル役のオーディション開催が決定しました。
今回も1年以上にわたるレッスンを積み、新たなビリー役が誕生します。観客の心を揺さぶるミュージカル『ビリー・エリオット』への期待が今から高まります。
2020年舞台写真 / 撮影 : 田中亜紀
Story
1984年の英国。炭鉱不況に喘ぐ北部の町ダラムでは、労働者たちの間で時のサッチャー政権に対する不満が高まり、不穏な空気が流れていた。数年前に母を亡くした少年・ビリーもまた、炭鉱で働く父と兄、祖母と先行きの見えない毎日を送っていた。
父はビリーに逞しく育って欲しいと、乏しい家計からお金を工面し、ビリーにボクシングを習わせるが、ある日、バレエ教室のレッスンを偶然目にし、戸惑いながらも、少女達と共にレッスンに参加するようになる。ボクシングの月謝で家族に内緒でバレエ教室に通っていたが、その事を父親が知り大激怒。バレエを辞めさせられてしまう。
2020年舞台写真 / 撮影 : 田中亜紀
しかし、踊っているときだけはツライことも忘れて夢中になれるビリーは、バレエをあきらめることができない。そんなビリーの才能を見出したウィルキンソン夫人は、無料でバレエの特訓をし、イギリスの名門「ロイヤル・バレエスクール」の受験を一緒に目指す。
一方、男手一つで息子を育ててきた父は、男は逞しく育つべきだとバレエを強く反対していたが、ある晩ビリーがひとり踊っている姿を見る。それは今まで見たことの無い息子の姿だった。ビリーのあふれる情熱と才能、そして”バレエダンサーになる”という強い思いを知り、父として何とか夢を叶えてやりたい、自分とは違う世界を見せてやりたい、と決心する。
11歳の少年が夢に向かって突き進む姿、家族との軋轢、亡き母親への思い、祖母の温かい応援。度重なる苦難を乗り越えながら、ビリーの夢は家族全員の夢となり、やがて街全体の夢となっていく……。
オーディション情報
ビリー・エリオット役(主役) / マイケル役(ビリーの親友)のオーディションを実施(デビー役・バレエガールズ役は2023年夏募集予定)。
ワークショップ形式のオーディションとなり、1年以上かけてレッスンを重ねたうえで本番を迎えます。
舞台経験は問わず、自分を表現することが大好きな方を募集しています。
- 募集する役
- ビリー・エリオット役 : 英国北東部のダラムに住む10歳の少年。偶然バレエと出会い、バレエダンサーを目指すようになる / マイケル役 : ビリーとボクシング教室に通う親友。自分らしく生きることがモットー。
- 募集条件 ※ビリー役・マイケル役共通
- 年齢 : 8歳~13歳前後(2024年時点) ※11歳の少年を演じられる方、性別 : 男性(声変わりをしていない方)、身長 : 147cm以下、備考 : バレエ、タップ、アクロバット、歌、演技などの経験があれば記載
- 備考
- ビリー役として出演が決定した場合、安全性が確保された状態での高所での振り付け・演技があります。希望する役とは別の役で審査が進む可能性があります。ビリー役、マイケル役ともに合格後でも声変わりを迎えた場合は出演できませんので了承ください。
- 応募フォーム
- https://form.run/@billy2024
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