マシュー・ボーン版『ロミオとジュリエット』2024年来日公演!近未来の矯正施設で繰り広げられる衝撃の愛の物語

マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』

英国で最も人気があり、最も成功した演出家、振付家のひとりとして名高いマシュー・ボーン。彼が2019年に世に放ったのは、シェイクスピア悲劇の名作『ロミオとジュリエット』。古典を大胆な解釈で再構築してきた鬼才ならではの“ずらし”が施されたこの作品は、近未来の矯正施設“ヴェローナ・インスティテュート”で物語が展開されます。2024年春、5年ぶりにニュー・アドベンチャーズが来日し、この最も残酷で痛ましく、そして最もセクシーな「ロミオとジュリエット」を日本の観客にお届けします。

ストレートプレイもバレエも超えた新しい『ロミオとジュリエット』

言わずとしれたシェイクスピア悲劇の名作『ロミオとジュリエット』は、多くの芸術家によって様々な形で表現されてきました。ストレートプレイはもちろん、ケネス・マクミラン振付によるクラシックバレエの名作、そしてミュージカルも人気を博しました。

しかし、マシュー・ボーンが手がけたこの作品は、それらとは一線を画す新しい『ロミオとジュリエット』です。クラシックバレエ版と同じくプロコフィエフの音楽を使いながら、舞台は14世紀のイタリアではなく、近未来。反抗的な若者たちの矯正施設“ヴェローナ・インスティテュート”で物語は繰り広げられます。

対立するモンタギュー家とキャピュレット家という存在はありませんが、理不尽な抑圧の中で若者たちが抱える生きづらさは共通のテーマとなっています。原作ではジュリエットに密かに想いを寄せる従兄のティボルトは、ここではジュリエットを蹂躙する看守であり、ふたりの恋人たちを支援するローレンス神父は女性に置き換わっているものの頼れる存在のまま、そしてロミオの親友であるマキューシオはゲイとして描かれていたりと、マシュー・ボーンならではの“ずらし”を発見するのも楽しみのひとつかもしれません。

ニュー・アドベンチャーズのキャスト陣が織りなすダイナミックなダンス

この作品のもうひとつの魅力は、マシュー・ボーンが率いるカンパニー、ニュー・アドベンチャーズのキャスト陣が織りなすダイナミックなダンスです。これまでのニュー・アドベンチャーズ来日公演でおなじみの顔ぶれも多いキャスト陣による本作は、マシュー・ボーンファンにとって必見といえるでしょう。

マシュー・ボーン(演出・振付)からのコメント

マシュー・ボーン

    新作として『ロミオとジュリエット』に取り組むことには長年ためらいがありました。これほど多くのバージョンが上演されている原作からこれ以上新しいことができるのだろうか? と考えたからです。
    しかし、2019年に始まった英国全土の若い才能を育成するプロジェクトの中にインスピレーションを得ることになりました。私がいつも仕事をしている世界的なクリエイティブ・チームに、新進気鋭のクリエイターやキャストを迎えて、素晴らしい作品を創ることができました。そして、それは予想外の大ヒット作となったのです!
    この作品がニュー・アドベンチャーズのレパートリーとして再演を果たし、若者たちの力強い愛の物語を皆さまにお届けできることを大変楽しみにしています。

 

マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』ポスター

 

公演期間
2024年4月10日(水)~21日(日)
会場
東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ11階
チケット発売日
2023年12月発売予定

Link

https://horipro-stage.jp/stage/mbrj2024/

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