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ガイ・リッチー監督の魅力を再発見!最新作『コヴェナント/約束の救出』とおすすめの過去作5選
ガイ・リッチー監督は、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『シャーロック・ホームズ』など、痛快なアクション・エンターテインメントで世界中の映画ファンを魅了してきました。しかし、その最新作『コヴェナント/約束の救出』は、今までとは一味違う作品です。実話を基にした社会派ヒューマンサスペンスで、アフガニスタン問題の裏側に迫ります。本記事では、この新作と監督の代表作5選を紹介します。ガイ・リッチー監督の魅力を再発見できるはずです。
『コヴェナント/約束の救出』とは
映画『コヴェナント/約束の救出』は、2024年2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開されるガイ・リッチー監督の最新作です。2018年のアフガニスタンを舞台に、米軍曹長のジョン・キンリーとアフガン人通訳アーメッドの国境を越えた熱く固い絆を描いた作品です。
ガイ・リッチー監督は、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『オペレーション・フォーチュン』など、数々の痛快なアクション・エンターテインメントを世に送り出し、大ヒットを記録してきました。しかし、本作は、監督が“今なお続くアフガニスタン問題と、米軍に協力したアフガン人通訳についてのドキュメンタリー”を見て、どうしても全世界に伝えなければならないテーマだと深く心を動かされ、製作した最新作です。今回初めての本格的な社会派ヒューマンドラマに挑戦し、アフガニスタン問題の裏側に迫る衝撃の感動作を生み出しました。
本作は、辛口批評サイト「ロッテン・トマト」で98%支持(観客スコア/2024年1月時点)の高評価を叩き出す、映画マニアも納得の見応えとなっています。そんなガイ・リッチー監督の新境地に挑戦した本作を存分に楽しむために、過去作5選を紹介。公開前にぜひ、これまでの監督作を総ざらいしてみてはいかがでしょうか。
ガイ・リッチー監督の代表作5選
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1999年日本公開)
初長編監督作であり、ガイ・リッチーの名を世界に知らしめた代表作。ロンドンの下町を舞台に、多額の借金返済に追われることとなった悪友4人組が、一獲千金を狙ってギャングやマフィアを巻き込んだ騒動を引き起こしていくクライムアクション作品です。独特なユーモアと、スタイリッシュな演出、緻密な脚本をもとにした群像劇仕立てのストーリーが話題を呼びました。のちに“黄金コンビ”と呼ばれるガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムの初タッグ作品であると同時に、ジェイソン・ステイサムの俳優デビュー作でもあります。
『スナッチ』(2001年日本公開)
長編監督第2作目。1作目に引き続き、ジェイソン・ステイサムが出演するほか、ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ、スティーヴン・グレアムらが共演したクライムコメディ作品で、ロンドンの下町を舞台にしたリッチー監督らしい犯罪群像劇です。ベニチオ・デル・トロ扮する強盗フランキーの盗んだ86カラットの大粒ダイヤモンドをめぐって、総勢13名と1匹の悪党たちが盗みあいの大騒動を繰り広げます。トップスター、ブラッド・ピットが破格のギャラで出演を承諾し、流浪民のボクサー役を演じたことでも注目を浴びました。
『シャーロック・ホームズ』(2010年日本公開)
英国を代表する小説家アーサー・コナン・ドイルが創作した世界的に有名な私立探偵シャーロック・ホームズに着想を得て製作された作品です。ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウ扮するホームズとワトソンの凸凹バディが話題となり、ロバート・ダウニー・Jr は2010年のゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)に輝きました。黒魔術的な儀式による連続殺人事件を追うストーリーですが、従来のイメージとは異なる“肉体派ホームズ”が魅せるハードなアクションシーンが見どころのひとつです。
『ジェントルメン』(2021年日本公開)
“英国のアンダーグラウンド”、“ならず者”、“群像劇”などの要素で構成されたクライムサスペンスです。監督初期作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』を彷彿とさせる題材から、原点回帰作と注目を集めました。ロンドンで長年にわたる大麻の大量栽培・販売で財を成した米国人ミッキーが、総額500億円のビジネスを売却するという噂が流れる暗黒街で巻き起こる、一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちによるスリリングな跡目争いが描かれます。過去作からの小ネタやトリビアが満載で映画ファン必見の一作。さらに、現在Netflixオリジナルでスピンオフドラマの製作が進行中で、ドラマ版でもリッチー監督が脚本・製作総指揮を務めています。
『オペレーション・フォーチュン』(2023年日本公開)
“黄金コンビ”と呼ばれるガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムの5度目のタッグ作にして、“ベスト・ステイサム”が堪能できると話題になったガイ・リッチー節全開、遊び心たっぷりのスパイ・アクション映画。幾度となく最強の男を演じてきたステイサムが、MI6御用達の敏腕エージェントを演じます。ミッションは、100億ドルで闇取引されるとてつもなくヤバいブツ=“ハンドル”を追跡・回収すること。天才ハッカーや新米スナイパー、能天気ハリウッドスターたちを率いて即席チームを結成し、次第に明らかになっていく巨大な陰謀の阻止に挑みます。
『コヴェナント/約束の救出』(2月23日公開)
ガイ・リッチー監督キャリア初となる社会派ヒューマン・サスペンス。主人公キンリー軍曹率いる部隊は、タリバンの爆発物製造工場に突入するも、激しい銃撃戦となり壊滅状態に陥ります。キンリーも瀕死の傷を負いますが、アフガン人通訳アーメッドの命がけの救出によってついに帰還を果たします。ですが、回復したキンリーは、アーメッドが自分を救出したことによってタリバンから追われる身となり、行方不明だと知らされます。国境を越えたふたりの男の“絆”と互いの“救出”が、大迫力の映像によって美しく紡がれる衝撃の一作。リッチー監督らしいスタイリッシュな演出も健在です。
- 監督・脚本・製作
- ガイ・リッチー
- 出演
- ジェイク・ギレンホール、ダール・サリム、アントニー・スター、アレクサンダー・ルドウィグ、ボビー・スコフィールド、エミリー・ビーチャム、ジョニー・リー・ミラーほか
- 作品情報
- 2022年 / アメリカ映画 / 英語 / 原題 : GUY RITCHIE’S THE COVENANT
- 公開日
- 2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開
- 配給
- キノフィルムズ
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