『リトル・ダンサー』がデジタルリマスター版で10月4日(金)より再上映!バレエと運命的に出会うビリーを描く本編映像が公開に

リトル・ダンサー場面写真

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、『愛を読むひと』、『めぐりあう時間たち』など上質なドラマの名手として知られるスティーヴン・ダルドリーの監督デビュー作にして、いまもなお多くの人に愛される不朽の感動作『リトル・ダンサー』がデジタルリマスター版で10月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開決定! バレエと運命的に出会い、恥ずかしがりながらステップをするビリーが可愛い本編映像が公開されました。




舞台は炭鉱不況真っ只中の1984年

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2000年9月29日に本国イギリスで公開された本作は、500万ドルという低予算にも関わらず、世界の映画祭で高い評価を受け1億ドル超えの大ヒット。日本でも2001年1月27日から公開されると、ひたむきに夢を追いかける少年ビリー・エリオットの煌めく姿に多くの観客が胸を熱くした不朽の感動作です。舞台は1984年のイングランド北東部ダラム。炭鉱不況の真っ只中で、炭鉱ストライキで街全体が停滞したムードが漂う中、ビリーは踊ることの喜びに目覚めます。

偏見にめげず環境に負けず、夢を実現しようとする11才の少年

そんな本作の魅力は、11才の少年ビリーが偏見にめげず環境に負けず、夢を実現する姿。コロナ禍を経て価値観が多様化した今は、誰もが自分の環境に縛られることなく可能性に賭けることができる時代。だからこそ、夢をあきらめない少年ビリーの姿は、23年前以上に私たちの胸を震わせます。勇気や情熱の大切さを伝えてくれる本作は、時代を超えてもなお多くの人にとっての観るべき1本になるはずです。

本作から3作続けてアカデミー賞の監督賞・作品賞の候補に

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監督は本作で映画監督デビューとなったスティーヴン・ダルドリー。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、『愛を読むひと』、『めぐりあう時間たち』など上質なドラマの名手として知られる名匠です。舞台演出家出身ならではの大胆な演出方法で第1作目にして早くもアカデミー賞監督賞候補に名を連ね、本作から3作続けてアカデミー賞の監督賞・作品賞の候補となる快挙を成し遂げました。



無名の少年が一夜にしてスターに

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またバレエ・ダンサーを夢見る主人公のビリーを演じたのは、『ロケットマン』や『異人たち』など今もなお数多くの作品に出演し続ける実力派俳優ジェイミー・ベル。当時13歳だったジェイミー・ベルは、2,000人を超える候補者の中からオーディションで選ばれました。ビリーにとって踊ることは、自分を表現する手段。軽やかな動きでなく、力強く激しく“これが僕のバレエなんだ”と訴えてくるダンスシーンの数々は圧巻です。

父親にバレエを反対された怒りをダンスにぶつけるシーン、町中を踊りまわるシーンなど、新人ながら希望や悲しみ、様々な感情をダンスに乗せて素晴らしい演技を披露し、本作がカンヌ国際映画祭監督週間クロージングで上映されるや否や、無名の少年が一夜にしてスターに! と大絶賛されました。

英国の演技派俳優が脇を固める

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そして共演には『ハリー・ポッター』シリーズのモリー・ウィーズリーなどで知られるベテラン俳優・ジュリー・ウォルターズ。ビリーにバレエの楽しさを教えてくれるウィルキンソン先生を熱演し、第73回アカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たしました。さらに『マーベルズ』のゲイリー・ルイスがビリーの父を演じ、世界的バレエ・ダンサーのアダム・クーパーが特別出演しているのも見逃せません。



ビリーの感情に寄り添うように鳴り響く名曲たち

また、音楽はT・レックスによる名曲の数々と、ザ・ジャムの「悪意という名の街」やザ・クラッシュ「ロンドン・コーリング」、ザ・スタイル・カウンシル「タンブリング・タウン」などの楽曲などが使用され、ビリーの感情に寄り添うように鳴り響くのも本作の魅力といえます。

感動に震えたエルトン・ジョンがミュージカル化

さらに本作に深く感動したエルトン・ジョンが、興奮冷めやらぬままスティーヴン・ダルドリー監督に会いに行きミュージカル化を提案。エルトン・ジョンが楽曲を書き下ろし、ダルドリー監督が演出を手がけた「Billy Elliot the Musical」が、2005年にロンドンのヴィクトリア・パレス劇場で初上演されました。その後、2008年にブロードウェイ進出し、トニー賞10部門を含む演劇賞を独占。日本では2017年に「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」のタイトルで初演され、菊田一夫演劇大賞を受賞するなど高く評価されました。

劇中の名シーンのひとつを抜き出した本編映像

このたび公開された本編映像は、初めて出会ったバレエにあっという間に心を奪われ、女の子たちと一緒にステップを踏み始めるシーン。

同級生のデビーに「踊ったら?」と言われ、最初は「イヤだよ」と恥ずかしさからか拒否していたビリーでしたが、その目は初めて見るバレエの世界に釘付けになり、いつの間にか恥ずかしさも忘れて、見よう見まねでレッスンを受けてしまいます。初めて触るバレエシューズに目をキラキラ輝かせさせ、バレエに夢中になっていくビリーの姿が初々しく、観るものすべての心を一瞬で奪ってしまう劇中の名シーンのひとつです。

リトル・ダンサー場面写真

ビリーを演じたジェイミー・ベルがバレエを始めたのは6歳で、その当時はまだ男性がバレエをやるということに偏見があった時代のようで、ジェイミーは「ある大会で女の子がリズムをはずしてタップ・ダンスをするのを見て、ぼくならもっと上手にできるよって話したら、ママがダンス教室に通わせてくれたんだ。でも慣れるまではすごく練習しなくちゃいけないし、学校では女がやることだって言われた。だからぼくもビリーのように男らしくサッカーの練習に出てから、内緒でダンス教室に通っていたんだ」と、劇中のビリーと同様な経験をしたことを明かしています。

リトル・ダンサー場面写真

「ロンドンのロイヤル・バレエ団で踊る」というビリーが抱いた大きな夢。周囲のバレエに対する偏見がありながらも、自分の可能性を信じ、努力を重ねるビリーの姿に何度も感動させられる必見の名作です。

 

リトル・ダンサー デジタルリマスター版 メインヴィジュアル
監督
スティーヴン・ダルドリー
脚本
リー・ホール
出演
ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドレイヴン、ジーン・ヘイウッド、スチュアート・ウェルズ、アダム・クーパー
作品情報
2000年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : Billy Elliot
公開日
10月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
配給
シンカ

©2000 Tiger Aspect Pictures (Billy Boy) Ltd.

 

Link

https://synca.jp/littledancer2024/

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