エイミー・ワインハウスが愛したロンドンを訪ねて:映画『Back to Black エイミーのすべて』で巡る音楽と文化の聖地

Back to Black エイミーのすべて

エイミー・ワインハウスの半生を描いた映画『Back to Black エイミーのすべて』が2024年11月22日(金)に日本で公開されます。本作を通じて、21世紀を代表するシンガーが愛したロンドンの文化と芸術の魅力を探ります。




エイミー・ワインハウスの軌跡:ロンドンが育んだ稀代の歌姫

エイミー・ワインハウスは、2011年7月に27歳の若さで早逝した稀代の歌姫です。彼女は様々な音楽的要素を融合させた独自のスタイルとサウンドで、世界中で3,000万枚以上のレコードを売り上げ、現在でも月間8,000万回以上のストリーミング再生数を誇る近年の歴史上最も偉大なアーティストのひとりとなりました。

グラミー賞5部門受賞の栄光

 

エイミーは、2ndアルバムにして最終作となった『バック・トゥ・ブラック』でグラミー賞5部門を受賞し、世界的大スターの地位を獲得しました。彼女の感情むき出しの歌詞と独特のけだるいハスキーヴォイスは、多くの人々の心を捉えました。

映画『Back to Black エイミーのすべて』の概要

 

『Back to Black エイミーのすべて』場面写真

本作は、サム・テイラー=ジョンソン監督が手がけ、エイミー役をマリサ・アベラが演じています。映画は、エイミーの波乱に満ちた愛と喪失の物語を描き、彼女の知られざる素顔に迫ります。



エイミー・ワインハウスが愛したロンドンの名所

映画『Back to Black エイミーのすべて』を通じて、エイミーが愛したロンドンの魅力的なスポットを巡ることができます。

ザ・グッド・ミキサー:アーティストの交流の場

 

Back to Black エイミーのすべて

Dean Rogers / Focus Features

カムデンにある「ザ・グッド・ミキサー」は、エイミーが愛したパブのひとつです。多くのミュージシャンやアーティストが集まるこの場所で、エイミーは友人たちと過ごし、地元のアーティストやファンとの交流を楽しんでいました。

プリムローズ・ヒル:ロンドンを一望する美しい丘

 

プリムローズヒル

映画の舞台としても多く登場する「プリムローズ・ヒル」は、エイミーがブレイクや祖母シンシアとピクニックを楽しんだ場所です。ロンドン市街地を一望できる美しい丘として知られています。

ロニー・スコッツ・ジャズ・クラブ:ジャズの聖地

 

Back to Black エイミーのすべて

1959年に開店した老舗ジャズクラブ「ロニー・スコッツ・ジャズ・クラブ」は、エイミーにとって特別な場所でした。祖母シンシアの影響で偉大なシンガーの歴史にどっぷり浸かっていた彼女は、父ミッチとここを訪れ、即興で音楽を奏でたこともあります。ロニー・スコッツとは「ロニー・スコットの店」を表していて、テナーサクソフォーン奏者だったロニーはシンシアの元恋人と言われています。なお、映画の冒頭でシンシアがエイミーに渡す缶に入れた写真は、元ジャズ歌手のシンシアがロニースコッツで歌っていた時のものです。

バー・イタリア:ソーホーの老舗カフェ

 

Back to Black エイミーのすべて

ソーホーにある「バー・イタリア」は、1949年創業の老舗カフェで、エイミー・ワインハウスが頻繁にコーヒーを飲みに訪れた場所のひとつです。60年代にはモッズがフラミンゴ・クラブやマーキー・クラブへ繰り出す前の待ち合わせ場所として使われ、その後も現在にいたるまでモッズが愛するカフェとして店先にスクーターが並びます。

その他のエイミーゆかりの場所

 

– ロンドン動物園:ブレイクとのデートスポット
– フラミンエイトタトゥースタジオ:エイミーのお気に入りの場所

これらの場所を巡ることで、エイミー・ワインハウスの足跡をたどり、彼女が愛したロンドンの魅力を体感することができます。

ロンドンの文化と芸術:エイミー・ワインハウスの音楽の源泉

Back to Black エイミーのすべて

エイミー・ワインハウスの音楽は、ロンドンの豊かな文化と芸術の土壌から生まれました。彼女の音楽性には、ジャズ、ソウル、R&B、ポップなど、様々なジャンルの影響が見られます。

ロンドンの音楽シーン

 

Back to Black エイミーのすべて

Dean Rogers / Focus Features

ロンドンは、世界的に有名な音楽シーンを持つ都市です。カムデンやソーホーなどの地域には、ライヴハウスやレコードショップが集まり、新しい才能が育つ環境が整っています。エイミーもこうした環境の中で、自身の音楽スタイルを確立していきました。

多文化共生の街

 

<p style="text-align: center;"><span style="font-size: 8pt;">Dean Rogers / Focus Features</span></p>

ロンドンの多様性は、エイミーの音楽にも大きな影響を与えました。様々な文化背景を持つ人々が共存する街の雰囲気が、彼女の音楽の奥行きを生み出したと言えるでしょう。

『Back to Black エイミーのすべて』の日本公開日

親族をはじめエイミー・ワインハウス財団公認のエイミー・ワインハウスの“知られざる素顔”に迫った『Back to Black エイミーのすべて』は、11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショーされます。
い。

Back to Black エイミーのすべて

 

監督
サム・テイラー=ジョンソン
脚本
マット・グリーンハルシュ
出演
マリサ・アベラ、ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、サム・ブキャナン、レスリー・マンヴィルほか
作品情報
2024年 / イギリス・フランス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Back to Black
公開日
11月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー
配給
パルコ ユニバーサル映画

©2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.



『Back to Black エイミーのすべて』は、単にエイミー・ワインハウスの半生を描いた作品ではありません。この映画は、ロンドンという都市の魅力、そしてそこから生まれる音楽と文化の力を再認識させてくれる作品でもあります。エイミーが愛したロンドンの名所を巡ることで、彼女の音楽がどのように形成されていったかを、より深く理解することができるでしょう。映画の公開を機に、ロンドンの文化と芸術の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。

 

Link

https://btb-movie.com/

Share
  • facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Mail

Sponsered Link

Sponsered Link

Recommends
合わせて読みたい

Sponsered Link

Sponsered Link