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『トレインスポッティング』が2026年1月30日から全国リバイバル上映、劇場公開30周年を記念した2週間限定イベント
国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」が主催する90年代名作上映企画「Filmarks 90’s」の第13弾として、ダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー主演の英国映画『トレインスポッティング』が2026年1月30日(金)より全国80館で2週間限定リバイバル上映されます。1996年の劇場公開から30周年を記念した本企画では、1990年代のスコットランドを舞台にジャンキーの若者たちの生き様を描いた青春映画の金字塔が、映画館のスクリーンと音響で再び楽しめます。
1996年日本公開時にミニシアターブームを牽引

『トレインスポッティング』は、アーヴィン・ウェルシュの同名小説をダニー・ボイル監督が映画化した作品で、スコットランドのエディンバラを舞台に1990年代の若者たちが抱える薬物依存と絶望、そして希望を赤裸々に描いています。1996年の日本公開時には渋谷のシネマライズを中心に33週にわたってロングラン上映され、興行収入2億3,000万円から2億4,000万円を記録し、当時のミニシアターとしては驚異的なヒットとなりました。この成功は90年代のミニシアター・ブームを象徴する出来事として映画史に刻まれています。

本作の視覚表現を手がけたクリエイティヴ集団「TOMATO」のアートワークも大きな話題を呼び、映画だけでなくヴィジュアルカルチャー全体に影響を与えました。ダニー・ボイル監督は本作で国際的な評価を確立し、その後『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年)でアカデミー監督賞を受賞するなど、現代英国映画を代表する監督のひとりとなりました。
ブリットポップの時代を体感できるサウンドトラック
『トレインスポッティング』のサウンドトラックには、ブラー、パルプ、プライマル・スクリーム、アンダーワールド、ブライアン・イーノ、ニュー・オーダー、イギー・ポップ、ルー・リードといった錚々たるミュージシャンが名を連ねています。1990年代半ばの英国では、オアシスやブラーを中心としたブリットポップ・ムーヴメントが全盛期を迎えており、本作はその音楽シーンを映画の中に大々的にフィーチャーした点でも画期的でした。
また、80年代後半から90年代前半にかけてマンチェスターを中心に起こったマッドチェスター・ムーヴメントの影響も色濃く反映されており、映画と音楽の両面から1990年代の英国若者文化を体感できる作品となっています。映画館の音響システムでこれらの楽曲を聴くことで、当時の熱気と衝撃を改めて味わえる貴重な機会といえるでしょう。
全国80館で上映、R15+指定と公開詳細

本リバイバル上映は2026年1月30日(金)から2週間限定で、北は北海道から南は沖縄まで全国80館で実施されます。公開劇場は順次追加予定で、最新情報は公式X(@Filmarks_ticket)で随時発表されます。主な上映館には、東京の新宿ピカデリーや池袋HUMAXシネマズ、大阪のなんばパークスシネマやテアトル梅田、京都のMOVIX京都や出町座などが含まれており、都市部だけでなく地方のシネマコンプレックスでも上映が予定されています。

本作はR15+指定のため、15歳未満の方は鑑賞できません。料金は全国一律1,600円均一で、各種サービスデーや他の割引サービスは利用できません。オリジナルの入場者特典も配布予定ですが、詳細は後日発表される予定です。
公開情報
- 監督
- ダニー・ボイル
- 脚本
- ジョン・ホッジ
- 原作
- アーヴィン・ウェルシュ
- 出演
- ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ケヴィン・マクキッド、ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド、ピーター・マラン、ジェームズ・コスモ、アイリーン・ニコラス、スーザン・ビドラー、ポーリーン・リンチ、シャーリー・ヘンダーソン、スチュワート・マッカリー、アーヴィン・ウェルシュ、デール・ウィントンほか
- 作品情報
- 1996年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : Trainspotting
- 公開日
- 2026年1月30日(金)より全国80館で2週間限定上映
- 配給
- アスミック・エース、Filmarks
©Channel Four Television Corporation MCMXCV
30年を経て色褪せない英国カウンターカルチャーの魅力

『トレインスポッティング』は、主人公マーク・レントン(ユアン・マクレガー)と仲間たちがドラッグに苦しみながらも、窃盗や詐欺を繰り返し、最終的には大量の麻薬取引で人生を変えようと賭けに出る物語です。ケンカが趣味のベグビー、気のいい小心者スパッド、女たらしのシック・ボーイといった個性的なキャラクターたちが織りなすドラマは、絶望と希望、裏切りと友情を生々しく描き出しています。
1996年の公開当時、本作は若者のリアルな現実を描いた衝撃作として世界的に注目され、ユアン・マクレガーの出世作となりました。2017年には続編『T2 トレインスポッティング』も制作されており、ダニー・ボイル監督とキャストが再結集したことでも話題となりました。30周年を迎える今回のリバイバル上映は、英国のカウンターカルチャーと90年代の青春映画の魅力を再発見する絶好の機会となりそうです。
Link
https://filmaga.filmarks.com/articles/329383/
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