映画『嵐が丘』純白ドレスと枯れ木の対比で描く身分差|愛のコンビネーション・ビジュアル公開

映画『嵐が丘』【愛のコンビネーション・ビジュアル】

映画『嵐が丘』の特別ビジュアル第2弾が公開されました。マーゴット・ロビー演じるキャサリンの純白ウェディングドレス姿と、ジェイコブ・エロルディ演じるヒースクリフの枯れ木の下に佇む孤独な姿を2枚組で対比させた「愛のコンビネーション・ビジュアル」は、身分違いのふたりの宿命を象徴的に表現しています。




2枚組で描く「近くて遠い」ふたりの宿命

 

映画『嵐が丘』【愛のコンビネーション・ビジュアル】

 

今回解禁された「愛のコンビネーション・ビジュアル」は、2枚の画像を並べることで物語の核心を視覚的に表現しています。1枚目では、立ち込める霧の中で純白のウェディングドレスを纏ったキャサリンが、巨大なベールを激しくはためかせています。その美しさは気高くもどこか危うく、「彼女は一体誰の花嫁になったのか」という問いを観る者に突きつけます。

対照的に2枚目では、寂しげな枯れ木の下に佇むヒースクリフが野性味を帯びつつもみすぼらしい姿を見せ、ふたりの間に横たわる残酷なまでの身分差を強調しています。吹き荒れる強風と静寂の中に潜む狂おしいほどの情熱が、「こんなにも近くにいるのに、決して一つになれない」ふたりの運命を浮かび上がらせる構成です。公開まで31日となったタイミングで、この象徴的なビジュアルを打ち出すことで、観客の期待を高める戦略が見て取れます。



過去の映像化とビジュアル戦略の違い

 

映画『嵐が丘』【愛のコンビネーション・ビジュアル】

 

『嵐が丘』は過去に複数回映像化されてきましたが、そのビジュアル戦略は時代ごとに異なります。1939年公開のウィリアム・ワイラー監督版では、ローレンス・オリヴィエとマール・オベロンの古典的なロマンス映画としてのイメージが前面に出されました。1992年のピーター・コズミンスキー監督版では、ジュリエット・ビノシュとレイフ・ファインズの情熱的な演技が強調され、より暗く官能的な側面が打ち出されました。

今回のエメラルド・フェネル監督版は、2枚組のコンビネーション・ビジュアルという手法で「対比」と「分断」を視覚化しています。この手法は、1枚のポスターでは表現しきれない複雑な関係性を提示し、SNS時代の拡散性も考慮した現代的なアプローチと言えます。純白のウェディングドレスという強烈なビジュアル・アイコンは、マーゴット・ロビーが主演・プロデュースした『バービー』で見せたピンク一色の世界観と同様に、一目で印象に残る色彩戦略です。



アカデミー賞ノミネート俳優が挑む難役

ヒースクリフ役のジェイコブ・エロルディは、2025年公開のギレルモ・デル・トロ監督『フランケンシュタイン』で怪物役を演じ、その圧倒的な存在感から第98回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。若い世代から支持を集めた『キスから始まるものがたり』や『ユーフォリア/EUPHORIA』から、批評家からも認められる演技派へと成長を遂げた彼が、名実ともにトップスターとなった今のタイミングで本作に挑んでいます。

マーゴット・ロビーは海外メディアの取材で、フェネル監督について「観る者の身体的な反応を引き出すことこそが彼女のスーパーパワーです」と最大級の賛辞を贈っています。監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』でイギリス人女性監督として史上初めてアカデミー賞脚本賞を受賞したフェネル監督が、軽快な展開の裏に人間や社会の闇をえぐり出す現代的な感性で、世紀のラブストーリーをどう再構築するかに注目が集まります。



チャーリーxcxの音楽が生む新たな『嵐が丘』体験

本作の音楽を包括的にプロデュースするのは、世界的ポップアイコンでグラミー賞3部門を受賞したチャーリーxcxです。劇伴から劇中歌まで手がけ、予告編で流れる「Chains of Love」では“Can’t breathe without you(あなたがここにいないと息もできない)”という歌詞で、抗えない愛の痛みをエモーショナルに表現しています。

チャーリーxcxは脚本を読んだ瞬間にインスピレーションが湧き、「情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さ」を音楽で描き出したと語っています。19世紀イングランドの物語に現代的なポップサウンドを融合させるアプローチは、従来の時代劇映画の枠を超えた体験を提供します。プロダクションデザインのスージー・デイヴィーズ(『教皇選挙』)、衣装デザインのジャクリーヌ・デュラン(『バービー』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』)、撮影監督のリヌス・サンドグレン(『ラ・ラ・ランド』)といったアカデミー賞常連のスタッフが、この新たな感性を視覚化しています。

公開まで1か月を切った本作の全貌

物語の舞台はヨークシャーの広大な高台「嵐が丘」です。そこに佇む屋敷に住む美しい令嬢キャサリン(マーゴット・ロビー)と、引き取られた孤児のヒースクリフ(ジェイコブ・エロルディ)は、幼少期から魂の奥底で心を通い合わせ、やがて大人になり理性では抗えないほど激しく惹かれ合います。だが永遠を誓ったふたりの愛は、身分の違いや周囲の思惑、そして時代の荒波に飲み込まれ、予期せぬ悲劇的な道をたどることになります。

マーゴット・ロビーは「間違いなく挑発的ではあるけれど、それ以上にロマンティック」と作品の魅力を語り、「胸が熱くなったり、あるいは体を殴られて息が止まるような感覚こそが、エメラルド・フェネル監督の真骨頂」と監督の手腕に太鼓判を押しています。

公開情報

 

『嵐が丘』ポスタービジュアル

 

監督・脚本
エメラルド・フェネル
出演
マーゴット・ロビー、ジェイコブ・エロルディ、ホン・チャウほか
作品情報
2026年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Wuthering Heights
公開日
2月27日(金)より全国ロードショー
配給
東和ピクチャーズ・東宝

©2025 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

 

Link

https://www.warnerbros.co.jp/

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