世界中で愛され続ける楽曲を送り出したレコード店主の映画『グッド・ヴァイブレーションズ』の日本版予告編公開

ジ・アンダートーンズ「ティーンエイジ・キックス」をはじめ、世界中で愛され続ける楽曲を送り出したレコード店主を描いた映画『グッド・ヴァイブレーションズ』の日本版予告編公開!

ジ・アンダートーンズ、ルーディ、ジ・アウトキャスツ、プロテックスなどのロック・バンドを世に送り出した北アイルランドのレコード店であり、レコード・レーベル<グッド・ヴァイブレーションズ>の創設者“ベルファスト・パンクのゴッドファーザー”と呼ばれるテリー・フーリー。彼の実話に基づき、半生を描いた超大作ではないけれども愛さずにはいられない作品が完成から約7年の歳月を経て日本公開されます。

 

 

ヒットチャートを賑わしたバンドや楽曲が登場するわけではありませんが、この映画に宿る“決して揺るがず諦めない”精神は、自分が信じたもの、惚れ込んだものを世の中に知ってもらうためにもがいた経験が一度でもある方には、きっと痛いほどに響くに違いありません。ひとりのレコード店主の生き方は、一見便利な現代の情報社会でストレスを感じる我々へ贈られたメッセージのようでもあります。

 

本作は2012年の制作でイギリスでの公開は2013年。日本では劇場公開がされていませんでしたが、2018年に自主上映企画<アイルランド映画が描く「真摯な痛み」>で上映されたことをきっかけに、このたびの一般公開へと繋がりました。その映画の魅力の一端を知らせる日本版予告編が公開に!

 

 

■Story

真実に基づくテリー・フーリーの物語。1970年代の北アイルランドは紛争の真っ只中にあり、多くの犠牲者を生み出していた。1975年に北アイルランドをツアー中のアイルランドのバンド、マイアミ・ショーバンドがアルスター義勇軍によって虐殺された<マイアミ・ショーバンド虐殺事件>によって、北アイルランドにやって来るミュージシャンは激減し、北アイルランドの音楽産業は壊滅状態となっていた。そんな中、町を出ずに客のいないナイトクラブでDJを続けていたテリー・フーリーは、運命の女性ルースと出会い燃えるような恋に落ち、やがて結婚を決意する。そして生計を立てるためにベルファストにレコード店<GOOD VIBRATIONS>を開店させるのだった。

 

 

紛争と政治思想に翻弄されながらも、知恵と努力で何とか商売を軌道に乗せたテリー。ある日、若者たちは自分が好きな60年代の音楽よりもパンク・ロックに夢中になっていて、バンドを結成し、夜な夜なライヴハウスで演奏を繰り広げていることを知る。興味本位でライヴ・ハウスに顔を出してみたテリーが目撃したのは、理不尽な警察官に若者がパンク・ロックで団結し、抵抗している姿だった。その光景にかつて感じたことのない興奮と感動を覚えたテリーは、そこで出会ったバンド、ルーディの演奏に惚れ込み、自らのレコード・レーベルを立ち上げ、彼らのレコードをリリースすることを決意する。

 

 

誰も見向きをしなかった北アイルランドのパンクバンドのレコードを出したレーベル<GOOD VIBRATIONS>の名前は北アイルランドのパンクバンドに一気に広まり、彼の元には様々なバンドが集うようになっていく……。だが、情勢の不安が続く中、商売もうまくいかなくなり、テリーも悩み多き日々を過ごす事となる。そんな時に解散を覚悟で彼の元を訪ねてきたジ・アンダートーンズという新人バンドの録音で、最高の楽曲が誕生する。

 

 

興奮したテリーはプロモーションのためにロンドンを訪れるが大手のレコード会社には門前払いに近い冷たい扱いをされる、そんな時、唯一音源を受け取ってくれたのが、BBCラジオの有名な DJ、ジョン・ピールだった……。

 

 

■Film info
『グッド・ヴァイブレーションズ』

 

監督 : リサ・バロス・ディーサ、グレン・レイバーン
脚本 : コリン・カーベリー、グレン・パターソン
出演 : リチャード・ドーマー、ジョディ・ウィッテカー、マイケル・コーガン、カール・ジョンソン、リーアム・カニンガム、エイドリアン・
ダンバー、ディラン・モランほか

2012年 / イギリス=アイルランド / 英語 / 原題 : Good Vibrations
配給 : SPACE SHOWER FILMS
公開 : 8月3日(土)より東京・新宿シネマカリテにて上映
Canderblinks (Vibes) Limited / Treasure Entertainment Limited 2012

 

■Link
http://good-vibrations-film.com/

 

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