ケン・ローチ監督の新作『家族を想うとき』予告編公開

第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、世界中から絶賛されたケン・ローチ監督最新作『Sorry We Missed You』(原題)の邦題が『家族を想うとき』に決定。12月13日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されます。

日本でも大ヒットを記録した『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に映画界からの引退を表明していたケン・ローチ監督。名匠が引退宣言を撤回してまで新作『家族を想うとき』で描きたかったのは、グローバル経済が加速する中で変わっていく人々の働き方と、時代の波に翻弄される「現代の家族の姿」です。

 

photo : Joss Barratt, Sixteen Films 2019

 

ニューキャッスルに住む父リッキーは、マイホーム購入の夢をかなえるために、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立。母アビーはパートタイムの介護士として、時間外まで1日中働いている。家族を幸せにするはずの仕事が、家族との時間を奪っていき、高校生の長男セブと小学生の娘のライザ・ジェーンは寂しい想いを募らせていきます。

 

 

日本でも日々取り上げられている労働問題と重なり、現代社会が失いつつある家族の美しくも力強い絆に、激しく胸を揺さぶられるはずです。

 

 

また、9月10日(火)(→台風特別番組放送のため17日に変更)に放送のNHK『クローズアップ現代+』は、ケン・ローチ監督と是枝裕和監督の対談の様子を収めた「是枝裕和×ケン・ローチ “家族”と“社会”を語る」を放送。ロンドンで行われた対談では、自らケン・ローチ監督を師だと仰いでいる是枝監督の思い、お互いのキャストへの演出へのこだわりや、両監督が「映画が不寛容な社会にできること」をテーマに熱く語ります。

 

 

■Film info
『家族を想うとき』

監督 : ケン・ローチ
出演 : クリス・ヒッチェンズ、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・プロクターほか

2019年 / イギリス・フランス・ベルギー映画 / 英語 / 原題 : Sorry We Missed You
配給 : ロングライド
12月13日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
© Sixteen Films 2019

 

■Link
https://longride.jp/

 

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