映画『白い暴動』のレンタル配信が5月31日まで延長に

70年代後半のイギリスで、権力を相手に人種差別撤廃を主張し続け、やがてザ・クラッシュをはじめ、数多くのミュージシャンからも支持された、若者たちよる運動“ロック・アゲインスト・レイシズム”を追った、社会派音楽ドキュメンタリー映画『白い暴動』のレンタル配信が好評につき、5月31日23時59分まで延長されました。

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みごとドキュメンタリー部門で受賞した2019年のBFIロンドン映画祭での上映を除いて日本が世界最初の劇場公開国となる『白い暴動』の舞台は、「英国病」と呼ばれるほどに経済破綻状態にあった1970年代のイギリス。市民が抱いていた不安と不満は、第二次世界大戦後に増加した移民たちへ転嫁されていきました。街は暴力であふれかえり、特に黒人たちが襲撃される中で、芸術家として活動していたレッド・ソーンダズを中心にしたわずか数人の若者たちで発足された“ロック・アゲインスト・レイシズム”(RAR)は、人種や生まれによる差別への反発、不平等への反抗を主張し、抗議活動を始めます。RARの発信するメッセージはやがてザ・クラッシュをはじめ、トム・ロビンソン、スティール・パルスらパンクやレゲエと結びつき、支持されていきます。

 

予告編でも登場する映画のクライマックス、RARが決行した1978年4月30日に起きた約10万人によるロンドンのトラファルガー広場から人種差別が最も深刻なエリアだったイーストエンドまでの大規模なデモ行進と、終着地であるヴィクトリア・パークでのザ・クラッシュ、X-レイ・スペックスらの演奏シーンは圧巻の一言で、ミュージシャンと市民がひとつになった瞬間が見ものです。

 

 

4月3日(金)に日本公開を迎え、SNS上では熱い感想が上がり、上映館のHTC渋谷の公式サイトでは週間アクセスランキングで第1位になるなど(4月7日現在)、音楽ファン&映画ファンからの注目度も高い本作ですが、新型コロナウイルス感染拡大と、緊急事態宣言発出により、全国的に上映劇場が休館。作品の鑑賞が難しくなったことを受け、配給会社が各動画配信サービスでのレンタル配信を実施することを決定しました。

 

レンタル配信期間は4月17日(金)から、下記の配信プラットフォームにて順次スタート。5月31日(日)23時59分までとなります。なお、プラットフォームの中には、アップリンクがこのたびの状況から緊急で実施に踏み切った、オンライン映画館「アップリンク・クラウド」も含まれます。今後、順次公開を予定している劇場もありますが、外出自粛地域にお住いの方にも楽しんでもらえるように、また本作の監督ルビカ・シャーの「混沌とした世の中でこそ、自身で考え、声をあげることの大切さを知ってもらいたい。たとえ自分ひとりだったとしても、声をあげることで仲間を見つることが出来る。共に行動し、乗り越えられるから」という言葉を受けて、今できることを考えて実施するに至ったとのこと。現代の情勢にも通じるRARの活動をぜひ自宅で確かめてみてください。

 

■配信プラットフォーム

アップリンク・クラウド→こちらから

Amazonプライムビデオ→こちらから

GYAO!ストア→こちらから

クランクイン!ビデオ→こちらから

COCORO VIDEO(ココロビデオ)

TSUTAYA TV→こちらから

DMM動画→こちらから

dTV→こちらから

ひかりTV→こちらから

ビデオマーケット→こちらから

ビデックスJP→こちらから

ムービーフルplus→こちらから

music.jp→こちらから

U-NEXT→こちらから

Rakuten TV→こちらから

 

レンタル可能期間 : 4月17日(金)~5月31日(日)
※価格は配信サービスによって異なる場合があります。詳しくは各配信サービスに確認ください。

 

また、6月1日より多くの劇場も上映再開されますので、ぜひ劇場でもご覧ください。

 

■Film info
『白い暴動』

 

監督 : ルビカ・シャー
出演 : レッド・ソーンダズ、ロジャー・ハドル、ケイト・ウェブ、ザ・クラッシュ、トム・ロビンソン、シャム 69、スティール・パルスほか

 

2019年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : WHITE RIOT
配給 : ツイン

 

■Link
http://whiteriot-movie.com/

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