映画『カセットテープ・ダイアリーズ』7月3日に公開決定

『カセットテープ・ダイアリーズ』場面写真

『ベッカムに恋して』のグリンダ・チャーダが監督を務め、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた映画『カセットテープ・ダイアリーズ』の公開日が再決定しました。

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新型コロナウィルスの感染状況ならびに予防対策のために公開が延期になっていましたが、緊急事態宣言の解除に伴い、7月3日(金)に公開される運びとなりました。上映スケジュール・感染予防の対策に関しては各劇場のホームぺージをご確認ください。また、前売券(ムビチケ)も使用できます。

 

2019年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、観客と評論家からも大絶賛された『カセットテープ・ダイアリーズ』は、英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリスト、サルフラズ・マンズールの回顧録『Greetings from Bury Park : Race, Religion and Rock N’ Roll』を元に描いた青春音楽ドラマ。当時のサッチャー政権の影響からなる移民排斥運動といったイギリス国内の問題が、軽やかなストーリーの中に緻密に盛り込まれています。偏見や父親との確執がある中、友情、恋愛、そして将来の夢へと懸命に前へ進もうとするティーンの心情を爽やかに映し出していきます。

 

 

ロンドンから北に50キロほどのルートンで暮らすパキスタン系の高校生ジャベド。音楽と詩を書くことが好きな彼は、閉鎖的な街の中で受ける人種差別や、保守的な親に価値観を押し付けられる鬱屈とした生活から抜け出したくてたまりません。ある日、そのモヤモヤをすべて吹き飛ばしてくれる、ブルース・スプリングスティーンの音楽と衝撃的に出会って彼の人生は変わり始めます。

 

 

また、ボスことブルース・スプリングスティーンの未発表音源を収録した、映画『カセットテープ・ダイアリーズ』のオリジナルサウンドトラックも4月8日に発売。未発表音源3曲を含むブルース・スプリングスティーンの楽曲12曲ほか、ペット・ショップ・ボーイズ、a-haなどを収録しています。

 

映画のストーリーの重要な要素としてボスの楽曲があり、要所要所でボスの名曲が大フィーチャー。一つひとつの場面と、ボスの歌とがみごとにリンクし、映画をさらに感動的なものにしている。「明日なき暴走」「涙のサンダー・ロード」「ダンシン・イン・ザ・ダーク」など、若者が人生の意味を探す曲やその成長に伴う苦闘を描く曲の数々が、主人公ジャベドの境遇と心情に重なり合います。ひとつの映画でこれだけスプリングスティーンの楽曲が使用されたのは史上初。

 

 

未発表音源は1979年のノー・ニュークス・コンサートでの「ザ・リバー」と2014年11月の復員軍人の日に首都ワシントンで行われた帰還兵のためのコンサートでのソロ・アコースティック・ヴァージョン「プロミスト・ランド」の未発表ライヴ音源とともに、本作の目玉ともいえる新曲「アイル・スタンド・バイ・ユー」が初めて公式発表される。

 

映画のエンドタイトルにも流れるこの新曲はもともと『ハリー・ポッター』シリーズの映画化第1弾『ハリー・ポッターと賢者の石』(01年)のために書かれたもの。ボスは3人の子供たちが『ハリー・ポッター』の大ファンだったので、その依頼に喜んで応じ、この曲を監督のクリス・コロンバスに送ったが、原作者のJ・K・ローリングスが有名アーティストの知名度を借りるようなことは一切やらない方針を打ち出したため、残念ながらお蔵入りとなってしまったとのこと。

 

 

サウンドトラック盤には80年代後半の時代背景を象徴するペット・ショップ・ボーイズ、a-haらの当時のヒット曲、そして、インド出身の作曲家A.R.ラフマーン(『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞受賞)の新曲も収録しています。

 

■Disc info

 

オリジナル・サウンドトラック
『カセットテープ・ダイアリーズ』
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
Now on Sale

 

 

■Film info
『カセットテープ・ダイアリーズ』

 

 

監督 : グリンダ・チャーダ
脚本 : サルフラズ・マンズール、グリンダ・チャーダ、ポール・マエダ・バージェス
原作 : サルフラズ・マンズール『Greetings from Bury Park : Race, Religion and Rock N’ Roll』
出演 : ヴィヴェイク・カルラ、クルヴィンダー・ギール、ミーラ・ガナトラ、ネル・ウィリアムズ、アーロン・ファグラ、ディーン=チャールズ・チャップマン、ロブ・ブライドン、ヘイリー・アトウェル、デヴィッド・ヘイマンほか

 

2019年 / イギリス映画 / 英語 / 原題 : Blinded by the Light
配給 : ポニーキャニオン
7月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国ロードショー
©BIF Bruce Limited 2019

 

■Link

http://cassette-diary.jp/

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