2021.5.12

ノエル＆リアムがプロデュースに参加した、オアシスのネブワース公演のドキュメンタリー映画が英国で年内公開

5月11日（現地時間）、オアシスがハートフォードシャーのネブワースで行った公演の25周年を記念した長編ドキュメンタリー映画が英国で公開されることが発表されました。

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それはひとつの時代を定義づけたコンサートでした。

25万人のファンの記憶に生涯残ることとなる、1996年8月の2日間。

後にも先にもまれなスケールで、オアシスはイギリス国内史上有数のロックンロール・ギグを行ったのです。

The gig that defined an era. The 2 days in Aug 96, remembered forever by 250k Oasis fans as 1 of the greatest rock‘n’roll events to ever take place on British soil.
The feature length Knebworth concert documentary, directed by Jake Scott, is released later this year. #Knebworth25 pic.twitter.com/k6vwN4XbnG

— Oasis (@oasis) May 11, 2021

その軌跡の2日間を追ったドキュメンタリー映画を手がけるのはジェイク・スコット。

スコットはこれまでにオアシス、R.E.M.、U2、ザ・ヴァーヴ、ザ・ローリング・ストーンズなど、多数のビデオを手がけており、スケール、野心、文化的重要性、そして1996年の直感的なロックンロールの過剰さや奔放さをスクリーン上に映し出すのに適任の人物と言っていいでしょう。

この映画はRSAフィルムズが制作を手がけ、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーがエグゼクティヴ・プロデューサーとして関わります。

‘This is history. This is history. Right here. Right now. This is history!’
The Knebworth concert film, directed by Jake Scott, will be released later this year to mark 25 years since the events. #Knebworth25 pic.twitter.com/EQgt9rlIPU

— Noel Gallagher (@NoelGallagher) May 11, 2021

1996年、イギリスは文化的爆発の真っただ中にありました。ニュー・レイバー（新しい労働党）の台頭、ユーロ1996（UEFA欧州選手権1996）、ネルソン・マンデラのイギリス訪問、ブリット・ポップの全盛を背景に、クール・ブリタニアと呼ばれた状況にありました。

この映画はひとつの時代と文化的革命を定義づけた「まさにその」瞬間の極めて重要な記録となるはず。

#Knebworth25 @NoelGallagher @liamgallagher pic.twitter.com/4417E5MeKc

— Oasis (@oasis) May 10, 2021

オアシスはわずか2年あまりの間にトップに上り詰め、ネブワース公演はその白眉と言えるものでした。

四半世紀近くを経た今も、あの週末はロックンロールの歴史における金字塔として生き続けています。

ジェイク・スコットはこの映画についてこうコメントしています。

「音楽とロックンロールな体験によって全編が突き動かされる物語だ。それは、このイヴェントの膨大なアーカイヴ映像を中心に作り上げられる、可視化されたリアルタイムな意識の流れのような体験だ。カメラに向かって行われたインタヴューや、不要なセレブリティの思い出話は一切ない」

この＜ネブワース＞長編ドキュメンタリー映画は、『レット・イット・ビー』、『モントレー・ポップ・フェスティヴァル’67（Monterey Pop）』、さらには『レディース＆ジェントルメン（Ladies and Gentlemen: The Rolling Stones）』といったコンサート・ドキュメンタリー映画と並ぶ価値があるもので、年内に英国で公開されることが決定しています。