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収入に応じて価格が変わるパブが登場!Oxfamがロンドンで1日限定オープン
世界的な貧困撲滅を目指す国際NGOオックスファムが、1月21日(火)12時から21時まで、ロンドンのホルボーンにあるパブ「The Queen’s Head」で収入連動型パブ「The Fair Pour」を期間限定オープンします。このパブでは、来店客の収入に応じて飲み物の価格が変動する画期的な仕組みを導入し、世界的な経済格差問題への注目を集めようとしています。
収入連動型価格システムの仕組み
「The Fair Pour」では、富裕層には高めの価格を支払うよう促し、経済格差への意識を高める試みとして“自己申告”に基づいた価格設定を採用。ただし、厳密な収入や資産状況の確認は行われず、富裕層の客には高めの価格設定を推奨し、より公平な税制システムの必要性を訴えかけます。
ドライジャニュアリーにも対応
1月の禁酒月間に合わせて、ノンアルコール飲料も豊富に用意。また、19時からは無料のパブクイズも開催予定です。
オックスファムとは
オックスファムは1942年にイギリスのオックスフォードで設立された国際NGOです。現在、79カ国で活動を展開し、貧困と不正の根絶を目指して、人道支援や開発支援、政策提言などを行っています。
英国で展開するチャリティショップ網
オックスファムは英国全土で約750店舗のチャリティショップを運営しています。1947年にオックスフォードで最初の店舗をオープンして以来、現在では:
– 約100店舗の書籍専門店(ヨーロッパ最大の中古書籍販売業者)
– 衣類、家具、ブライダル用品などの専門店
– 約2万人のボランティアによる店舗運営
を展開し、その収益を世界の貧困撲滅活動に活用しています。
社会問題への問題提起
今回のThe Fair Pourは、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に合わせて開催されます。オックスファムの最新の報告書によると、世界の富裕層上位5人の資産が2020年以降、4,050億ドルから8,690億ドルと2倍以上に拡大する一方で、50億人近くがより貧しくなっているという深刻な状況が明らかになっています。
The Fair Pourの試みは、経済格差という深刻な社会問題を、日常的な飲み物の価格を通じて考えさせる革新的な取り組みです。オックスファムは、チャリティショップの運営から今回のような実験的な取り組みまで、様々な方法で社会問題への認識を高める活動を続けています。
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