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函館にスコットランド・カフェ「Cuppa Tea? by Hakodate Berries」がオープン、オーガニックベリー農家が冬季限定で営業
函館でオーガニックベリー農家を営むベニントン夫妻が、冬季限定および土曜日限定でスコットランドの焼き菓子とドリンクを楽しめるカフェ「Cuppa Tea? by Hakodate Berries」を営業中。フラップジャックやクランブル、グリルドチーズサンドイッチ、スコットランドの国民的飲料Irn Bruなどを提供し、函館でスコットランド旅行気分を味わえると好評を博しています。
スコットランドの本場の味を函館で再現

「Cuppa Tea? by Hakodate Berries」は、オーガニックベリー農家「Hakodate Berries」を営むスコットランドと日本人のご夫妻が冬季限定で営業するカフェです。店内では、スコットランドの伝統菓子であるフラップジャックやクランブルをはじめ、グリルドチーズサンドイッチ、そしてスコットランドで愛される炭酸飲料Irn Bruなどをサーブしています。提供される焼き菓子には、自家栽培のオーガニックラズベリーやブラックベリーを使用し、道南の風土とスコットランドの食文化を融合させた独自の味わいが楽しめます。

営業時間は10時頃から16時ラストオーダーで、土曜日を中心に冬季限定で、畑が忙しくなる前の4月末まで営業しています。複合施設「航路(kohro)」の2階に位置し、階段近くにのぼりと黒板が出ているのが目印です。店内は古材・古建具を使った内装で、居心地の良い雰囲気が評判となっており、訪れた客からは「まるでスコットランドに旅行したような気分が味わえる」との声が寄せられています。
函館とスコットランドをつなぐ歴史的背景
函館は、古くから旧英国領事館が設置されるなど、英国との縁が深い都市として知られています。近年では2024年10月15日(火)にスコットランドタータン登記所に正式認証登録された「函館タータン」(登録名: Hakodate Red)が誕生し、2023年には函館市でウイスキー蒸留所「ディ・トリッパー蒸留所」が創業するなど、スコットランド文化との結びつきがさらに強まっています。
また、道南エリアは男爵芋の産地として有名ですが、この男爵芋もスコットランドにゆかりがあります。ご夫妻が函館で営農を決めた理由のひとつは、この地域の景観や気候がスコットランドに似ていることだったといいます。こうした地理的・文化的な共通点が、函館をスコットランドの文化を発信する拠点として位置づけています。
オーガニックベリー栽培と冬カフェの相乗効果

「Hakodate Berries」は、スコットランド生まれで函館育ちのオーガニックラズベリーとオーガニックブラックベリーを栽培し、「Bee very berry happy」をコンセプトに掲げています。夏季は農業に集中し、冬季は収穫した自家製ベリーを活用した焼き菓子とホットドリンクを提供するカフェ営業を行っています。
ご夫妻は「多くの方に道南エリアとスコットランドとのつながりを知っていただき、私たちのベリーやカフェを楽しんでもらえたら嬉しい」と語っています。「Cuppa Tea? by Hakodate Berries」は単なる飲食店ではなく、地域の歴史と国際文化を結ぶ交流拠点として、函館の新たな魅力を発信しています。
函館でスコットランド文化を体験する新拠点
「Cuppa Tea? by Hakodate Berries」は、冬季限定の営業という制約がありながらも、本格的なスコットランドの焼き菓子とドリンクを楽しめる貴重な場所として注目を集めています。函館とスコットランドの歴史的つながりや、近年のタータン登録やウイスキー蒸留所の誕生といった背景とも相まって、地域文化を深く体験できるスポットとして期待されます。今後も多くの観光客や地元の方たちが、函館でスコットランドの風を感じながらひとときの安らぎを得ることができるでしょう。
なお、12月27日(土)と1月3日(土)にはクラナハンをアレンジしたデザートを限定で提供予定で、3日は近くの書道家を講師に迎えて、書き初めワークショップも行われる予定です(予約不要)。
Link
https://www.instagram.com/cuppa_tea.hakodate/
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