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古代種、有機農法の大麦で造られた希少なシングルモルト・スコッチウイスキーが数量限定発売
スコットランド・アイラ島のスコッチウイスキーブランド「ブルックラディ」より希少な2種が8月1日(水)より発売されます。
2001年の蒸留所再開以来、スコットランド産の大麦を100%使用し、大麦が育つ土壌、土地、天候の影響や相互作用を含む、テロワールというコンセプトを開拓してきた「ブルックラディ」。
この大麦を探求していくプログラムの一部として、“どこで大麦を育てるか”“どんな品種の大麦を育てるか”“どのように大麦を育てるか”を3つの柱として、ウイスキー造りを行っています。
ブルックラディ蒸留所は、ヘブリディーズ諸島、アイラ島の西海岸沿いにあり、1881年に設立された当時のままの伝統的な蒸留設備と、革新的なウイスキーづくりがみごとに融合した蒸留所です。ブルックラディのウイスキーには蒸留所の信念が語られています。それは、ウイスキーは信頼性を持つべきだ、という考えです。
どこで蒸留され、どこで熟成されたのか。テロワールはそれがつくられた土地や原材料の大麦や水について語り、人の魂がスピリッツに命を与えるのだと信じています。テロワールを重んじ、徹底して原産地を追及したブルックラディのウイスキーは、100%スコットランド産の大麦を原料に作られています。また、アイラ島大手の中では唯一すべてのウイスキーをアイラ島内で熟成し、ノンチルフィルター、着色料無添加でボトリング。
今回8月1日(水)より販売されるのは、育成が難しく収穫量も非常に少ない、古代品種の六条大麦であるアイラ島産の「ベア・バーレイ」(2008年蒸留)と、自然と調和し、持続可能な方法で土壌を豊かにすることができる有機農法を採用した「ジ・オーガニック」(2009年蒸留)です。
■ブルックラディ ベア・バーレイ 2008(BRUICHLADDICH BERE BARLEY 2008)
アルコール度数 / 容量 : 50度 / 700ml 希望小売価格(本体) : 9,500円
・大麦 : 100% ベア・バーレイ(アイラ島のダンロシット農園産)
・モルティング : ノンピート
・酵母菌株 : マウリ、ケリー
・蒸留 : 2008年に蒸留、シングル・ヴィンテージ
・熟成樽 : バーボン、テネシーウイスキーに使用したアメリカンオーク樽
・熟成年数 : 9年
・ボトリング : アイラ島の湧き水を使用。ノン・チルフィルター、着色料無添加
・アルコール度数 : 50度
・世界限定 : 18,000本限定
・香り : セイヨウスグリ、リンゴ、洋ナシ
・味わい : リッチでモルティ、十分に深みがある
・備考 : スコットランドの蒸留所でベア種を使用する蒸留所は3つのみ。(アラン蒸留所は2014年にリリースし、現在は完売。スプリングバンク・ローカル・バーレイ(ベア種)は限定リリースであり、84ポンド(9,000本限定)販売されている)。古代種であるベア種の収穫量は致命的ともいえるほど少ないが、生産量ではなく、その風味を大切にしている。味わいはとびぬけて力強く、リッチなフレイヴァーを持つ。
現代のシングルモルトウイスキーの原型である「ウシュク・ベーハ」を創り上げ進化させた密造者たちが、何世紀にもわたり育ててきた品種。農学研究所との協働により、この麦に再び光を当てることができたのは、歴史的にも重要な意味を持つ。アイラ島のダンロシット農園では5回の収穫ができたが、回を追うごとに収穫量は少なくなり、農家にとって不利益になるという理由で断念。その後、通常の二条大麦の栽培に戻っている。現在は農学研究所とともに、オークニー諸島でベア種を育てている。研究所はベア種が非常に頑健で早く育つため、急速に進む地球温暖化という状況において、有効な食糧源になると見込み、援助している。
■ブルックラディ ジ・オーガニック 2009(BRUICHLADDICH THE ORGANIC 2009)
アルコール度数 / 容量 : 50度 / 700ml 希望小売価格(本体) : 9,500円
・大麦 : 100% 有機栽培のスコットランド産
・モルティング : ノンピート
・酵母菌株 : マウリ、ケリー
・蒸留 : 2009年に蒸留、シングル・ヴィンテージ
・熟成樽 : バーボン、テネシーウイスキーに使用したアメリカンオーク樽
・熟成年数 : 8年
・ボトリング : アイラ島の湧き水を使用。ノン・チルフィルター、着色料無添加
・アルコール度数 : 50度
・世界限定 : 18,000本限定
・香り : 砂糖漬けのオレンジやレモン、美しいフローラルさ
・味わい : 大麦の香りが全面に感じられる、心地良いクリーミーな味わい
・備考 : 現在市場で入手可能なオーガニック製法のスコッチ・シングルモルト・ウイスキー3種のうちのひとつ。この有機栽培の大麦を育てているミッドコール農場では、大麦の他にも、食物や家畜、再生可能エネルギー用のバイオマスも産出している。オーガニック食品として認証を受けるには、全生産工程において監査と承認が必要となっており、大麦農家の選定に始まり、大麦の輸送までも含まれる。
蒸留所においては、発酵と蒸留前には完璧に洗浄。樽とボトリングにおいても同様で、年間を通じてバイオダイナミック協会の監査を受けている。バイオダイナミックとは、20世紀前半に誕生し、ドイツやスイスを中心に普及する有機農法・自然農法の一種で、循環型農業である。背景には西洋占星術的な世界観、農民の伝承文化の尊重と近代科学批判があり、農薬と化学肥料を使用しない。天体の動きとの調和、動物との共生、独自の調合剤の使用を特徴としている。
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