ジェイク・バグがファンから寄せられた質問に答えてくれたインタヴューを公開!

jake bugg『Saturday Night, Sunday Morning』

4枚目となるニュー・アルバム『サタデイ・ナイト、サンデイ・モーニング』をリリースしたジェイク・バグへの質問をSNS上で募集。たくさん寄せられた熱心な質問にジェイクが真剣に答えてくれました!

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① 新作、ジェイクの新しい面もみえてとっても好きです♪ 早くライヴで聴きたいです!ライヴで演奏してて1番気分が上がるのはどの曲ですか?

どの曲もライヴで演奏していて楽しいけれど、ニュー・アルバムからだと、特に‘Lonely Hours’、‘Screaming’‘Scene’かな

② 新しいアルバムは“サタデー・ナイト”と“サンデー・モーニング”のパートに分かれていると言っていましたね。ジェイク自身はどちらが好きですか?

どちらかを選ぶのは難しいなぁ。“サタデー・ナイト”パートのエネルギーにあふれた感じも好きだし、“サンデー・モーニング”パートのリラックスした感じも好きなんだ。

あえて言うなら、“サタデー・ナイト”パートの方が割合が高くてリラックスした曲の方が少ないから、“サンデー・モーニング”パートの方がお気に入りかな。

③ 最新アルバム収録で楽しいエピソードがあれば教えてください。特に思い入れのある曲や好きな曲はありますか?

このアルバムのレコーディングは全体を通して、本当に楽しかったし、良い思い出がたくさんあるんだ。‘All I Need’のレコーディングの時、バック・ヴォーカルを務めるシンガーを何人かスタジオに招いたんだけど、コーラスを入れることで、曲に生命が吹き込まれた瞬間が印象的だったね。

その中にジョイという女性シンガーがいて、彼女には時々ステージでも歌ってもらうんだけど、本当に素晴らしい声の持ち主なんだ。ジョイにスタジオでレコーディングに参加してもらったことは、とても良かったね。

個人的には、ほかには‘Screaming’や‘Hold Tight’、‘Scene’が気に入っているよ。中でも‘Scene’が特に好きなんだけど、このアルバム全体を通して構築したかったクラシックなサウンドとモダン・ミュージックとの融合というものを、最も的確なバランスで表現している曲だと思うんだ。

④ 私は‘Rabbit Hole’が大好きです。この曲のエピソードがあれば教えてください。

この曲のMVは、新型コロナ禍の影響で僕の自宅で撮影することになったんだ。ディレクターを自宅に招いて、半日くらいかけて色んなシーンを撮影したんだけど、次の日に、カメラがちゃんと動いてなかったことが判明して……まさかの何も撮れてなかったんだよ(笑)。

結局、また同じシーンをイチから全部撮影し直す羽目になってしまって、文字通り“Going down the rabbit hole(ウサギの穴に落ちる=逸脱した状況からなかなか抜け出せない状態)”「になっちゃったんだ(笑)。

⑤ オフの時は何をしていますか?

普段は、友達と飲みに行くことが多いかな。それと、リラックスしたい時はテレビゲームをすることが多いね。音楽から距離を置いてリラックスするのに、いちばん良い方法なんだ。“メタルソリッドギア”のシリーズがデザインも含めてすごく好きで、いちばん新しいものだと『デス・ストランディング』にはまってるね。それにもちろん、フットボールを観戦するのも好きだよ。

⑥ ライヴで世界中周ると思いますが、飛行機の機内では何をしていますか?

飛行機の機内では、普段は映画をよく観ているね。赤ワインを飲みながら、リラックスしていることが多いかな。ベーシストのロバートと隣同士で座ることが多いから、よく一緒にくだらない映像を観ながらゲラゲラ笑ってるよ(笑)。」

⑦ ステージに上がる前、なにか特別なルーティンなどはありますか?

特に決まったルーティーンというのはないけど、カヴァー・ソングをギターを弾きながら歌うことでウォームアップすることが多いかな。自分の曲ではなくて、他の人の曲を歌って喉を温める方が好きなんだ。

それと、ステージに上がる前はお酒は飲まないようにしているね。ステージではよく飲んでいるけど、ステージに上がる前に酔っ払いたくないからね(笑)。ライヴのセットが1時間半とかの長いものになると、最後の方は結構出来上がっちゃってることも時々あるんだけど(笑)。

⑧ 今までで1番記憶に残っているライヴは?

う〜ん。難しい質問だね。いくつか印象に残っているものがあるけど、ひとつは2014年にグラストンベリー・フェスティヴァルのアザー・ステージでヘッドライナーを務めたことかな。

メイン・ステージのトリはメタリカだったんだけど、それこそメタリカを聴いて育った世代だし、大好きなバンドだったから、自分がまさかそのメタリカと同じ時間にヘッドライナーとしてプレイして、彼らのステージを観ることが出来ないなんて想像もしなかったよ。すごくクレイジーな経験だったね。

それに、とても光栄だったのは2013年にハイド・パークでザ・ローリング・ストーンズのサポートアクトを務めたこと。あとは2014年のロイヤル・アルバート・ホールでのライヴとか……。思い出深いライヴはたくさんあるね。

⑨ コロナ禍は、あなたの曲作りに影響を与えましたか? あまり外に出られなかった時、曲作り以外で家で何をしていたか教えてください。

コロナ禍は、良い意味で僕の曲作りに影響を与えたと思うんだ。誰にとっても大変な時期だったから、少しでも心を明るくするような、ポジティヴでアップリフティングな曲を書きたいと思って、意識して曲作りを進めていたからね。

ロックダウンの最中に書いたのは‘All I Need’と‘Lost’なんだけど、どちらもアップビートでポジティヴな内容になっていると思う。それとロックダウン中は、ブラジルのサッカー選手、ロナウジーニョのドキュメンタリー映画のサウンドトラックに向けた曲を書いていたんだ。先週書き終えたばかりだから、映画の公開はいつになるかはっきりしないけど、早くみんなにも聴いてもらいたいね。

曲作り以外では、ほとんどゲームばっかりしていたな。ぼくは曲を書くことが本当に好きだし、毎日でも曲を書いていたいから。曲を書き終えて一段落して、友だちに電話してビールを飲んでリラックスするのが至福の時なんだ。

⑩ デビュー当時と比べて自分が一番変わったと思う点はありますか?あれば教えてください。

そうだな……いちばん変わったと思うのは、自分の曲作りに対して、よりオープンになったということかな。歳を重ねて、自分を音楽で表現する機会に恵まれている状況に対しての感謝がより深まったというか。

だから、もっと曲を書くことに対してオープンになったし、ポジティヴなものの見方が出来るようになったと思う。

⑪ 今までの自分の曲の中で特に演奏するのが好きな曲3曲を教えてください。

ライヴでプレイするのが好きなのは、「トゥ・フィンガーズ」かな。客席が一緒に歌ってくれるのが最高に気持ち良いんだ。あとは、『シャングリ・ラ』に収録されている「シンプル・プレジャーズ」だね。ちょっとトリッキーなんだけど、演奏していて楽しい曲だよ。あとは、最新作の‘About Last Night’も演奏していてすごく楽しいよ。

⑫ 曲を書くときはメロディからと歌詞から、どっちの場合が多いですか? 新作はどちらの方が多かったですか?

通常はメロディから書くことが多いね。歌詞から書いてみたこともあるし、それも良い方法だとは思うんだけど、僕の場合は歌詞から書く方が1曲を仕上げるのに時間がかかることが多くて。

メロディから書くと、書いているうちにどんな歌詞がそこに乗るのか、メロディそのものから曲のテーマやアイデアが浮かぶことに気が付いたんだ。ニューアルバムもメロディから書き始めたよ。その方が、実際に歌詞を乗せて歌った時にしっくりくる。

世界一素晴らしい歌詞のフレーズを書いたとしても、それがメロディに乗せて歌った時に、ぴったりはまるとは限らないんだよね。でも、メロディに合わせて歌詞を書くと、歌った時によりしっくり収まるんだ。それが僕なりの、メロディに合う歌詞を書くコツかな。

⑬ 最新アルバムとても素敵です、大好きです。私は趣味で小説を書きますが、音楽からインスピレーションを受けることが多いです。ジェイクは今回のアルバムで何かから強いインスピレーションを受けましたか? また、日頃からインスピレーションを受けようと努力しますか?

ありがとう。この新作の曲はどれも、ぼく自身が投影されたものだと思ってるんだ。この数年は本当にクレイジーな状況だったから、時には少し立ち止まって、自分自身を振り返る時間も必要だと感じていたから。

過去の自分を振り返ること、今の自分を見つめ直すことで、また前に進むことが出来る。そうして現在の自分を投影したものが、このアルバムだと思うんだ。

それと、自分自身に対してオープンで、感受性が研ぎ澄まされていることも必要だと感じたし、傷つくことも恐れずに受け入れた結果がこのアルバムだと自分では思ってるよ。

過去に書かれてきた名曲というのは、その曲を書いた人物がある意味脆弱で繊細で、傷つきやすい心を持った人だと思う。その感受性を曲に投影することで、名曲が生まれてきたと信じているんだ。

普段の生活でも、インスピレーションを得ようと意識しているところはあるよ。もちろん、人間は様々なシチュエーションで様々な感情を抱くものだから、曲を書く上で自然な感情から湧き出るものもある。

一方で、ストリートで交わされる何気ない会話に耳を傾けたり、誰かのストーリーにヒントを得たり。日常生活の中には、インスピレーションを与えてくれるものがあふれているんだ。それを見過ごさないようにしているよ。

⑭ 日本にたくさん来たことあると思うのですが、中でも一番の思い出は?

日本は本当に大好きで、良い思い出がたくさんあるし、旅した場所はどこもとても気に入ったけど、ひとつ選ぶとするとやっぱりライヴかなぁ。

ぼくのライヴを日本のファンに観てもらうことがいちばんの目的だし、日本のファンは世界で最も素晴らしいと思うから。フジロックとかサマーソニックとか、最高のフェスティバルでもプレイできて本当に楽しかったけど、それはオーディエンスが良かったからだと思うんだ。

これはお世辞なんかじゃなくて、心から思っていることなんだ。日本のファンは本当に世界一だよ。

⑮ 1番好きな日本の食べ物を教えてください。

寿司が大好きなんだけど、日本に行ってハマったのはラーメンかな。日本に行くと食べ物がとにかく美味しくていつも食べ過ぎちゃうんだよね。日本の食べ物が恋しいよ(笑)。

⑯ 次に来日するときに行きたいところはありますか?

次回は、ぜひ桜の時期に行ってみたいと思ってるんだ。すごくきれいなんでしょ? 前に行った時、ちょうど散りかけている頃だったから今度は満開の時期に行ってみたいと思ってて。

前回の来日の時はライヴはやらなかったんだけど、あちこち行けて良かったな。大阪にも行ったし。次回もぜひ国内を旅したいと思ってるんだ。大阪にもまた行きたいし、京都にももう1度行ってみたいな。日本は本当に美しい国だから、色々と見たいものもあるし、訪れたい場所もたくさんあるよ。

⑰ 今日のインタビューを受けて、日本のファンへメッセージをお願いします

いつも応援してくれてありがとう。早くみんなの前で演奏出来る日が来ることを待ち望んでます。みんなが聴きたい曲を全部プレイするからね! 日本がとても恋しいです。アリガトウゴザイマス。

今は日本のツアー日程が出る日を首を長くして待っているけれど、もっと旅行が自由にできるようになったら、とにかく日本に行っちゃうかもしれない(笑)。日本に行きたくて待ち切れないんだ。

通訳 / 長谷川友美

ジェイク・バグ
『サタデー・ナイト、サンデー・モーニング』

jake bugg『Saturday Night, Sunday Morning』

 

レーベル:
RCA
発売日:
Now on Sale

TRACK LIST

1.
オール・アイ・ニード
2.
キス・ライク・ザ・サン
3.
アバウト・ラスト・ナイト
4.
ダウンタウン
5.
ラビット・ホール
6.
ロスト
7.
シーン
8.
ロンリー・アワーズ
9.
メイビー・イッツ・トゥデイ
10.
スクリーミング
11.
ホールド・タイト

Link

https://www.sonymusic.co.jp/artist/jakebugg/

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