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2023.6.6
エヴリシング・バット・ザ・ガールが24年ぶりのニュー・アルバム『FUSE』を4月21日にリリースすることを発表。同時にアルバムからの1stシングル「Nothing Left To Lose」のMVも公開に。
2021年の春から夏にかけてベン・ワットとトレイシー・ソーンによって書かれ、制作された『FUSE』は、バンドが90年代半ばに初めて開拓した艶やかなエレクトロニック・ソウルを現代的にアレンジしたものとなっています。
サブ・ベース、シャープなビート、ハーフライトのシンセ、空虚な空間からなるワットのきらめくサウンドスケープの中で、ソーンの印象的で豊かな質感の声が再び前面に出ていて、これまで同様、現代的、同時代的なサウンドでありながらエイジレスなバンドのサウンドに仕上がっています。
バンドの再出発とニュー・アルバムについて、トレイシーはこう語ります。
皮肉なことに、2021年3月にレコーディングをスタートしたとき、このニュー・アルバムの完成されたサウンドについて、あまり関心事がなかったんです。もちろん“待望のカムバック”といったプレッシャーは承知していましたから、その代わりにあらかじめ方向性を決めないで、思いつきを受け入れる、オープンマインドな遊び心の精神で始めようとしました。
ふたりは自宅とバース郊外の小さな川沿いのスタジオで、友人でエンジニアのブルーノ・エリンガムと密かにレコーディングを行ったとのことです。
希望と絶望、そして鮮明なフラッシュバックが交互に現れるこのアルバムの歌詞は、時にとらえどころがなく、時に詳細に描写され、再出発することの意味を捉えています。
ベンは次のように語ります。
エキサイティングだったね。自然なダイナミズムが生まれたんだ。ぼくたちは短い言葉で話し、少し顔を見合わせ、本能的に共同作曲をした。それは、ぼくらふたりの自己の総和以上のものになった。それだけでエヴリシング・バット・ザ・ガールになったんだ。
ふたりのスタジオでの新たなパートナーシップは、新しいアルバム・タイトルにもつながりました。トレイシーが語ります。
プロとして長い間離れていた後、スタジオでは摩擦と自然な火花の両方があった。私たちがどんなに控えめにしていても、それは導火線に火がついたようなものでした。そして、それは一種の合体、感情の融合で終わった。とてもリアルで生きている感じがしたんです。
Photo : Edward Bishop
https://www.virginmusic.jp/everything-but-the-girl/
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