デペッシュ・モード、“フレッチ”の死後初のアルバム『メメント・モリ』を発表

デペッシュ・モード

デペッシュ・モード、“フレッチ”の死後初のアルバム『メメント・モリ』を発表

本日3月24日、デペッシュ・モードが15枚目のスタジオ・アルバム『Memento Mori(メメント・モリ)』を発表しました。

このアルバムは、共同創設者であるアンドリュー・“フレッチ”・フレッチャーが2022年5月に亡くなった後、デイヴ・ガーンとマーティン・ゴアのふたり体制になってから初めての作品となります。プロデュースはジェームス・フォードとマルタ・サローニが担当しました。

『メメント・モリ』は、ラテン語で“自分が(いつか)必ず死ぬことを忘るな”という意味の言葉であり、アルバムのテーマにもなっています。パンデミックの初期に制作されたこのアルバムは、人生の儚さや終わりを見つめる12曲からなり、不吉なオープニングから最後の解決まで、パラノイアと強迫観念からカタルシスと喜びまで、様々なムードとテクスチャーの広大な広がりを示しています。

ガーンは「完璧なタイトルだよ。全ての曲は、人生は儚く、人生は残酷で、喜びや祝福にもなり得るが、必ず終わりがあるという考え方に傾いている」とコメント。

ガーンはまた、フレッチャーの死により、「僕たちはみんないつ終わるかを考えなければならなくなった。ある意味、より関連性があるように思える」とも話しています。

ガーンとゴアはパンデミックの数か月間、メールで音楽のアイデアを交換していました。彼らはプロデューサーと共にゴアのスタジオでレコーディングを始める予定でしたが、ある日「電話がかかってきた」そうです。

大動脈解離によるフレッチャーの死について、「彼は40数年間僕の人生の一部だったんだからね」とガーンはそのショックと共に振り返りました。

ガーンとゴアは初めてバンドの未来と真正面から向き合いました。「僕たちふたりが“このまま続けるのか、それとも今終わらせるのか”という問いを投げかけたのは今回が初めてだった」とガーンは語り、「少なくともこのアルバムは作ろう」と決めました。そして「まだやり残したことがあるような気がしたんだよ」と話しています。

ニュー・アルバムについてガーンは「雰囲気があって、サウンドが本当に面白い」と言い、歌詞面では「すべてに終わりがある。僕たちはみんな、できるだけそれを避けようとするけど、それは避けられないことなんだ」ということを歌っていると語りました。

デペッシュ・モードは、数十年にわたってバンドとライヴを行ってきたマルチ・インストゥルメンタリストのピーター・ゴーデノとドラマーのクリスチャン・エイナーと共に3月23日、カリフォルニアのサクラメントからツアーをスタートさせました。日本公演はまだ発表されていませんが、ガーンは「アジアとオーストラリアでのツアーも視野に入れている」とコメントしています。

デペッシュ・モード
『メメント・モリ』

Memento Mori
レーベル:
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:
4.26 on Sale

TRACK LIST

1.
マイ・コスモス・イズ・マイン
2.
ワギング・タング
3.
ゴースト・アゲイン
4.
ドント・セイ・ユー・ラヴ・ミー
5.
マイ・フェイヴァリット・ストレンジャー
6.
ソウル・ウィズ・ミー
7.
キャロラインズ・モンキー
8.
ビフォー・ウィ・ドラウン
9.
ピープル・アー・グッド
10.
オールウェイズ・ユー
11.
ネヴァー・レット・ミー・ゴー
12.
スピーク・トゥ・ミー

Photo : Anton Corbijn

Link

https://depechemjp.lnk.to/MementoMori

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