『狂気』50周年でプラネタリウム・ショーが日本初開催！ピンク・フロイドの音楽と映像に包まれる究極の体験

全天周映像作品プラネタリウム・ショー「The Dark Side Of The Moon」

ピンク・フロイドの名盤『狂気』がプラネタリウムで蘇る！50周年記念プロジェクトの一環として日本最速上映。圧倒的なサウンドとヴィジュアルの融合を体験できるプラネタリウム・ショー「The Dark Side Of The Moon」の詳細と、豪華デラックス・ボックス・セットの内容を紹介します。

『狂気』とは

ピンク・フロイドは、全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”です。サイケデリックで幻想的なサウンドと文学 / 哲学的な歌詞。実験性にあふれた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージング。常にアートと密着しながら、ロックの進化とともに歩み続け、いまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けています。

その中でも、1973年に発表された8作目のスタジオ・アルバム『狂気（原題：The Dark Side Of The Moon）』は、ピンク・フロイドの代表作として知られています。現代社会の緊張と抑圧、人間の心のなかに潜む狂気をテーマにした一大コンセプト・アルバムで、バンドとエンジニアのアラン・パーソンズによって生み出された究極の音世界は圧巻です。あまりにも象徴的なジャケットのアートワークはヒプノシスによって光のプリズムをモチーフにデザインされました。

ピンク・フロイド『狂気』

このアルバムは、全米チャートで741週（15年間）連続ランクインのギネス記録、全世界トータルセールス5,000万枚以上、史上最も売れたアルバム3位などの記録を打ち立て、音楽史上最も重要な作品のひとつとして今もなお世界中で新しいオーディエンスを開拓し、魅了し続けています。

2023年3月、『狂気』が発表されてから50周年を迎えました。その記念すべき年に、ピンク・フロイド側が新たに創り上げた公式作品として、全天周映像作品プラネタリウム・ショー「The Dark Side Of The Moon」が全世界100か所以上のプラネタリウムで開催されることが決定したのです。

プラネタリウム・ショー「The Dark Side Of The Moon」とは

このプラネタリウム・ショーは、『狂気』の全10曲（トータル42分）を使用し、収録曲順にそれぞれのテーマに基づいたスペーシーな映像が、最新鋭のテクノロジーを使用したプラネタリウムの高解像度映像ドームに映し出されます。全方位から聴こえてくるアルバム『狂気』5.1chのサラウンド・サウンドの中、まるで宇宙旅行をしているかのような、時空を超えた圧倒的な没入感と迫力あるサラウンド・サウンドとヴィジュアルの融合と、包み込まれるようなナチュラル・トリップ感覚も味わうことができます。

ピンク・フロイドがデビュー以来試みてきた光と音の大スペクタクル・ショーの究極の姿ともいえる、このプラネタリウム・ショーをぜひ全音楽ファンに体験してほしいと思います。

日本最速上映！コニカミノルタプラネタリアTOKYOでの開催

この記念すべきプラネタリウム・ショーの日本最速上映が、6月26日（月）より約2週間、コニカミノルタプラネタリアTOKYO DOME1（有楽町マリオン9階）にて行われることが決定しました。会場となるプラネタリアTOKYO DOME1は、ドーム天頂のみならず壁面にかけて映像を映し出すことができる高解像度映像ドームです。これによって他のプラネタリウム施設とは一線を画す、圧倒的な没入感と迫力ある映像を体験することができます。プラネタリアTOKYOでしかできない、ピンクフロイドの音楽と映像に包まれる最新の『狂気』体験を、ぜひお楽しみください。

50周年記念盤も発売！『狂気』の究極版

また、『狂気』50周年を記念した豪華デラックス・ボックス・セット『The Dark Side Of The Moon – 50th Anniversary Box Set』も3月24日に発売されました。この50周年記念盤には、長年ピンク・フロイドの音を司ってきたジェームス・ガスリーによる『狂気』の2023年最新リマスターCDとLP、『狂気』全曲演奏ライヴ『狂気 : ライヴ・アット・ウェンブリー1974』のCDとLP、ピンク・フロイド史上初のDolby Atmos Mixを収録したBD、5.1ch Mix、ハイレゾMixなどを収録したBDとDVDが含まれます。

さらに1972年～75年の全英・全米ツアーからレア・未発表写真を収録した160ページ・ハードカバー本、オリジナル盤の76ページ楽譜集、7インチ・シングル2枚（「マネー / 望みの色を」と「アス・アンド・ゼム / タイム」）、ポスター4枚、ポストカード2枚、1973年にロンドン・プラネタリウムで行われた『狂気』試聴会のEMI制作パンフレットおよび招待状のレプリカなど貴重な特典も収録されます。

このDolby Atmos Mixは、プラネタリウム・ショー「The Dark Side Of The Moon」の音源としても収録されています。5.1ch Mixとは別物で音の定位や広がり、細部の音の処理などが異なっており、音の包囲感が高まり聞き手の想像力をいっそう刺激してくれます。プラネタリウム・ショーで体験したあとは、自宅でもこの究極の音世界を楽しむことができます。