英ダブステップ界のレジェンドSkreamがZEROTOKYOのカウントダウンイベントにヘッドライナー出演

ロンドンのDJ・プロデューサーSkreamが、2025年12月31日（水）に東京・新宿歌舞伎町のZEROTOKYOで開催されるカウントダウンイベント「ZEROTOKYO NEW YEAR’S EVE PARTY 2025-2026」にメインアクトとして出演することが決定。ダブステップ誕生期の主要な革新者であるSkreamと、国内トップDJのLicaxxx、ryota、KZMTが共演し、2026年を祝う一夜限りのステージが展開されます。

ダブステップの先駆者Skreamが大晦日に来日

Skreamは南ロンドンのクロイドン出身で、2006年にリリースされたデビュー・アルバム『Skream!』がエレクトロニック・ダンス・ミュージックの世界に衝撃を与え、ダブステップというジャンルの確立に大きく貢献しました。ダブステップは1990年代後半に南ロンドンで生まれた音楽ジャンルで、サブベースの重低音とシンコペーションを用いたリズムパターンを特徴とし、BPMは140前後が一般的です。

現在のSkreamはハウスやテクノといった新たなサウンドの道へと進み、自身のレーベルOf Unsound Mindを主宰するほか、ワーナー、FFRR、ソニーなどのメジャー・レーベルからリリースを重ね、アンダーグラウンドレーベルへのリミックス提供も数多く手がけています。Resident Advisor（RA）DJランキングでは2016年に15位にランクインし、世界中で開催している「Open To Close」というパーティーではチケットが軒並み完売となる人気を誇ります。

国内トップDJが集結するラインナップ

Skreamと共演する国内アーティストには、Wリーグの音楽プロデュースやファッションショーの音楽を多数手がけるDJ・ビートメイカー・ラジオパーソナリティのLicaxxxが参加します。Licaxxxは今年、Skrillex、Fred Again..らとの共演やオーストラリア、アジア、EU・UKでのツアーを敢行し、Boiler Roomにも幾度となく出演して国際的に活躍の場を広げています。

さらに、コカ・コーラ主催「burn residency」の日本チャンピオン経歴を持ち、東京発の人気パーティー「EDGE HOUSE」のレジデントDJとして知られるKZMTも出演。KZMTは海外レーベルからのリリースや様々な分野への音楽提供など、トラックメイカー・リミキサーとして多方面で活躍中です。また、国内外のスキルとセンスを発揮し活躍するryotaもラインナップに名を連ねます。

イベント詳細とチケット情報

「ZEROTOKYO NEW YEAR’S EVE PARTY 2025-2026」は2025年12月31日（水）21時にオープンし、新宿歌舞伎町に位置するZEROTOKYOのZ HALLで開催されます。ZEROTOKYOは3フロア5エリアで構成される国内最大級のナイトエンターテインメント施設で、収容人数は1500人規模です。

チケットは優先入場と入場料金を含むファストパスチケットが6,000円、午前3時以降の入場は3,000円で、ドアチケットの価格は現時点で未公表です。チケットはZAIKOやResident Advisorのプラットフォームで購入可能。カウントダウンMCにはMC CARDZが、VJにはH2KGRAPHICSとJür Nishizatoが担当し、視覚と音響の両面から新年を祝う演出が展開されます。

ZEROTOKYOが3年連続で海外トップアーティストを招聘

ZEROTOKYOは開業初年度の2023年にフローティング・ポインツ、2024年にSBTRKTをニューイヤーズイブに招聘し、年末のカウントダウンイベントに力を入れています。3年連続で、英国のダンス・ミュージック・シーンを象徴するアーティストがヘッドラインを飾ることになります。

ZEROTOKYOのコンセプトは「ENTERTAINMENT JUNCTION」で、音楽、DJ、空間演出、パフォーマンスなどあらゆるエンターテインメントコンテンツを集め、交差させることで新たな体験を生み出す場となることを目指しています。今回のSkream来日によって、ダブステップの歴史とハウス・テクノの現在進行形のサウンドが融合し、2025年から2026年への架け橋となる一夜が期待されます。