ブリティッシュ・スクール・イン東京、国際バカロレア・ディプロマプログラムへの移行でグローバル人材育成を強化

日本最大の英国系インターナショナルスクール、ブリティッシュ・スクール・イン東京（BST）が、国際バカロレア・ディプロマプログラム（IBDP）の候補校に認定されました。2026年からYear 12、13でIBDPを導入し、グローバル人材育成を強化します。BSTの画期的な教育改革の詳細をご紹介します。

BSTの教育改革：AレベルからIBDPへの移行

ブリティッシュ・スクール・イン東京（BST）は、Year 12とYear 13の生徒向けに、現行のAレベルカリキュラムから国際バカロレア・ディプロマプログラム（IBDP）への移行を進めています。この戦略的な変更は、多様性と活力に富んだ生徒たちの向上心をサポートする、より国際的な教育体験を提供するためです。

IBDPの導入スケジュール

BSTは現在、IBDPの候補校として認定されています。2026年のYear 13生徒の卒業を最後に、現行のAレベルカリキュラムは終了する予定です。それ以降のYear 12とYear 13の生徒に、IBDPを提供する国際バカロレア校としての正式認定を目指しています。

BSTの教育の歴史と特徴

1989年に設立されたBSTは、日本最大の英国系インターナショナルスクールとして、2010年以降Year 12とYear 13の生徒にAレベルのカリキュラムを提供してきました。過去35年間、英国式教育を基盤としつつ、国際的な要素や日本ならではの環境を積極的に取り入れ、教育の質を高めてきました。現在、65か国から生徒が集まる多様性豊かなコミュニティを形成しています。

IBDPの特徴と利点

IBDPは、6つの科目を学ぶ包括的な学術体験を提供します。「知の理論（TOK）」を通じて批判的思考を養い、「創造性、活動、奉仕（CAS）」を通じてバランスの取れた学びを推進します。このアプローチにより、生徒は学問的な成果だけでなく、自己の成長や自立心も育むことができます。

IBDPと大学進学

IBDPは世界中の大学で広く認知されており、最も厳格な大学入学資格のひとつとされています。研究によると、IBDP修了生は他の資格を持つ生徒よりもトップクラスの大学に進学する可能性が高いとされています。過去5年間で、BSTの生徒はオックスフォード大学、ケンブリッジ大学、東京大学など、世界中の名門校に進学しています。