ユーストン駅の新高速鉄道「HS2」開業に向けた建て替えデザインが明らかに

ユーストンHS2駅

ロンドンとウェスト・ミッドランド~スコットランドを結ぶ起点であるユーストン駅。約10年後に控えた新高速鉄道「HS2」の開業に向けたターミナルの建て替えデザインが発表になりました。

現在のユーストン駅は1968年に建て替えられて以降、その姿の評判があまり良くありませんでした。たびたび論争が巻き起こるほどでしたが、ロンドンとバーミンガム、マンチェスター、リーズを時速400kmの高速鉄道「High Speed 2」の開業に向けて、ユーストン駅が建て替えられることになりました。

現在のユーストン駅

現在のユーストン駅

新たなターミナルの中心となるのは地上階のコンコースで、長さ300mのホールは乗客と駅を訪れた人の自由な移動を可能にし、駅の南北には新しい公共スペースも設けられます。

ユーストンHS2駅コンコース

地上階のコンコースのデザインプラン

トラファルガー広場より20%広いこのホールは、1階と2階の店舗や駅施設を見下ろすドラマチックな屋根を持つ、英国最大の駅コンコースとなりそうです。

駅舎は、南側のユーストン・スクエア・ガーデンに面しており、北側には大規模な公園、西側にはコミュニティ・ガーデンが整備される予定。加えて、徒歩と自転車を優先し、新しい自転車ルートと2,000台の自転車駐車場が設けられ、すべての人にとって安全でアクティヴな移動環境が促進されます。

また、ユーストン駅の北側、南側、西側にもエントランスが設けられ、アクセスが可能になります。また、既存のユーストン駅とロンドン地下鉄の駅との間には段差のない完全バリアフリーの出入口が設けられ、ノーザン線、ビクトリア線、サークル線、ハマースミス&シティ線、メトロポリタン線がシームレスな接続となります。

「HS2」の第1期に予定されるロンドン~バーミンガム路線は2030年頃の開通を目指しており、建設が順調に進んでいます。

Link

https://www.hs2.org.uk/

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