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軽井沢の中の英国へようこそ~ホテル・ウェイリーズ(Hotel Wellies)
日本屈指のリゾートとして知られる軽井沢ですが、たくさんの人が訪れてにぎやかな旧軽井沢・新軽井沢周辺だけでなく、近年、地元の方々が暮らす中軽井沢も静かな人気を呼んでいます。
星のや軽井沢、スーパーのツルヤのほか、素敵なレストランも立ち並ぶ中軽井沢エリアで、まるで英国に滞在しているようなホテルがあります。
2013年7月にオープンした「ホテル・ウェイリーズ(Hotel Wellies)」は、まさに英国のB&Bに泊まっている気分になるホテル。
しなの鉄道の中軽井沢駅から歩いて15分ほどの位置にありますが、事前にお願いしておくと中軽井沢駅南口まで迎えに来てくれます(18時前まで)。
また、チェックアウト後も中軽井沢駅もしくは、星野エリアまで送ってくれますので、車でない方でもアクセス面での心配はありません。
車で訪れる際も無料駐車場が完備されています。
ホテルに足を踏み入れた瞬間に英国へ
British Culture in Japanが「ホテル・ウェイリーズ」を訪れたのは、梅雨の晴れ間の青空が軽井沢の緑を鮮やかに映し出していた日曜日の午後でした。
鳥のさえずりしか聞こえないほど周辺は静かで、落ち着いた雰囲気に包まれています。
ロビーへのアプローチを示すプレートがお出迎え。
アプローチの右手にはにわとりの鶏舎が。以前ほど玉子を産まなくなったそうですが、朝食に産みたての玉子が使われることもあるそうなので、当たったらラッキー!
暖炉に使われる薪がうず高く積まれた突き当り。
ジェームズ・ボンドがお出迎えしてくれました。さらに進むと……
ニューヨークのセントラルパークにある「ストロベリーフィールズ」の「IMAGINE」を模したモニュメントが目に入り、英国感が高まっていきます。
右手には小川が、左手にはちょうど咲き頃のバラが。お花はホテルの前オーナーが手入れしているそう。
フロントのドアの前にはザ・ビートルズの『ヘイ・ジュード』のジャケットが飾ってありました。
それではいよいよホテルの中へ。
お庭を眺めながらフィッシュ&チップスを
フロントの咲きには広々としたダイニングがあり、ランチ、ディナー、モーニングをこちらでいただきます。ダイニングにもオーナーのクリスさんこだわりの英国グッズがいたるところに。
美しい艶のテーブルや椅子、壁紙、照明器具のどれを取ってもブリティッシュで、軽井沢からいきなり英国へ足を踏み入れたような錯覚さえおぼえます。
ダイニングの外は緑豊かな庭やくつろげるデッキが目に入り、こちらも日本とは思えない雰囲気に包まれています。
ちょうどランチタイムで、クリスさんが自ら調理したフィッシュ&チップスをいただきました。
「ホテル・ウェイリーズ」はレストラン「Albert’s British Dining」としての顔も持っていて、モーニングやランチ、アフタヌーン・ティーを気軽に楽しむことができます。
フロント前のソファ。左手には暖炉の裏側が見えています。
フロント前にはたくさんのレインブーツが。実は、ウェイリーズはウェリントンブーツの短縮形で、雨の湖水地方を散策するように軽井沢でも“ウェイリーズ”を履いて散歩することができます。
フロントとダイニングを結ぶドアには「Albert’s British Dining」のロゴが。
英国にホームステイしていた方がホストのお家を思い出すようなアットホームな空気感に包まれたダイニング。
ダイニングのコーナーにはレコード・プレイヤーがあって、クリスさんがコレクションしているUKロックの名盤を聴くことができます。
本棚にも英国にまつわる本がたくさん。
ここにもザ・ビートルズが。
クリスさんはアーセナルファンで、お客さんとフットボールの話で盛り上がることも。
窓辺に飾られたティーポットごし見えるガーデン。
自家製のルバーブ・ジンを使ったジントニックと、エルダーフラワーのコーディアルを使ったジン・トニックを食前酒としていただきました。
サックリとした衣のフィッシュ&チップスが絶品! マッシーピーもいいお味。
タルタルソースはクリスさん特製。
デザートはパンプディングとヴァニラ・アイス。
食べ終わった後に心地よい風が吹いていたので、お庭に出てみました。
手入れが行き届いた庭で本を読んだり、お昼寝するのもおすすめです。
すべての部屋に泊まりたくなる素敵なインテリア
ヴォリューム満点のランチをいただいた後は、2階のお部屋に。
「ホテル・ウェイリーズ」のお部屋の壁紙はすべて英国製で、「日本はシンプルな白い壁紙は世界一揃っているかもしれないけど、クールな柄の壁紙は少ないんだよね。英国から取り寄せた壁紙を使っているんだ」とクリスさん。
どのお部屋も印象的な壁紙となっていて、お部屋でもやはり英国らしさを体感することができます。
2階へと上がる階段の途中で振り返ると……!!
各お部屋はWi-Fi、TV、ミニ冷蔵庫、浴室&シャワー、アメニティ、紅茶、タオル、ナイトウェアが完備されていますので、身軽に訪れることができます。
自家製の心がこもったロンドンディナー
まだ明るさが残る夕暮れ時にUKミュージックが流れる中でディナーがスタート。4コースの「ロンドンディナー」となります。
お昼に続いて、ジントニックをオーダー。ヘンドリックスのジンに欠かせないのがキューカンバー。きちんと縦にスライスしたキューカンバーをグラスに敷いてから、フィーバーツリーのトニックウォーターで仕上げます。
前菜はスモークサーモン、スモークチーズ、ポークリエット、ピクルスで、すべて自家製。クリスさんが燻製器を使ってスモークしています。
サラダには甘~いアメーラトマトがたっぷり! クリスさん、「ウメイら?」とアメーラトマトの産地である静岡弁を使ったダジャレで笑わせてくれました。
メインはじっくり煮込んだビーフシチュー。付け合わせのヨークシャープディングも毎日オーブンで焼いています。ふかふかでペロリと食べてしまいましたが、おかわりいかが? と聞いてくれました。おかわり自由になので、ついつい食べ過ぎちゃいました。
デザートはアップル&ルバーブクランブルにヴァニラ・アイスを添えて。
食後にゆっくりとお酒を飲みたいという方はダイニングのカウンターや、暖炉前のチェアに座って、ジンやウイスキー、クラフトビールなどを楽しむことができます。仕事が一段落したらクリスさんもおしゃべりの輪に入って、英国や軽井沢の話をしてくれますよ。
また、階段を2階に上がったところにはポータブルのレコードプレイヤーが置かれていて、お部屋でレコードを聴くこともできます。本棚の本もお部屋で読むことができますので、軽井沢の夜長を音楽や読書と共に過ごしてみては?
どちらを選ぶか迷うこと必至の朝食
シモンズのベッドでぐっすりと眠れたので、目覚めもすっきり。少し早く起きた方は近くを散歩すると、清々しい空気に包まれて、とてもリラックスした気分になりますよ。
散歩から帰るとお腹も空く頃。朝食はイングリッシュ・ブレックファストと、自家製スモークサーモン、サバ、スクランブルエッグ、イングリッシュマフィンのセットのふたつから選ぶことができます。
もちろんミルクティーも忘れずに。
名残惜しくチェックアウトの10時ギリギリまで滞在しましたが、またすぐに“帰ってきたくなる”気持ちにさせてくれる「ホテル・ウェリーズ」。
予約は各旅行サイトからも可能ですが、旅行サイトへ支払う手数料が不要になるホテルへの直接予約をおすすめします。
クリスさんは日本語で対応できますので、お気軽にお電話でもご予約ください。
Hotel Wellies
- 場所
- 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2350-160
- チェックイン / チェックアウト
- 15時 / 10時
- 予約
- info@hotelwellies.jpもしくは0267-46-1670
- リンク
- https://www.hotelwellies.jp/
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