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ブリティッシュ・エアウェイズ羽田~ヒースロー線再開! 787-8型機の快適フライト
新型コロナウイルスの影響によって、2021年11月から運休していたブリティッシュ・エアウェイズの東京・羽田~ロンドン・ヒースロー線の運行が2022年11月13日より再開されました。
初便となる「BA7」便はヒースローを8時56分に出発し、羽田に翌14日の7時43分に到着。13時間47分のフライトでした。
その「BA7」が折り返してヒースローに向かう「BA8」便の初便は11月14日に羽田を出発。約1年の時を経て、東京とロンドンを結ぶブリティッシュ・エアウェイズが羽田の空に帰ってきました。
その記念すべき東京発の再開便に搭乗しましたので、その模様をレポートします。
ブリティッシュ・エアウェイズが出発するターミナルは?
国際線の多くが発着する羽田空港第3ターミナルから、ブリティッシュ・エアウェイズのロンドン・ヒースロー行きは出発します。
出発ロビー(3F)のチェックインカウンターの前にやってくると、ユニオンジャックがずらっとディスプレイ。
さらに普段は出発に向けての準備に忙しい客室乗務員の方々がお出迎えしてくれました。
「約1年間搭乗する機会がありませんでしたが、また飛ぶことができて本当にうれしいです。感慨深い日になりましたね」と客室乗務員の方が答えてくれました。
ブリティッシュ・エアウェイズの荷物許容量は?
ブリティッシュ・エアウェイズの荷物許容量は搭乗するクラスによって異なりますが、ワールドトラベラー(エコノミークラス)とワールドトラベラープラス(プレミアムエコノミークラス)は同条件で、クラブ・ワールド(ビジネスクラス)は重量が最大32kgまで預け入れることができます。
預け入れ荷物
預け入れ荷物の重さとサイズ | |
---|---|
重さ | 最大23kg ※クラブ・ワールドは最大32kg |
サイズ | 最大90x75x43cm |
預け入れ荷物 | オンライン料金 | 空港での料金 |
---|---|---|
1個目の荷物 | 無料 | 無料 |
2個目の荷物 | 無料 | 無料 |
3個目の荷物 | 20,000円 | 23,400円 |
4個目の荷物 | 20,000円 | 23,400円 |
機内持ち込み手荷物許容量
機内に持ち込むことができるのは手荷物1個(最大23kg / 最大56x45x25cm)と、ハンドバッグ1個(最大23kg / 最大40x30x15cm)になります。
搭乗ゲートもお祝いモードに
運行再開を祝うような青空を目にしながら搭乗ゲートに向かうと、ユニオンジャックと日の丸が。その先には久々のブリティッシュ・エアウェイズの機体が羽を休めています。
搭乗ゲート前もたくさんのユニオンジャックがディスプレイされ、スタッフの方々が笑顔で搭乗客を迎えていました。
運行再開後は機材が変更に
新型コロナウイルスによって運休する前の羽田~ヒースロー便はボーイング「777-300ER」が使用されていましたが、運行再開後はボーイング「787-8」が採用されています。
©Jeff Garrish / British Airways
「787-8」にはロールスロイス社製のエンジン「Trent1000」が搭載され、燃費の良さに加えて、振動を伴う騒音が低減。
また、客室内の気圧が高さ1,800mの山頂と同程度に与圧が可能になり、耳が痛くなるといった不快感が軽減しています。
リニューアルされた快適な座席
今回は他社のエコノミークラスに相当するワールド・トラベラーに搭乗しました。
©British Airways
シート配列は横3-3-3列で、シートピッチ(前後間隔)は79㎝(31インチ)、座席幅は45cm(17.5インチ)。身長170cmの筆者もゆったりと座ることができました。
ブリティッシュ・エアウェイズでは2020年2月にワールド・トラベラーのヘッドレストやブランケットを一新。
©British Airways
調節可能なヘッドレストには白のヘッドレストカバーが採用され、ヘリンボーン・デザインのクッションと、軽くてあたたかいフリース素材のブランケットはブリティッシュ・エアウェイズの象徴的なカラーである鮮やかなブルーがあしらわれています。
機内液晶モニターの下にはUSBポートがふたつ、足元にはユニバーサルタイプの電源を搭載。スマートフォンやPCの充電にも困りません。
窓も従来の航空機の約1.3倍に大きくなり、手動のシェード(日よけ)に代わって、ボタン操作で透明度を5段階で調整する電気シェードになっています。
美味しい英国を空の上でも
離陸後、シートベルト着用サインが消えると、まずドリンクのサービスが始まります。
ビールがお好きな方なら、迷わずに選びたいのがブリティッシュ・エアウェイズとブリュードッグがコラボした、その名も「JET STREAM」!
2019年のブリティッシュ・エアウェイズ100周年を記念して、機内で醸造の一部過程が行われたビール「SPEEDBIRD 100」(SPEEDBIRDはブリティッシュ・エアウェイズのコールサイン)の後継となるビールで、ブリティッシュ・エアウェイズのロゴが缶にデザインされています。
フルーティなインディアンペールエール(IPA)で、バランスの良い味わいになっています。ブリティッシュ・エアウェイズの機内とラウンジでしか味わえないレアなビールですので、ぜひ客室乗務員の方にリクエストしてみましょう。
また、紅茶はトワイニングを採用。機上でも香り豊かな紅茶を楽しめます。
ドリンクのサービスから約1時間後に最初の機内食が提供されました。選んだのは照り焼きチキンとライス。焼き鳥丼に近い味で、あたたかいご飯の湯気と共に良い匂いが立ち上り、食欲を刺激してくれました。
チェダーチーズが付いているのが英国らしいですね。ちなみにミネラルウォーターは、1571年に英国で初めてボトルに入れて販売された「ハロゲートウォーター スプリングウォーター」です。
英国のコンテンツいっぱいのエンターテイメント
食後は機内の照明が暗くなり、あたたかいブランケットにくるまって眠る方もいれば、ゆっくりとエンターテイメントを楽しむ方も。
機内に足を踏み入れた瞬間から英国を感じるブリティッシュ・エアウェイズでは最新の映画はもちろん、英国のコンテンツも満載。
日本で未公開の英国の映画やドラマが観られるのもブリティッシュ・エアウェイズに乗る楽しみのひとつと言えます。
小腹が空いたら後方のギャレーへ
食後に映画を観て一眠りしたら、小腹が空いてきた……という方も多いのでは? 各航空会社の機内では後方のギャレーにお菓子やドリンクが用意されています。
ウォーカーのショートブレッドがあるのが、ブリティッシュ・エアウェイズならでは。
また、美味しいジントニックをナイトキャップにオーダーするのもおすすめです。
なお、ブリティッシュ・エアウェイズの名物となっていたカップヌードルの提供ですが、現在は休止中とのこと。こちらも早く再開してほしいですね。
3年ぶりのロンドンに到着!
着陸の約90分前に機内の照明が明るくなり、ざわざわとし始めた中で2回目の食事が提供されました。
いつも2回目の食事ではカレーライスがメニューにあり、機内にカレーの香ばしい匂いが漂い、ついつい頼んでしまうことが多かったのですが、あれ? カレーの匂いがしない?
運行再開にあたって英日便のメニューも一新。この便で初めてビーガン対応の「焼きうどん」が提供されるということで頼んでみました。
お味は……焼きうどん以外の何ものでもなかったです(笑)。お醤油の優しい味のうどんとアクセントになる紅しょうがのこれ以上はない組み合わせで、寝起きのお腹にすとんと入っていきました。
食べ終わるやいなや、着陸に向けて高度が徐々に下がっていき、いよいよ3年ぶりのロンドンに到着です。
冬の15時を過ぎる到着ですので、すでに外は暮れかかっている中、無事に着陸。
機内を降りてから入国ゲートに向かう通路の光景や匂いが懐かしく感じられて、しばしぼーっとしていたら、はい、これと渡されたのが乗継便のチケット。
©British Airways
実は到着が遅れて、予定していたエディンバラ行きの便に乗れなかったのでした。こうしたシチュエーションで慌ててしまいそうになりますが、ちゃんと地上スタッフが待ち構えて、声をかけてくれますのでご安心を。
なお、遅れたおわびに10ポンドのバウチャーをプレゼントしてくれました。
国内線の乗り継ぎは運賃に含まれます
ブリティッシュ・エアウェイズの国内線に乗り継ぐ場合は運賃の追加がなく、羽田~ヒースローの運賃のまま国内移動ができます。
このお得な制度を使って、今回はエディンバラまで足を伸ばしてみました。
©Stuart Bailey / British Airways
なお、2019年5月より入国審査がe-Gates(自動化ゲート)になり、一気に時間が短縮されましたが、乗継便の場合は入国してから国内便の保安検査があります。
ヒースロー空港は世界屈指の忙しい空港と知られており、乗り継ぎは時間の余裕を見て計画されることをおすすめします。
British Airways
今回も保安検査に40分近い時間がかかりました。
出発までラウンジでリフレッシュ
ヒースロー空港のターミナル5にはブリティッシュ・エアウェイズのラウンジが4か所設けられています。
British Airways
エディンバラ行きの便はクラブ・ヨーロッパ(ビジネスクラス)を予約していたので、Galleries Clubラウンジを使用することができました。
ラウンジでは軽食やアルコールを含むドリンクを楽しめるほか、シャワーも浴びることができます。
長いフライトの後にシャワーでリフレッシュできたのは最高でした。
最終目的地のエディンバラに到着
ヒースロー空港からエディンバラ空港までの飛行時間は約50分ですが、クラブ・ヨーロッパでは機内食も提供されました。
食事を終えたら、もう着陸体制という慌ただしいフライトでしたが、やっと最終目的地のエディンバラに到着。
空港の外に出ると見慣れたディスプレイが出迎えてくれました。
トラムで市街に向かおうと思ったのですが夜遅くなって本数が少なくなっていたので、エアポートバスでホテルの近くまで。
そして、このホテルがまたスペシャルだったのです。そのお話はまた次回に。
協力 : 英国政府観光庁 https://www.visitbritain.com/jp/ja
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https://www.britishairways.com/travel/home/public/ja_jp/
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