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2022.12.24

ロンドンの冬の風物詩「ウィンター・ワンダーランド」

2007年から毎年11月中旬から1月上旬までロンドンのハイドパークで開催される「ウィンター・ワンダーランド」。

クリスマスマーケットをはじめ、100を超える乗り物やアトラクション、サーカス、アイスショー、ライヴ、そしてたくさんのバーやレストランでにぎわうクリスマス・シーズンの一大イヴェントです。

2022年は11月18日から1月2日までの6週間にわたって開催。新型コロナウィルスの影響で2020年は休止となりましたが、2021年はふたたびハイド・パークに帰ってきました。2022年は記念すべき15回目の開催となりました。

とても広いハイド・パークのどこから入場する？

「ウィンター・ワンダーランド」の入り口は4つ設けられています。GOLD GATEとRED GATEはマーブル・アーチ駅が最寄りで、駅からゲートまでは歩いて5～8分ほどかかります。

GREEN GATEはナイツブリッジ駅が、BLUE GATEはハイド・パーク・コーナー駅が最寄りとなります。

少し歩くことになりますが、オックスフォード・サーカスもしくはボンド・ストリート駅からですと、クリスマス・イルミネーションも眺めながら向かうことができます。

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そして、GREEN GATEから出れば、ハロッズも間近。こちらのクリスマス・イルミネーションも楽しむことができます。

2021年から入場が事前予約制に

2019年までは入場が無料で、たくさんの人でにぎわっていた「ウィンター・ワンダーランド」。アトラクションを楽しみにしている人もいれば、クリスマスの雰囲気の中で食事をしたり、お酒を飲んだりする人もいるというように、気軽に足を運べるスポットでした。

しかし、新型コロナウィルス以降は時間帯によっては入場料がかかるようになり、入場も事前予約制に。

混み具合の予想に基づいてOff-Peak、Standard、Peakの3つの区分が決められ、Off-Peakは無料、Standardは5ポンド、Peakは7.5ポンドという料金体系になっています。

事前予約する際にオンラインで支払うことになっていて、入場ゲートでは予約時に送られてくるメールからダウンロードしたチケットを見せて入ることになります。

なお、期間中のどの日でも、アトラクション、乗り物、ゲームのいずれかのチケットをオンラインで事前に25ポンド購入すると、入場券がもらえます。

ちなみに前日までに予約などの制約はなく、入場制限などなければゲートの前で予約手続きをして入場することも可能です。クリスマス・イヴなどの特定の日は早めの予約がおすすめ。

まばゆいばかりのフェスティヴ空間

入場ゲートを通ると目に入るのが、まばゆいイルミネーションのアーチ。

その美しいアーチをくぐりぬけると、まさにワンダーランドが目の前に広がります。

日本の遊園地に行き慣れた方にはアトラクションのスリルが物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、華やかなクリスマス・シーズンの雰囲気を楽しむというのがいちばんの楽しみ方。

とにかくアトラクションに乗りまくる、というよりはクリスマス・マーケットや懐かしい射的などを眺めながら、いくつかアトラクションに乗ってみる、というのが「ウィンター・ワンダーランド」の過ごした方のような気がします。

それでも地上80メートルの高さまで上昇しながら回転する「AERONAUT STARFLYER」など、ダイナミックなアトラクションが多数ラインナップされていて、ロンドンの市街を360度見渡すことができます。

もしかして飲みの方がメインだったりする？

アトラクションやショーを楽しんでいる人もたくさんいますが、負けじと盛り上がっているのが、フード＆ドリンクコーナー。冷たい空気の中、冷たいビールを飲むのも「ウィンター・ワンダーランド」の醍醐味になっているのかも。もちろん、温かいモルドワインも人気です。

ストリートフードもどれを食べようかと迷ってしまうほど、様々な種類のフードが揃っています。ドイツの美味しいソーセージを炭火で焼いた「SANTA’S GRILL」が人気を呼んでいました。

マイナス10℃のBar Ice！

11、12月のロンドンは日が暮れると冷気が足元から立ち上ってくるような寒さになりますが、さらに寒い体験ができるのが「Bar Ice」！

マイナス10℃に保たれた（保たなくてもいいのに！）空間で、すべて氷で作られた（作らなくていいのに！）テーブルも椅子で氷のグラス（普通のグラスでいいのに！）で美味しいクリスマス・カクテル（ノンアルコールもあり）を楽しむことができます。

なお、入場時にマントと手袋が渡されますのでご安心を。これも冬の風物詩のひとつ。ぜひトライを！

「ウィンター・ワンダーランド」まとめ

入場は事前予約制で、混み具合の予想によって有料のチケットの購入が必要。

公園内は寒さがさらに感じられるので手袋やマフラー、貼るカイロがあると◎

友達同士でもファミリーでも楽しめます。もちろんひとりでも！

トイレも各所にあり、スマートフォンの充電が心もとなくなった際もチャージ・ポイントがあります。

11～12月のロンドンの日没は15時過ぎ。夕暮れ時から夜になるタイミングがとてもきれいなので、この時間帯に行かれることをおすすめします。