「クイーン・エリザベス」で優雅な英国クルーズを楽しむ方法|キュナード・ラインの歴史と魅力

クイーン・エリザベス

キュナード・ラインの豪華客船「クイーン・エリザベス」は、英国の文化と歴史を感じられる優雅なクルーズの旅を提供しています。2010年に就航した3代目の「クイーン・エリザベス」は、アールデコ様式を取り入れた内装やエリザベス2世女王陛下の肖像画など、英国の伝統を受け継ぐとともに、現代のニーズに応える設備やサービスも充実しています。ここでは、「クイーン・エリザベス」の魅力や特徴について紹介します。

キュナード・ラインの歴史と伝統

ブリタニア

1840年進水の「ブリタニア」 提供 : キュナード・ライン

キュナード・ラインは、1840年にサミュエル・キュナードが創業した客船会社です。その歴史は、技術的な革新や社会への貢献、海上での歴史的な世界初を数多く含む驚異的な物語として語り継がれています。キュナード・ラインは、英国と北米間を結ぶ郵便輸送事業から始まり、その後も世界最速の記録を称える「ブルー・リボン賞」を何度も受賞しました。

カルパチア

「カルパチア」 提供 : キュナード・ライン

また、第一次世界大戦では「ルシタニア」が撃沈される悲劇に見舞われましたが、「カルパチア」が「タイタニック」の生存者を救助して賞賛を集めました。第二次世界大戦では、「クイーン・メリー」と「クイーン・エリザベス」が兵員輸送に従事するなど、客船として旅客を運ぶだけでなく、多くの社会貢献も果たしました。

クイーン・アン

「クイーン・アン」 提供 : キュナード・ライン

戦後は、王室のメンバーやハリウッドの大スターなど、多くの著名人がキュナード・ラインで大西洋横断を楽しみました。現在は、「クイーン・エリザベス」「クイーン・メリー2」「クイーン・ヴィクトリア」に加えて、2024年には新造船の「クイーン・アン」がデビュー。キュナード・ラインの伝統と血脈を受け継ぎながら、世界中の海を優雅にクルージングしています。

「クイーン・エリザベス」とは?

クイーン・エリザベス

「クイーン・エリザベス」は、キュナード・ラインが保有する3隻の女王船の中で最も新しい船です(2023年現在)。船は全長が294m、全幅が32.3m、総トン数90,900トンで、巡航速度21.7ノット(約40km)です。

「クイーン・エリザベス」は、2010年にエリザベス2世女王陛下によって命名されました。その名前は、キュナード・ラインの歴史において3代目となります。

クイーン・エリザベス

「クイーン・エリザベス」 提供 : キュナード・ライン

最初の「クイーン・エリザベス」(エリザベス王妃陛下が命名)は1940年に就航し、第二次世界大戦中は兵員輸送船として活躍。戦後は豪華客船として北大西洋を優雅に航行しましたが、1968年に引退しました。

クイーン・エリザベス2

クイーン・エリザベス2

2代目の「クイーン・エリザベス2」(QE2)はエリザベス2世女王陛下が命名。1967年に進水し、1969年に初航海を行いました。「QE2」はパナマ運河を通過できるように設計されており、大西洋横断だけでなく世界各地をクルーズすることになりました。1982年にはフォークランド紛争で一時的に徴用され、兵員輸送艦としての任務に従事。2008年に引退しました。
 

クイーン・エリザベス

「クイーン・エリザベス」 提供 : キュナード・ライン

現在の「クイーン・エリザベス」は2,081人の乗客と980人の乗組員を収容。船内はアールデコ様式を主としたデザイン で、エレガントで洗練された雰囲気が漂います。また、船内には様々なレストランやバー、ショップやスパ、図書館や劇場などがあります。船上では英国式のアフタヌーンティーや社交ダンスなど、英国の伝統的な催し物も楽しめるようになっています。

グレード制を守る古き良きクルーズ

クイーンズ・グリル

「クイーンズ・グリル」 提供 : キュナード・ライン

「クイーン・エリザベス」は、それぞれの客室に応じて4つのグレードに分かれています。グレードごとに専用のダイニングやラウンジがあり、料理や雰囲気が異なります。上位グレードの「グリルクラス」の「クイーンズ・グリル」と「プリンセス・グリル」では、より高級な食材やシェフの特別メニューを楽しめます。

バトラー

バトラーによるサービス 提供 : キュナード・ライン

また、「クイーンズ・グリル」には専用のバトラーが付き、個別の要望に対応。このように、グレード制を採用することで、乗客同士の親密感や独自性を高めています。

英国社交界の雰囲気を味わう

クイーン・エリザベス

「クイーン・エリザベス」では、英国社交界の雰囲気を味わえる様々なアクティヴィティが用意されています。例えば、毎日開催される英国式のアフタヌーンティーでは、紅茶と共にサンドイッチやスコーンなどを楽しみます。

クイーンズ・ルーム

また、「クイーンズ・ルーム」と名付けられたボールルームでは、夜になるとオーケストラの生演奏をバックに華やかなダンス・パーティーが開かれます。

なお、船内では日によってドレスコードがあり、夜はフォーマルにドレスアップした服装で食事を楽しんだり、パーティーに参加します。これらのアクティヴィティは、英国の上流階級の生活を体験できる魅力的なものです。

手ごろな料金で乗船できる日本発着クルーズも

クイーン・エリザベス コース

「クイーン・エリザベス」は、高級客船というイメージが強いですが、実は手ごろな料金で乗船できるプランもあります。特に日本発着クルーズは、2017年以降実施されており、日本人にとって乗りやすい機会となっています。

日本から近いアジア各地を巡るコースや英国やオーストラリアの2泊3日ショートコース、日本各地を巡るコースなどがあります。また、日本発着クルーズを中心に、日本語の案内やメニュー の提供など、日本人に配慮したサービスも行われています。「クイーン・エリザベス」に乗るという夢を叶えるチャンスです。

船室の種類と特徴

「クイーン・エリザベス」は、英国伝統のエレガンスとサービスを提供する豪華客船です。船内には、さまざまなタイプとサイズの船室がありますが、どれも快適で上質な空間です。ここでは、「クイーン・エリザベス」の船室の種類と特徴をご紹介します 。

【クイーンズ・グリル】

グランド スイート

 
グランド・スイート

提供 : キュナード・ライン

グランド スイートは、「クイーン・エリザベス」の最上級の船室です。デッキ6と7の船体最後方に4室だけあります。広さは約128㎡で、バルコニーも広々としています。リビングルーム、ダイニングルーム、ベッドルーム、ウォークインクローゼット、バスルームなどが完備されており、まるで自宅のようにくつろげます。

グランド・スイート

提供 : キュナード・ライン

グランド スイートに宿泊すると、専用ラウンジやレストランなどの特別なサービスも受けられます。グランド スイートは、かつてキュナード・ラインの船長だった人物の名前が付けられています。

マスター スイート

 
マスタースイート

提供 : キュナード・ライン

マスター スイートは、グランド スイートに次ぐ高級な船室です。デッキ7の船体中央に2室だけあります。広さ約102㎡で、バルコニーも十分な広さです。リビングルーム、ダイニングルーム、ベッドルーム、ウォークインクローゼット、バスルームなどが備わっており、快適に過ごせます。

マスタースイート

提供 : キュナード・ライン

マスター スイートに宿泊すると、専用ラウンジやレストランなどの特別なサービスも受けられます。マスター スイートも、かつてキュナード・ラインの船長だった人物の名前が付けられています。

ペントハウス

 
ペントハウス

提供 : キュナード・ライン

ペントハウスは、デッキ4~8の船体中央に44室あります。広さは約47㎡で、バルコニーもあります。リビングルームと寝室に加え、 バスルームも付いています。ペントハウスに宿泊すると、専用ラウンジやレストランなどの特別なサービスも受けられます。

クイーンズ スイート

 
クイーンズスイート

提供 : キュナード・ライン

クイーンズ スイートは、デッキ4、5、7、8に16室あります。広さは約45㎡で、リビングルームと寝室が分かれており、バスルームも付いています。クイーンズ スイートに宿泊すると、専用ラウンジやレストランなどの特別なサービスも受けられます。

【プリンセス・グリル】

プリンセス スイート

 
プリンセス スイート

提供 : キュナード・ライン

プリンセス スイートは、デッキ4~8に61室あります。広さは約31㎡で、バルコニーもあります。リビングルームと寝室が一体となったオープンプランで、バスルームにはバスタブが付いています。プリンセス スイートに宿泊すると、専用ラウンジやレストランなどの特別なサービスも受けられます。

【ブリタニア・クラブ】

クラブ バルコニー

 
クラブ・バルコニー

提供 : キュナード・ライン

クラブ バルコニーは、デッキ7、8に43室あります。広さは約24㎡で、バルコニーもあり。寝室とバスルームが備わっており、シンプルで快適な空間です。食事はブリタニア・クラブで1回制、指定席となります。なお、2024年よりサービス内容を刷新し、ブリタニア・クラブ専用のシェフ監修の特別メニューの提供や、ゲリドンサービスによるフランベ料理の特別演出やクラシック・チーズコースの案内、アラカルト・メニューでのキュナードの人気料理の案内などを予定しています。

【ブリタニア】

海側バルコニー

 
海側バルコニー

提供 : キュナード・ライン

ブリタニア・海側バルコニーは、デッキ4~8に568室あります(一部視界が遮られる部屋あり)。広さは約21㎡で、バルコニーもあり。寝室とバスルームが備わっており、シンプルで快適な空間です。海側バルコニーに宿泊すると、船内のブリタニア・レストランで食事ができます。

海側

 
海側

提供 : キュナード・ライン

海側は、デッキ1、4、6に141室あります(一部視界が遮られる部屋あり)。広さは約17㎡で、窓から海を眺めることができます。寝室とバスルームが備わっており、シンプルで快適な空間です。ブリタニア・海側に宿泊すると、ブリタニア・レストランで食事ができます。

デラックス(内側)

 
デラックス(内側)

提供 : キュナード・ライン

デラックス(内側)は、デッキ1、6、8に36室あります。広さは約19㎡で、窓はありません。寝室とバスルームが備わっており、シンプルで快適な空間です。デラックス(内側)に宿泊すると、船内のブリタニア・レストランで食事ができます。

スタンダード(内側)

 
スタンダード(内側)

提供 : キュナード・ライン

スタンダード(内側)は、デッキ4、5、6、7、8に121室あります。広さは約14㎡で、窓はありません。寝室とバスルームが備わっており、シンプルで快適な空間です。スタンダード(内側)に宿泊すると、船内のブリタニア・レストランで食事ができます。

シングル(海側)とシングル(内側)

 
シングル(海側)

提供 : キュナード・ライン シングル(海側)

シングルは、デッキ2に9室あります。自然光と海の景色を楽しむ海側(約12㎡)と、落ち着いた内側(約15㎡)のひとり用のルームになりあます。内側は窓はありません。寝室とバスルームが備わっており、シンプルで快適な空間です。ブリタニア・シングルに宿泊すると、船内のブリタニア・レストランで食事ができます。

シングル(内側)

提供 : キュナード・ライン シングル(内側)

まとめ

  • キュナード・ラインの豪華客船「クイーン・エリザベス」は、英国の文化と歴史を感じられる優雅なクルーズの旅を提供しています。
  • 「クイーン・エリザベス」は、1940年に就航した初代から数えて3代目で、2010年にエリザベス2世女王陛下によって命名されました。
  • 船内はアールデコ様式を主としたデザインで、英国の伝統を受け継ぐとともに、現代のニーズに応える設備やサービスも充実しています。
  • グレード制を採用しており、グレードごとに専用のダイニングやラウンジがあります。また、英国社交界の雰囲気を味わえるアフタヌーンティーやダンス・パーティーなども楽しめます。
  • 日本発着クルーズを中心に、手ごろな料金で乗船できるプランや日本語のサービスもあります。日本から近いアジア各地や日本各地を巡るコース、英国やオーストラリアでは2泊3日のショートコースもあります。
  • 「クイーン・エリザベス」は、キュナード・ラインの歴史と伝統を感じられる豪華客船です。英国の優雅さと洗練さを体験したい方におすすめです。

ブリタニア・レストラン

提供 : キュナード・ライン

次回は「クイーン・エリザベス」の美味しい英国の魅力を凝縮したレストラン、船内で楽しめるエンターテイメントや、英国ブランドが揃ったショップ、華やかなダンス・パーティーなどを紹介します。

協力 : キュナード・ライン

Link

https://www.cunard.jp/

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