レボリュート、金融リテラシーも学べる6〜17歳向けサービスを日本で提供開始

世界5,000万人以上が利用するデジタル金融サービス「Revolut（レボリュート）」が、6〜17歳の子どもと10代を対象とする新サービスを日本で提供開始しました。親子でそれぞれのアプリを使用することで、キャッシュレス時代に即したおこづかい管理や金融リテラシー教育を実現します。

Revolutとは

Revolutロゴ

Revolut（レボリュート）は、2015年にロンドンで設立された世界最大規模のデジタル金融サービスです。主にスマートフォンアプリを通じて、以下のようなサービスを提供しています：

海外決済・外貨両替

国内外送金

デビットカード発行（Visaブランド）

自動家計簿・予算管理

個人間決済

貯金機能

Revolutの特徴として、35種類以上の通貨を同時に管理でき、低手数料かつ有利なレートでの為替両替や送金が可能です。また、リアルタイムでの支出通知や予算管理機能により、ユーザーの金融管理をサポートしています。

2020年10月に日本でもサービスを開始し、現在は世界中で5,000万人以上のユーザーを持つグローバルな金融プラットフォームとなっています。日本では第二種資金移動業者および電子決済等代行業者として登録を受けており、デビットカード、外貨両替、国内外送金などのサービスを提供しています。

キャッシュレス時代の子ども向け金融教育

6〜17歳向けRevolutアプリ（ホーム画面）

日本政府はキャッシュレス決済比率を将来的に80％にする目標を掲げており、2023年時点で39.3％に達しています。高校での金融教育必修化も始まり、子どもたちが早い段階から適切な金融リテラシーを身につけることの重要性が高まっています。

Revolutの6〜17歳向けサービスは、子どもたちがゲーム感覚で金融の仕組みを学べるよう設計されており、すでに世界20カ国で500万人以上に利用されています。日本でのサービス開始により、子どもたちがデジタル時代に適した金融知識を実践的に身につける機会が広がります。

親子で使える主な機能

6〜17歳向けRevolutでは、以下のような機能が提供されます：

おこづかいの定期／都度入金（チャージ）

子ども同士の即時・無料送金（13歳以上で可能）

子どものすべての収支・残高・取引履歴の即時共有

親子でゲーム感覚で楽しめるお手伝い機能「チャレンジ」

自動仕分けで直感的に予算管理や支出分析

カードデザインやアプリのカスタマイズ（カスタマイズカード：700円/スタンダードプラン）

これらの機能により、親は子どもの自律性を尊重しながらも、適切な管理・アドバイスができる環境を整えることができます。

こんな時に使える！具体的な活用シーン

シーン1：お手伝いとおこづかいの管理

「お風呂掃除をしたら300円」「食器洗いをしたら200円」など、家庭内でのお手伝いタスクを「チャレンジ」機能で設定。子どもがタスクを完了すると、親のアプリにプッシュ通知が届き、承認するとおこづかいが振り込まれます。子どもは自分の努力が即座に報酬につながる体験を通じて、働くことの価値を学べます。

シーン2：学校の遠足や急な出費

子どもが学校の遠足で追加のお金が必要になった場合、親はアプリを使ってリアルタイムで送金できます。「お土産を買いたい」という連絡を受けたら、すぐに必要な金額を追加することが可能です。

シーン3：海外旅行や留学時の安心サポート

家族旅行や短期留学プログラムで子どもが海外に滞在する際、現地通貨での支払いが手数料なしでできます。また親は子どもの支出状況をリアルタイムで確認でき、必要に応じて即座に追加資金を送ることができます。

国際対応力と安全性の両立

Revolutの強みである国際対応力は、子ども向けサービスにも反映されています。海外旅行や短期留学時にも以下のメリットがあります：

150以上の国で、お得なレートと低い手数料で現地通貨決済

海外にいる子どもへ生活費やお小遣いを無料でリアルタイム送金

利用者同士でいつでもどこにいても無料でリアルタイム送金

現地通貨での支払い時の海外事務手数料が0%

セキュリティと使いやすさの両立

子どもが安心して利用できるよう、アプリ内で簡単にカード利用を一時停止するなど、Revolutの実績あるセキュリティ機能が採用されています。親が連携できる子どもアカウント数は、スタンダードプランで1名、プレミアムプランで2名、メタルプランで5名となっています。

デジタルネイティブ世代の金融教育

Revolut、6〜17歳向け「Revolut」を日本で新たに提供開始

6〜17歳向けRevolut専用カード

日本の9〜15歳前後の子どもたちは、デジタルネイティブとして生まれ、スマートフォン利用が当たり前の環境で育っています。このような世代にとって、総合金融アプリを使用することには大きなメリットがあります。

特に注目すべきは「チャレンジ」機能です。これは子どもが家のお手伝いなどのタスクを達成することで報酬を得られるシステムで、労働と対価の関係を実践的に学ぶことができます。自分で稼いだお金の使い方や貯め方を考えることで、より深い金融理解につながります。

日常生活での活用例

買い物学習の実践

子どもが自分のカードで買い物をする際、予算内でどう選択するかを考える機会になります。例えば、「1,000円の予算内でおやつを選ぶ」といった体験を通じて、比較検討や価格と価値のバランスを学べます。

友達との割り勘体験

13歳以上の子ども同士なら、カフェでの飲食代やプレゼント代を割り勘にする際に、アプリ内で簡単に送金できます。社会生活で必要な「お金の貸し借り」のマナーを安全な環境で学べます。

家族での金融コミュニケーション

毎週日曜日の夕食時に、その週の支出を家族で振り返るなど、お金についてオープンに話し合う習慣づくりにも役立ちます。子どもの支出パターンを見ながら、適切なアドバイスができます。

Revolutの6〜17歳向けサービスは、キャッシュレス時代に対応した新しい金融教育の形を提案しています。親子でコミュニケーションしながら金融リテラシーを高められる点が大きな特徴で、国際対応力の高さも魅力です。日常生活の様々なシーンで活用できるこのサービスは、子どもたちが実践を通じてお金の管理を学ぶ貴重な機会を提供します。デジタルネイティブ世代の子どもたちにとって、スマートフォンアプリを通じた金融学習は自然な形での教育となり、将来の経済的自立を支援することが期待されます。