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『ガズボーン』がミシュラン二つ星フレンチ「フロリレージュ」で提供開始
新しいワイン産地として世界的注目を集める英国で、代表的なワイナリーとして人気を呼んでいる『ガズボーン(GUSBOURNE)』。
そのガズボーンと、トップシェフがペアリングでコラボレーションする企画の第2弾は、ミシュラン・グリーンスターに輝く二つ星フレンチレストラン「フロリレージュ(Florilege)」。
ワイナリーのフラッグシップ『ブラン・ド・ブラン 2015』が、シャンパーニュ以外のスパークリングワインとして初めてグラスで提供されます。
ロンドンから1時間ほどで訪問できるワイナリー
ガズボーンは2004年、創業者のアンドリュー・ウィーバーによって「世界トップクラスのワインに匹敵する英国ワインをつくる」というヴィジョンのもと設立された、ワイナリーです。
ワイナリーの名は、1410年に地所の持ち主であったグースボーン(Goosebourne)家に由来し、それにあやかってワイナリーのロゴは「グース(Goose)」をモチーフとしています。
創業当初より、ガズボーンではサステナブルな栽培方法を一貫して実践してきました。
また、農家からブドウを買い付けることが多い英国において、ガズボーンは数少ない自社畑のブドウのみを使用してワインづくりを行うワイナリーです。
シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3品種を栽培。畑の区画ごとに毎年200以上のベースワインをつくり分け、さらに、ヴィンテージを限定してブレンドすることで、その年ならではの表情豊かなヴィンテージ・ワインを生み出しています。
英国の南東部、ケント州アップルドアに位置し、ロンドンから1時間足らずで訪れることができるワイナリーとして、近年はワインツーリズムの目的地としてロンドン市民やワイン愛好家はもちろん、ロンドンを訪れる観光客やビジネス客から人気を博しています。
ガズボーンのサステナブルな取り組み
温暖化の影響で、次なるワイン産地として注目を集める英国南部。新しい産地英国では環境を意識したワインづくりを推進しており、『ガズボーン』も2004年の創業から一貫して、畑での地道なサステナビリティの追求と実践に、積極的かつ包括的に取り組んできました。
『ガズボーン』は、英国ワイン業界のサステナビリティ・スキームであるSWGB(Sustainable Wines of Great Britain / サステイナブル・ワインズ・オブ・グレート・ブリテン)の創設メンバーとして、この認証基準の制定にも携わりました。
ミツバチが大好きなファセリアも咲く
創設から3年、現在このスキームには120以上のメンバーが参画し、英国のブドウ植樹面積の40%をカバーする規模になっています。
このスキームは、農薬や肥料の使用を最低限に抑えるサステナブルな農法の推進、水や非再生エネルギーの使用とカーボンフットプリントの排出削減、土壌と環境保全と生物多様性の促進などを基軸としています。
認証にはブドウ畑とワイナリー両方での実践が必要であり、認証維持には毎年の改善が必要要件という、ワイナリーの向上へのコミットメントを求めるものです。『ガズボーン』は初年度から認証を受け、英国にある500の商業畑と160以上のワイナリーの中で認証を受けている、わずか20弱の生産者のひとつでもあります。
『ガズボーン』はオーガニックのコンポスト(堆肥)を使用し、近年では農薬や除草剤を75%削減できるようになりました。ブドウ畑の樹の間には、多種多様な植物(カバークロップ)を植え、畑の土壌と生態系の多様性を豊かにするなど、再生農業のシステムや土壌づくりに全力で取り組んでいます。
ブドウ畑に放牧される羊
昨年からは冬季に近隣の放牧羊を畑に迎え入れることで、春期の草刈り機や耕運機などの重機の使用燃料を削減し、有機肥料を得るだけでなく、羊を牧草地へ搬送する長距離輸送も不要となり、循環経済(サーキュラー・エコノミー)を生み出すことで地域にも貢献しています。
加えて、ガズボーンは現在、NIAB-EMR(英国最大の国立農業研究機関)やNatural Resources Institute University of Greenwichなどと共同で、英国のブドウ栽培における生産性と持続可能性の向上を目指す革新的なプロジェクトに参画しており、土壌の健全性、収穫量、ブドウの品質、CO2排出量に対して、被覆作物(カバークロップ)の管理が潜在的にどのような影響を及ぼすのかの調査に携わっています。この研究結果が、今後の英国でのブドウ栽培にもたらす影響が期待されています。
英国ワインの美味しさを伝えるトップ・シェフ・コラボレーション
今回が第2弾となる『ガズボーン』のトップ・シェフ・コラボレーションは、まだまだ飲む機会の少ない新しい産地、英国ワインの美味しさを様々な料理と合わせることで最大限に楽しみ、知ってもらおうという企画です。
第2弾のパートナーは、優れたものづくり・記憶に残る飲食体験はもちろんのこと“サステナブルな取り組み”においても志を同じくする、南青山のミシュラン二つ星フレンチ「フロリレージュ」。
日本はもちろん、アジア、世界のレストラン業界においても、社会的課題に対してのポジティヴな変革のきっかけを示唆するその先進的な取り組みは注目されています。
その「フロリレージュ」で10月、シャンパーニュ以外のスパークリングワインとして初めて、『ガズボーン』がグラスで提供されます。
上質なものづくりは当然のこととして、毎年より高い環境基準を自らに課して歩み続ける『ガズボーン』と、美味しくあるだけでなくサステナブルな社会づくりや、新しい価値観についての独自のメッセージを東京から発信し続ける「フロリレージュ」。その共鳴を、唯一無二のダイニングエクスペリエンスとして楽しむことができます。
食のダイバーシティと英国ワイン
「フロリレージュ」でシャンパーニュ以外のスパークリング・ワインとして初めて『ガズボーン』が採用されたのにも、同じ思考が背景にあるといいます。
フランスでも働いていた川手寛康シェフは、シャンパーニュへの深い愛着もありながら、“新しい可能性”を持った新しいワインに対して人々がオープンになる機会をつくることにも意義を見出しています。
川手寛康シェフ
多様性(ダイバーシティ)のある食体験を通じ、社会の大きな価値観のシフトをより身近に、そしてより楽しく豊かな体験として受け取られるように促されているといえるのではないでしょうか。
ワインに合わせて撮影用に用意されたのがカボチャの一品であるように、“野菜料理”も近年、川手シェフの“シグネチャー”の一部となりつつあります。
塩釜で焼かれた熟成カボチャ
フレンチのスペシャリテといえば肉料理やフォアグラなど、高級食材をつかったものであることが普通でしたが、フードマイレージやフードロス、地球全体のカロリー効率、“未来を良くする持続可能な食”に向き合う中、そんな伝統さえも(自然な帰結として)疑い、鮮やかに美味しい別解を提示される川手シェフ。
“当たり前にある食材に新たな価値をつけ、再発見・再認識を提供する”ことを、都心から発信する、東京ならではのサステナビリティと考えているのです。
提供ワイン : ブラン・ド・ブラン 2015
『ガズボーン』を代表する「ブラン・ド・ブラン」は、最も出来の良い区画のシャルドネを厳選し、収穫年を限定して造られた、シャルドネ100%のヴィンテージ・スパークリングワインです。
“完璧なワインが完成するまで、ワインが必要とするだけの時間をかける”というガズボーンのポリシーのもと、ゆっくりとシュールリーで澱とともに熟成されてリリースされます(2015年ヴィンテージは最低42カ月間の瓶内二次熟成)。
淡いゴールドの色調に、ムースのような繊細な泡。シトラスや青リンゴ、熟した洋梨のクラシックなシャルドネのアロマが豊かに香り、口に含むと塩気を帯びたミネラリーなエレガンスがはっきりと感じられます。
生き生きとした酸味、滑らかなテクスチャーを堪能した後は、長期熟成由来のローストヘーゼルナッツなどのふくよかで複雑なアロマが余韻を締めくくります。
本ワインは、2010年のファースト・リリース以来、国際コンクールで常に高い評価を受け続けており、バッキンガム宮殿で開催された2012年のロンドンオリンピックの公式オープニング・レセプションでは、エリザベス二世女王陛下、ミシェル・オバマ元大統領夫人、各国首脳へ提供される光栄に浴しました。
その後も、国賓を迎える宮中晩餐会や王室、世界のトップホテルや星付きのレストランで提供されています。
また、2022年(3月~8月)には、フラッグシップ「ガズボーン ブラン・ド・ブラン 2015」が英国ワインとして初めて、JALのファーストクラス・ラウンジにて提供。
ジャンルにとらわれず世界の最先端の高品質なワインを提供されているJALにて、英国ワインのガズボーンが選ばれたことは、ひとつの大きなマイルストーンとなりました。
『ガズボーン』トップ・シェフ・コラボレーション第2弾
- 店舗
- Florilege
- 所在地
- 東京都渋谷区神宮前2-5-4 SEIZAN外苑 B1
- 提供期間
- 2022年10月
- 営業時間
- 12時~13時30分(L.O.) / 18時30分~20時(L.O.)
- 定休日
- 水曜日、不定休(HPに掲載)
- 価格
- ランチコース : 7,500円(税サ別) / ディナーコース : 15,000円(税サ別)
- 予約・詳細
- https://www.aoyama-florilege.jp/
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