英国の鬼才マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』、2024年東京公演キャスト発表!

マシュー・ボーンのロミオとジュリエット

男性版『白鳥の湖』の熱狂から5年。全英を虜にした鬼才マシュー・ボーンの野心作『ロミオ+ジュリエット』が、2024年4月・東急シアターオーブにて日本初上演。このたび、ロミオ・ジュリエット・ティボルトを演じるキャスト6名が発表に。さらに、『白鳥の湖』『赤い靴』に出演した元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのアダム・クーパーの特別インタビュー動画も公開されました。

最も残酷で痛ましく、そして最もセクシーな「ロミオとジュリエット」

マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』

白鳥を男性ダンサーたちが演じた『白鳥の湖』など、古典を大胆な解釈で再構築してきた英国の鬼才マシュー・ボーン。彼が2019年に世に放ったのは、言わずとしれたシェイクスピア悲劇の名作『ロミオとジュリエット』。ストレートプレイはもちろん、ケネス・マクミラン振付によるクラシックバレエの名作、そしてミュージカルも人気を博した『ロミオとジュリエット』は“マシュー・ボーン・マジック”によって人々の期待を裏切らないスリリングでスタイリッシュな作品として大ヒットとなりました。

クラシックバレエ版と同じくプロコフィエフの音楽を使いながら、もちろんただの『ロミオとジュリエット』としては見せません。舞台は14世紀のイタリアではなく、近未来。反抗的な若者たちの矯正施設“ヴェローナ・インスティテュート”で物語は繰り広げられます。対立するモンタギュー家とキャピュレット家という存在はありませんが、理不尽な抑圧の中で若者たちが抱える生きづらさは共通のテーマとなっています。

従兄のティボルトは原作ではジュリエットに密かに想いを寄せますが、ここではジュリエットを蹂躙する看守に。ふたりの恋人たちを支援するローレンス神父は女性に変わっているものの、頼れる存在のまま。そして、ロミオの親友であるマキューシオはゲイとして描かれていたりと、マシュー・ボーンならではの“ずらし”を発見するのも楽しみのひとつと言えます。

2022年秋、ダンスの殿堂として知られるロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場との共同製作作品として本作の新たな始動が発表。2023年夏に開始される英国内ツアー、アメリカ、フランスでのツアーを経て2024年春、待望の来日が実現するマシュー・ボーンの野心作『ロミオ+ジュリエット』。彼の作品の日本での上演は、2019年の“新演出版”『白鳥の湖』以来5年ぶりとなります。

待望のキャスト6名が発表

マシュー・ボーンのカンパニー「ニュー・アドベンチャーズ」を象徴する顔ぶれも多い本作は、マシュー・ボーンのファンにとって、まさに必見。2024年4月に上演される日本公演では、ロミオ役とジュリエット役に2019年の初演で高い評価を得たパリス・フィッツパトリックと、モニーク・ジョナスに加え、今夏立ち上がった再演舞台で新たに抜擢されたロリー・マクリオドとブライオニー・ペニントンが演じることに。

ティボルトは初演キャストのダニー・ルーベンスと、今回9年ぶりにカンパニーに復帰するアダム・ガルブレイスという、「ニュー・アドベンチャーズ」の来日公演でもおなじみのベテラン2名が演じます。

また、キャスト発表にあたり6名からメッセージ映像も到着。ほかのキャスト、出演キャストスケジュールは後日発表される予定です。

Paris Fitzpatrick(パリス・フィッツパトリック) : ロミオ役・Wキャストによるメッセージ

 

Rory MacLeod(ロリー・マクリオド) : ロミオ役・Wキャストによるメッセージ

 

Monique Jonas(モニーク・ジョナス) : ジュリエット役・Wキャスト)によるメッセージ

 

Bryony Pennington(ブライオニー・ペニントン) : ジュリエット役・Wキャストによるメッセージ

 

Danny Reubens(ダニー・ルーベンス) : ティボルト役・Wキャストによるメッセージ

 

Adam Galbraith(アダム・ガルブレイス) : ティボルト役・Wキャストによるメッセージ

 

アダム・クーパー 特別インタビュー

マシュー・ボーンの『白鳥の湖』初演(1995年~99年)、『赤い靴』(19年)に出演した元英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのアダム・クーパーに特別インタビューも公開に。『ロミオ+ジュリエット』の魅力や好きなシーンなどを語っています。

Story

近未来、反抗的な若者を矯正する教育施設“ヴェローナ・インスティテユート”。そこでは厳しい監視下で自由を奪われた若者たちが男女の接触を禁じられて暮らしていた。暴力的な看守ティボルトのハラスメントにおびえるジュリエット、有力政治家の両親から見放されて施設に入れられたロミオ。施設で出会ったふたりは瞬く間に恋に落ち、看守の目を盗んで逢瀬を重ね、仲間たちに祝福されながら愛を誓いあうのだった。しかし幸せもつかの間、突如酒に酔ったティボルトが銃を振りかざして現れ、乱闘のあげく仲間のひとり、マキューシオが命を落としてしまう。怒りに燃えるロミオとジュリエットたちはティボルトに立ち向かうも、さらなる悲劇が彼らを待ち受けていた……。

マシュー・ボーンのロミオとジュリエット

マシュー・ボーンのロミオとジュリエット

 

原作
ウィリアム・シェイクスピア
音楽
セルゲイ・プロコフィエフ
演出・振付
マシュー・ボーン
美術・衣裳
レズ・ブラザーストン
照明
ポール・コンスタブル
音響
ポール・グルースイス
オーケストレーション
テリー・デイヴィス
公演期間
2024年4月10日(水)~21日(日)
会場
東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ11階
チケット販売
https://horipro-stage.jp/mbrj2024-ticketinfo/

Link

https://horipro-stage.jp/stage/mbrj2024/


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