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【2024年5月デビュー】キュナード新造船『クイーン・アン』の魅力とは?特別な寄港地ツアーやオリジナルジン、名作劇の上演など
キュナードは、2024年5月にデビューする新造船『クイーン・アン』の特別な寄港地ツアーやオリジナルジン、名作劇の上演など、ラグジュアリーな船旅をさらに楽しめるコンテンツを発表しました。この記事では、『クイーン・アン』の魅力や、キュナードの歴史やサービスについてご紹介します。
キュナードの新造船『クイーン・アン』とは
ヴェネチアのフィンカンティエリ・マルゲーラ造船所で建造中の『クイーン・アン』 提供 : キュナード・ライン
キュナードは、英国のラグジュアリー・クルーズ・ラインで、1840年に創業しました。北大西洋での客船運航において常にリードし、世界のクルーズ・ラインをリードし続けています。キュナードは、洗練された食事、厳選されたエンターテインメント、優れたサービスなどを提供し、乗客にいつまでも心に残る体験をしてもらえるよう、きめ細やかなサービスを提供しています。
PICTURES BY JAMES MORGAN / CUNARD 提供 : キュナード・ライン
キュナードは現在、ヨーロッパ、カリブ海、アジア、オーストラリア方面に就航する「クイーン・メリー2」、「クイーン・エリザベス」、「クイーン・ヴィクトリア」の3隻を保有していますが、2024年には4隻目となる『クイーン・アン』が就航します。これにより、キュナードはさらなる世界戦略を強化、1999年以来となる4隻同時就航を予定しています。
インガー・クレイン・トーハウガ船長 提供 : キュナード・ライン
キュナード249隻目の客船となる『クイーン・アン』は、キュナードがこれまで受け継いできた豊かな伝統や、英国王室とのつながり、長い年月を経て磨き上げられた今日の姿を祝して、『クイーン・アン』(英語名 : Queen Anne)という名称が採用されました。『クイーン・アン』の登場により過去1000年の間、それぞれの時代に君臨した女王の名称が付いた4隻が揃いました。また、船長にはクイーン・エリザベスの船長も務めたキュナード史上初の女性船長、インガー・クレイン・トーハウガが着任します。
『クイーン・アン』 提供 : キュナード・ライン
『クイーン・アン』は、2024年5月3日にサウサンプトンからデビュークルーズに出航し、その後は地中海、スカンジナビア、カナリア諸島、ノルウェーのフィヨルドなど、多彩なコースを巡ります。デビュークルーズは現時点で完売となっていますが、その後も気軽に楽しめる4泊のショートクルーズから19泊まで多様なクルーズが実施されます。
クイーン・アンのコース一例
カナリア諸島(15日間)
- 日程
- 2024年5月10日~5月24日(14泊15日)
- 発着地
- サウサンプトン(英国)
- 内容
- フンシャル(マデイラ島)やグラン・カナリア島(カナリア諸島)、ランサローテ島(カナリア諸島)などを巡るコース
- リンク
- https://www.cunard.jp/cruises/h412n/
英国周遊(15日間)
- 日程
- 2024年5月24日~6月7日(14泊15日)
- 発着地
- サウサンプトン(英国)
- 内容
- スコットランド、アイルランド、そしてキュナード創業の地でもあるリヴァプールなど、英国各地を周遊するコース
- リンク
- https://www.cunard.jp/cruises/h413/
ノルウェーフィヨルド(8日間)
- 日程
- 2024年9月1日~9月8日(7泊8日)
- 発着地
- サウサンプトン(英国)
- 内容
- ガイランゲルフィヨルドやスニルヴェンフィヨルドなどノルウェーの美しいフィヨルドを巡るコース
- リンク
- https://www.cunard.jp/cruises/h415/
ロッテルダム ショートブレーク(5日間)
- 日程
- 2024年8月28日~9月1日(4泊5日)
- 発着地
- サウサンプトン(英国)
- 内容
- 短い日程でもクイーン・アンを楽しめる、サウサンプトンとロッテルダム(オランダ)間をクルーズするコース
- リンク
- https://www.cunard.jp/cruises/h421/
シェルブールとブルージュ(5日間)
- 日程
- 2024年10月11日~10月15日(4泊5日)
- 発着地
- サウサンプトン(英国)
- 内容
- 短い日程ながらベルギーとフランス2か国を周遊できるコース
- リンク
- https://www.cunard.jp/cruises/h425/
2025年も2泊のショートクルーズから111泊の世界一周クルーズまで合計60コースのクルーズ実施が決定しており、現在予約を受け付け中。
『クイーン・アン』のためにキュナードが特別にキュレーションした寄港地ツアー
キュナードは、『クイーン・アン』に乗船するゲストだけが予約・体験できる特別な寄港地ツアーのラインアップを発表しました。2024年5月3日から2024年末までの間にクイーン・アンは合計で115の寄港地を訪れ、合計700以上もの寄港地観光ツアーを販売中です。この中から、クイーン・アンのためにキュナードが特別にキュレーションした「シグネチャー・ショア・エクスペリエンス」と称した50の寄港地観光ツアー(60の寄港地にて実施)が用意されました。
「シグネチャー・ショア・エクスペリエンス」では、古代遺跡や美食、ヘリコプター遊覧、プライベート・シュノーケリングに加え、ヨーロッパの有名観光地で混雑や行列を避けられるなど、特別感のある寄港地での観光ツアーが揃っています。以下はその一例です。
- バルセロナ中心部の秘密の場所で特別なオーケストラ演奏を聴く
バルセロナの歴史的建造物の中にある秘密の場所で、プライベートなオーケストラ演奏を楽しめるツアー。バルセロナ交響楽団のメンバーによる美しい音楽と、スペインの伝統的な料理やワインを堪能できます。
- バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の舞台裏見学
バチカン市国の中心であるサン・ピエトロ大聖堂の舞台裏を見学できるツアー。通常は非公開の地下墓地や屋上テラス、ドームの内部などをガイド付きで巡ります。また、大聖堂の美術品や建築についても詳しく説明されます。
- ユネスコ世界遺産に登録されているマデイラの森で地元のグルメやワインを味わう
ポルトガル領のマデイラ島にある原生林で、地元のグルメやワインを味わうツアー。森の中を散策しながら、マデイラの歴史や文化について学びます。その後、森の中にあるレストランで、地元の食材を使った料理や、マデイラワインなどを楽しみます。
- ノルウェーのヤギのチーズ牧場訪問
ノルウェーの山岳地帯にあるヤギのチーズ牧場を訪問するツアー。牧場では、ヤギの世話やチーズの製造工程を見学できます。また、牧場のオーナーと一緒に、新鮮なヤギのミルクや手作りのチーズを試食できます。
- ノルウェーのフィヨルドサファリ
ノルウェーの自然の美しさを象徴するフィヨルドを、高速ボートで巡るツアー。フィヨルドの入り江や断崖絶壁、滝や氷河などの景色を間近で見ることができます。また、フィヨルドに住むアザラシやイルカ、鳥類などの野生動物にも出会えるかもしれません。
- 高級銀製品を製造してきたベルゲンの金銀細工工房への特別訪問
ノルウェーの第二の都市であるベルゲンにある、歴史ある金銀細工工房を訪問するツアー。工房では、ノルウェーの伝統的な銀製品やジュエリーの製造方法を見学できます。また、工房のオーナーから、ノルウェーの金銀細工の歴史や文化についても聞くことができます。
※「シグネチャー・ショア・エクスペリエンス」を含むキュナードの寄港地観光ツアーは、クルーズを予約後に閲覧可能な専用サイト(My Cunard)から予約できます。My Cunardでは各寄港地でどのようなツアーが提供されているかなど、金額や空席状況なども随時確認できます。
『クイーン・アン』のために作られたオリジナルジン
また、キュナードは、『クイーン・アン』のために作られたオリジナルジンも発表。このジンは、キュナードのオリジナルジン『クイーンズ・ジン』シリーズの4種目となります。『クイーンズ・ジン』シリーズは、各船が頻繁に航行する地域のひとつをオマージュした味わいのジンで、これまでに3種発売されています。
- クイーン・メリー2 : 爽やかなリンゴ、温かみのあるシナモン、ジューシーなチェリーの香りを効かせた北米の味わい
- クイーン・ヴィクトリア : ブラッドオレンジ、香り高いレモンマートル、オリーブの葉を使った地中海の味わい
- クイーン・エリザベス : 蓮根、スターアニス、カフィアライムの葉など、東洋の影響を感じさせる香りの味わい
今回新たに加わったクイーン・アンのジンは、1700年代のアン女王の時代に統一されたイギリス諸島の自然の美しさと植物の多様性を表現しています。ウッディな香りのマリアアザミ、ヘザー、ピリッとしたシーバックソーンなどのハーブをブレンドし、クイーン・アンのバラの花びらとカシスの葉の甘さでバランスを整えたユニークな風味が特徴です。
キュナードのクイーンズ・ジンは、2017年からジンの製造でパートナーシップを続けているエディンバラのサマーホール蒸留所が手がけています。新しいクイーン・アンのジンは2024年5月3日のデビューと同時にクイーン・アンの船内のすべてのバーとレストランでいち早く楽しむことができ、お土産としてボトルでの購入も可能です。
『クイーン・アン』で上演される名作劇「ブリーフ・エンカウンター」
キュナードは、数々の賞に輝く演劇プロデューサー、デビッド・ピューとのコラボレーションを発表。今回のコラボレーションにより上演が決まった『ブリーフ・エンカウンター』は、ノエル・カワードの戯曲で1945年に映画にもなった『逢びき』を独自に脚色した作品で、演出はエマ・ライスが手がけます。ロンドンのウエストエンドで数々の賞を受賞し、世界ツアーやブロードウェイでの上演実績を持つエマ・ライス演出の作品を船内のシアター「ロイヤル・コート・シアター」で鑑賞できます(予約・追加料金不要)。
デビッド・ピュー
【デビッド・ピュー : コメント】
私がこれまでプロデュースしたウエストエンド作品の中で最も好きな作品のひとつ『Brief Encounter(ブリーフ・エンカウンター)』をキュナードの新造船クイーン・アンで上演することを大変嬉しく思います。このプロジェクトに携われることは大変光栄なことであり、古典的な作品であれ、現代の作品であれ、直にご体感いただけるライブパフォーマンスをご乗船のお客様にご提供できることにとても楽しみにしています。
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