マンチェスター観光の拠点に最適|キンプトン クロックタワーホテル宿泊レビュー

Kimpton Clocktower Hotel

2024年11月、8年ぶりにマンチェスターを訪れました。8年前は80年代中頃から続いた“音楽の都”としてのレガシーが中世の雰囲気が残る街の至るところから伝わってきましたが、今回訪れて感じたのは“大都市になってる!”ということ。高層ビルやタワーマンションが立ち並び、街を行く人たちも活気にあふれ、まさに躍動する都市としての鼓動が感じられました。受け継いでいくべき伝統を保持しつつ、文化とサステナビリティを強く意識した開発を続け、次世代の都市の在り方を示しているマンチェスター。そんな新たな魅力を感じ続けた旅の拠点となったホテルをまずご紹介したいと思います。




イントロダクション

Kimpton Clocktower Hotel

歴史の重みを感じるロビー

英国北部の大都市マンチェスターは、音楽や芸術、そしてフットボールなど多彩な文化が息づく“イングランド第二の都市”として知られています。そんなマンチェスターを訪れる際、ぜひ宿泊先の候補に挙げたいのが『Kimpton Clocktower Hotel』です。このホテルは、街の中心部に位置し、観光やショッピング、ビジネスにも非常に便利なアクセスが魅力。さらに、歴史ある建造物を近代的にリノベーションした希少なホテルとして注目を集めています。

 

Kimpton Clocktower Hotel

ロビーの床面にはファクトリー・レコードの創設者トニー・ウィルソンの言葉が

もともと1890年代に建てられた建物を、現代のホテルとして蘇らせた『Kimpton Clocktower Hotel』は、赤レンガで構成された外観や大きな時計塔など、歴史的価値の高いディテールを随所に残しています。その一方で、内部は快適性とモダンなデザインを重視し、英国らしい優雅さと機能性を両立。まさに「古き良きイングランド」と「最新のホスピタリティ」が融合した空間です。

歴史と建築

Kimpton Clocktower Hotel

ランドマークとして愛された時計塔

19世紀末から20世紀初頭、マンチェスターは“産業革命の心臓部”として繁栄し、当時の企業が豪奢なオフィスを構えることもしばしばでした。『Kimpton Clocktower Hotel』の前身となる建物もその一例で、1890年代に「Refuge Assurance Company」のオフィスとして設計・建築されたのが始まりです。設計には著名な建築家が携わり、赤レンガとテラコッタの組み合わせによる重厚感ある外観に加え、高さ約66メートルともいわれる時計塔がランドマークとして際立ちます。

その後、長らく保険会社やオフィスビルとして利用されていたこの建造物は、1990年代後半にホテルへと改装されました。現在は「Kimpton Hotels & Restaurants」が運営を担い、施設内は英国の伝統美を忠実に活かしつつ、最新のデザインや設備を配した“ハイブリッド”な空間へと生まれ変わっています。重厚な時計塔がシンボルとなり、マンチェスターの街並みにクラシカルな彩りを添えながらも、訪れるゲストに新鮮な驚きを与える建築様式が大きな魅力です。



客室とアメニティ

Kimpton Clocktower Hotel

『Kimpton Clocktower Hotel』の客室は、広々とした天井高と大きな窓が特徴。赤レンガの壁や歴史的な内装を一部に残しながらも、モダンなインテリアを巧みに取り入れ、英国らしいエレガンスとスタイリッシュさを融合させています。客室タイプには、スタンダードルームからスイートルームまで多彩なバリエーションがあり、出張や観光旅行、記念日のステイなど、さまざまなニーズに応じて選ぶことが可能です。

Kimpton Clocktower Hotel

かわいい電話と、英国のおやつがたっぷり

また、アメニティも充実しており、無料Wi-Fiやフィットネスセンターの利用、客室に常備されたヨガマットなど、長期滞在にも嬉しいサービスが揃っています。さらにペット同伴の宿泊にも対応しているため、愛犬や愛猫との英国旅行を計画している方にもぴったりです。細やかなホスピタリティを備えたスタッフが24時間常駐し、快適かつ安心して滞在できるよう配慮されているのも嬉しいポイントといえるでしょう。

ダイニングとバー

Kimpton Clocktower Hotel

The Refuge

ホテルのダイニング施設として特に人気を博しているのが、イングランド北部の食文化を彩るレストラン「The Refuge」です。高い天井と開放的な空間を活かし、歴史的な内装と現代的なデザインが融合した店内は、まるでアートギャラリーにいるかのよう。その雰囲気の中で味わえるのは、地元食材を使用した英国料理を中心とした多彩なメニューです。

Kimpton Clocktower Hotel

落ち着いた雰囲気で敷居の高くないバー

朝食からランチ、そしてディナーまで提供しており、特に夕食時には英国の伝統的な料理にモダンなアレンジを加えた一皿を堪能できます。地元のクラフトビールやカクテルの種類も豊富で、夜にはバーカウンターでグラスを片手に過ごす人々の姿も。レストランとは別のバーエリアでは、オリジナルのカクテルやワインをはじめ、多彩なドリンクメニューが楽しめるので、落ち着いたひとときを過ごすのに最適です。ホテルのバーは高価なイメージがありますが、パブとそう変わらない手頃な価格で、週末はDJも入ってにぎやかな雰囲気を楽しめます。



ロケーションの利点

オックスフォード・ロード駅

オックスフォード・ロード駅からは徒歩数分という抜群のロケーション

観光で訪れる場合、ホテル選びの大切な要素のひとつは「立地の良さ」です。『Kimpton Clocktower Hotel』は、マンチェスター中心部のオックスフォード・ストリート沿いにあり、主要な鉄道駅(オックスフォード・ロード駅やマンチェスター・ピカデリー駅)へのアクセスも良好です。徒歩圏内には、マンチェスター美術館や有名な劇場、ショッピングセンターなどが点在しているため、初めて訪れる方でも街の魅力を存分に満喫できます。

さらに、マンチェスター・ユナイテッドの本拠地として知られるオールド・トラッフォードやマンチェスター・シティの本拠地エティハド・スタジアムへも公共交通機関やタクシーで簡単に移動可能。歴史ある図書館や博物館に加え、おしゃれな北部地区(Northern Quarter)も近く、音楽や芸術を愛する旅行者にとって見どころが豊富なロケーションと言えるでしょう。

実際に宿泊してみての体験

Kimpton Clocktower Hotel

King Bed Premium

実際に宿泊して感じたのは外観はクラシックだけれど、客室をはじめ内部はモダンで、まさに建物の価値を最大限に活かした『Kimpton Clocktower Hotel』でしかできない宿泊体験でした。ほかのホテルにはあまり感じられない高さのある客室内は保険会社だった頃の雰囲気が残っており、重厚な歴史に包まれながらのステイでした。

 

Kimpton Clocktower Hotel

モダンなテイストのイングリッシュブレックファスト

また、夜にはホステッド・ワインアワー(ゲスト同士が集うワインの試飲タイム)など、Kimptonブランドならではのサービスが用意されていることも。旅先だからこそ生まれる国際色豊かな交流の機会を通じて、マンチェスター観光が一層思い出深いものになるでしょう。



予約情報とお得な特典

Kimpton Clocktower Hotel

ダイニング・スペースの中心にある緑豊かなウィンター・ガーデン

『Kimpton Clocktower Hotel』の予約は、公式ウェブサイトや主要な旅行予約サイトで簡単に行うことができます。料金帯は季節や部屋タイプ、予約のタイミングによって異なりますが、平日やオフシーズンを狙うと比較的リーズナブルなプランが見つかることもあるでしょう。

また、IHGグループの会員プログラム「IHG One Rewards」では、宿泊費の割引やポイント還元などの特典を受けられます。さらに、期間限定のパッケージプランでは、朝食付きプランや週末限定の割引プランなど、お得な料金設定が用意されることがあるので、予約前に公式サイトのキャンペーン情報をチェックしてみると良いでしょう。

まとめ

Kimpton Clocktower Hotel

マンチェスターを拠点にするBrew Tea

産業都市としての歴史を色濃く残しつつ、革新的なカルチャーを発信し続けるマンチェスター。その中心部にそびえ立つ『Kimpton Clocktower Hotel』は、赤レンガの外観と重厚な時計塔が象徴的な、過去と現在が見事に統合された空間です。英国内でも類を見ないスケールの歴史的建造物を、最新のホテルとして蘇らせたこの施設は、訪れるゲストに“英国文化”と“現代的なホスピタリティ”の両面を体感する機会を提供してくれます。

豪華な客室や充実したレストラン、アクセスの良さ、そして歴史的空間を生かしたイベント施設など、どの要素をとっても高い評価を受ける『Kimpton Clocktower Hotel』。マンチェスター観光を思い出深いものにしたい方、英国で特別な滞在体験を求める方にとって、まさに理想的なホテルと言えるでしょう。美しい時計塔の下で、歴史と今が織りなす趣深い時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

協力:Visit Manchester
Marketing Manchester
英国政府観光庁

 

Link

https://www.kimptonclocktowerhotel.com/

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