イングリッシュ・スパークリングワインの新星「ハンドレッド・ヒルズ」ついに日本上陸

Hundred Hills(ハンドレッド・ヒルズ)

オックスフォードシャーの新星ワイナリー「Hundred Hills(ハンドレッド・ヒルズ)」が6月6日(金)より正規代理店販売を開始。40年前のシャンパーニュと同等の気候条件で造られる最高級スパークリングワインが、ついに日本市場に登場しました。



Hundred Hills(ハンドレッド・ヒルズ)とは

スティーブン・ダケット

Hundred Hills(ハンドレッド・ヒルズ)は、2012年にスティーブン・ダケットによって南イングランド・オックスフォードシャーに設立されたトップレベルのイングリッシュ・スパークリングワインのワイナリーです。創業者のスティーブンと妻フィオナは、1980年代後半にオックスフォード大学で出会い、長年にわたりヴィンテージ・シャンパーニュに情熱を注いできた愛好家でした。

ワイナリー設立のきっかけ

2000年、ある友人から贈られた銘柄不明のワインが驚くほど高品質であり、それがイングリッシュ・スパークリングだったことに衝撃を受けたことが、ワイナリー設立の原点となりました。この経験が、夫妻をイングリッシュ・スパークリングワインの世界へと導いたのです。

理想的なテロワールの発見

プロフェッショナルチームを編成し2009年から3年かけて理想の土地を探した結果、オックスフォードシャーに辿り着きました。この地の気候は、40年前のシャンパーニュと非常によく似ており、その冷涼な気候によって現在のシャンパーニュよりも長いハングタイム(100〜120日以上)が確保されています。


Hundred Hillsの特徴的な醸造技術

圧倒的な低収量による品質追求

高品質なワインを造るため、6hl/haという圧倒的な低収量(English Wine P.D.O.における規定の最大収量は80hl/ha)に抑えています。この極端に低い収量により、ブドウの凝縮度と品質を最大限に高めています。

モダン・クラフト醸造法

極力介入を控えた自然なワイン造りを追求し、洗練された醸造技術やラボ分析技術を駆使した「モダン・クラフト(現代的職人技)」によって、果汁本来の繊細な風味を最大限に活かすスタイルを採用しています。


日本で取り扱い開始される4つのワイン

フィラディスが正規代理店として取り扱いを開始するHundred Hillsのラインナップは以下の通りです:

2019 Preamble No.2(プレアンブル No.2)

 

2019 Preamble No.2(プレアンブル No.2)

 

  • ブドウ品種:ピノ・ノワール54%、シャルドネ46%
  • 熟成:ステンレスタンク&フレンチオーク樽で発酵、最大6か月熟成後、瓶熟35か月
  • 希望小売価格:10,000円

南東向きの急斜面の区画で栽培されたブドウを使用し、豊かでまろやかな果実味が広がり、リンゴ、ネクタリン、パイナップルの風味が感じられます。

2019 Blanc de Blancs(ブラン・ド・ブラン)

 

2019 Blanc de Blancs(ブラン・ド・ブラン)

 

  • ブドウ品種:シャルドネ100%
  • 熟成:フレンチオーク樽(21hl)で発酵、6か月熟成後、瓶熟36か月
  • 希望小売価格:13,200円

丘の頂上区画のシャルドネを使用し、熟したレモンの皮、ライム、ユズなどの印象的な風味と潮風のようなミネラル感が特徴です。

2019 Blanc de Noirs(ブラン・ド・ノワール)

 

2019 Blanc de Noirs(ブラン・ド・ノワール)

 

  • ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
  • 熟成:ステンレスタンクでアルコール発酵と完全なマロラクティック発酵を経て30か月間澱とともに瓶内熟成
  • 希望小売価格:14,500円

南東向きの丘陵地にある単一区画で栽培され、深いゴールドにピーチの皮のようなピンクを帯びた色調が美しいワインです。

2018 Signature Rosé(シグネチャー ロゼ)

 

2018 Signature Rosé(シグネチャー ロゼ)

 

  • ブドウ品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
  • 熟成:ステンレスタンク&オーク樽で発酵、最大6か月熟成後、瓶熟18か月
  • 希望小売価格:10,000円

活き活きとした赤い果実と、華やかなバラやハイビスカスのアロマが弾けるロゼワインです。

気候変動時代における英国ワインの可能性

気候変動がワインのスタイルにも大きく影響を与えている現在、より冷涼でハングタイムを長く取れるHundred Hillsのワインは、これからの世界のワイントレンドを力強くリードしていく存在となるでしょう。

イングリッシュ・スパークリングワインの透明感とピュアさは、昨今の気候変動の影響で冷涼地で栽培されるブドウを原料とすることから生まれています。Hundred Hillsでは収穫が10月以降となり、6月の開花から100日を大幅に超えてブドウがゆっくりと熟成されます。


英国ワイン文化の新たな扉が開く

Hundred Hillsの日本上陸は、英国のワイン文化を日本に紹介する重要な機会となります。すべてのワインが瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインであり、シャンパーニュと同じ製造方法ながら、イギリス独特の透明感のある味わいが楽しめます。

フィラディスは2003年の創業以来、150を超える世界各地の優良ワイナリーの正規代理店として、選び抜かれた価格以上に価値のあるワインを日本に紹介してきました。今回のHundred Hills取り扱い開始により、日本のワイン愛好家にとって新たな選択肢が加わることになります。

 

Link

https://firadis.co.jp/product/producer-info/?producerid=5257

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