注目英国俳優フィン・コール主演『ラスト・ブレス』9月26日公開|本人コメント到着・飽和潜水士の実話に挑む

LAST BREATH フィン・コール

『ピーキー・ブラインダーズ』で知られる英国俳優フィン・コールの主演作『ラスト・ブレス』が9月26日(金)より全国公開。飽和潜水士の実話を映画化した本作について、コール自身のコメントが到着しました。幼少期からのダイビング経験を活かし、体当たりの演技に挑んだ若手俳優の思いとは?



フィン・コール出演オファー時のコメント|「脚本を読んでワクワクした」

『ラスト・ブレス』場面写真01

フィン・コールは今回の出演について、オフィシャルインタビューで貴重なコメントを寄せています。特に注目すべきは、出演オファーを受けた際の心境です。

「脚本を受け取ったとき、1年前くらいに観たドキュメンタリーと同じタイトルだなと気付いた。原作のドキュメンタリーはすごく良かった記憶があったし、ダイビング経験もあったから、脚本を読んでワクワクしたよ」

このコメントからわかるように、コールは出演オファーが来る前から、本作の原作となったNetflix配信のドキュメンタリー『LAST BREATH』(2019年)をすでに観ていました。さらに、彼の父親が熱心なダイバーで、幼い頃から兄弟たちと海に潜る生活を送っていたという背景もあります。まさに本作への出演は運命的だったと言えます。

原作ドキュメンタリーへの思い入れ

 

『ラスト・ブレス』場面写真02

コールが言及している原作ドキュメンタリーは、実際に起きた飽和潜水士の事故を記録した作品で、Netflixで配信され大きな話題に。実話の持つリアリティと緊迫感が高く評価されており、映画化にあたってもそのクオリティが期待されていました。

コール自身がすでに原作を観ていて「すごく良かった記憶があった」と語っていることは、彼がこの映画化プロジェクトに対して深い理解と敬意を持って臨んだことを示しています。


過酷な撮影への体当たりコメント|「トレーニングはかなりきつかった」

『ラスト・ブレス』場面写真05

ダイビング経験が豊富なコールでも、本作の撮影は想像以上に困難なものだったようです。撮影前の特訓について、彼は率直なコメントを残しています。

「ダイビングが盛んな環境で育ったし、ダイビングは好きなんだけど、トレーニングはかなりきつかった……スキューバダイビングと違って、飽和潜水では大きくて重いヘルメットを被る。ヘルメットをすると、水中では見え方から何もかも変わってくるんだ」

飽和潜水とスキューバダイビングの違い

 

『ラスト・ブレス』場面写真03

コールのコメントで興味深いのは、一般的なスキューバダイビングと飽和潜水の違いを具体的に説明している点です。飽和潜水では「大きくて重いヘルメット」を使用するため、水中での感覚が大きく変わります。この技術的な違いを理解し、実際に体験したからこそ語れるリアルなコメントと言えます。

実際の撮影環境

 

『ラスト・ブレス』場面写真08

本作の撮影は、広大なダムに海水を入れ、そこにキャストたちが実際に潜りながら行われました。アレックス・パーキンソン監督によると、ほとんどスタントを使わず、コール自身が体当たりで潜水シーンを演技。そのため、彼は撮影前から2~3週間の潜水訓練を受ける必要がありました。


『ラスト・ブレス』作品概要|全米初登場2位のサバイバル・スリラー

フィン・コールが主演を務める『ラスト・ブレス』は、”地球上で最も危険な職業”と呼ばれる飽和潜水士の衝撃の実話を映画化した作品です。

あらすじ

潜水支援船のタロス号が北海でガス・パイプラインの補修を行うため、スコットランドのアバディーン港から出航する。ベテランのダンカン(ウディ・ハレルソン)、プロ意識の強いデイヴ(シム・リウ)、若手のクリス(フィン・コール)という3人の飽和潜水士が水深91メートルの海底で作業中、タロス号のコンピュータ・システムが異常をきたす。

制御不能となったタロス号が荒波に流され、命綱が切れたクリスは深海に投げ出される。クリスの潜水服に装備された緊急ボンベの酸素はわずか10分。海底の潜水ベルにとどまったダンカンとデイヴ、タロス号の乗組員はあらゆる手を尽くしてクリスの救助を試みるが、それはあまりにも絶望的な時間との闘いとなる……。

全米での成功

本作は2025年2月にフォーカス・フィーチャーズの配給で全米公開され、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』に次いで興収チャート初登場2位のスマッシュ・ヒットを記録。まさに今年のダークホースといえる注目作です。


フィン・コールのキャリア|『ピーキー・ブラインダーズ』から世界的注目へ

『ラスト・ブレス』場面写真06

1995年生まれ、ロンドン出身のフィン・コールは、現在最も注目される英国若手俳優のひとりです。兄は映画『曉に祈れ』(2018年)に主演したジョー・コールで、兄弟そろって俳優として活躍しています。

主要出演作品

コールの代表作といえば、Netflixのドラマシリーズ『ピーキー・ブラインダーズ』(2014~2019年)のマイケル・グレイ役。この役で広く知られるようになった後、以下の作品に出演しました:

  • 『スローターハウス・ルールズ』(2018年)
  • 『ドリームランド』(2019年)
  • 『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年)
  • Netflix映画『ロックド・イン/囚われ』
  • 舞台「Red Speedo」主演

フローレンス・ピューとの交際

 

フローレンス・ピュー

© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

コールは現在、同じく英国出身の女優フローレンス・ピューとの交際でも注目を集めています。ふたりは2017年から友人関係にありましたが、2024年頃から交際の噂が報じられ始め、その後、タブロイド紙などで婚約の噂が報じられましたが、本人たちからの正式な発表はまだありません。


9月26日公開決定|コールの新たな代表作への期待

 

ラスト・ブレス_ポスタービジュアル

 

フィン・コールの体当たりの演技と率直なコメントからは、『ラスト・ブレス』への真摯な取り組みが伝わってきます。原作ドキュメンタリーへの深い理解と、幼少期からのダイビング経験を活かした本格的な潜水シーンの演技は、彼の新たな代表作となる可能性を秘めています。

コールの苦労により実現した潜水シーンのリアリティは相当レベルの高いものに仕上がっています。まるで実際に暗い深海に沈んでいくような大迫力の映像と音響を、ぜひ映画館で体験してみてください。

『ラスト・ブレス』は9月26日(金)より新宿バルト9ほか全国でロードショー。フィン・コールの新境地となる本作に、大きな期待が寄せられています。

『ラスト・ブレス』映画情報

監督
アレックス・パーキンソン
原作
ドキュメンタリー『ラスト・ブレス』(メットフィルム)
脚本
ミッチェル・ラフォーチュン、アレックス・パーキンソン&デヴィッド・ブルックス
出演
ウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティスほか
作品情報
2025年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Last Breath
公開日
9月26日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
配給
キノフィルムズ

©LB 2023 Limited

 

Link

https://lastbreath.jp/

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