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スコットランドが舞台の衝撃実話『ラスト・ブレス』日本上陸!飽和潜水士の驚愕の実話を映画化
実話を基にしたサバイバル・スリラー映画『ラスト・ブレス』が2025年9月26日(金)に日本公開。本作はスコットランド沖の北海を舞台に、英国俳優フィン・コール演じる飽和潜水士が深海で孤立する絶体絶命の状況を描きます。酸素残量10分の極限状態からの生還劇は、観る者に息もつけない緊張感を与えます。
映画『ラスト・ブレス』が9月26日(金)に日本公開決定
実際に起きた潜水事故を基にしたサバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』が、2025年9月26日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開されることが決定しました。本作は2025年2月に全米で公開されると、興行収入チャートで初登場2位を記録するスマッシュヒットとなりました。
映画批評サイト「ロッテントマト」では観客スコア91%(2025年6月時点)という高評価を獲得しており、「今年最もサスペンスフルな作品」「耐え難いほどの緊張感」といった絶賛の声が寄せられています。その圧倒的な没入感から“深海版『ゼロ・グラビティ』”とも称される、今年の注目作です。
英国が舞台の衝撃の実話!映画『ラスト・ブレス』のあらすじ
物語の舞台は、スコットランドのアバディーン港から出航した潜水支援船が作業を行う北海の海底です。
水深91メートルの絶望的な状況
水深91メートルの暗く冷たい深海で、3人の飽和潜水士がガス・パイプラインの補修作業にあたっていました。しかし、作業中に母船のコンピューター・システムが異常停止する非常事態が発生します。船が制御不能となり荒波に流された結果、潜水士のひとりである若手クリスの命綱が切断され、彼は深海の暗闇へと投げ出されてしまいます。
海上からの酸素供給は絶たれ、潜水服に備えられた緊急ボンベの酸素も残りわずか10分という絶望的な状況に陥ります。
極限の救出劇と人間ドラマ
『ラスト・ブレス』は、生存確率ゼロの状況下に置かれたクリスのサバイバルを描くと同時に、彼を救おうと奮闘する人々を描くレスキュー・ドラマでもあります。海底に残されたベテラン潜水士のダンカンとデイヴ、そして海上の船で次々と起こるトラブルに対処する乗組員たちが、それぞれの持ち場で職務をまっとうし、クリスの救出に全力を尽くす姿が熱く描かれます。
豪華キャストと製作陣がリアルを追求
本作には実力派俳優が集結し、実話の持つリアリティをスクリーンに再現しています。
実力派俳優陣が集結
経験豊富な潜水士ダンカン役を演じるのは、『スリー・ビルボード』などでアカデミー賞に3度ノミネートされたウディ・ハレルソンです。また、プロ意識の高い潜水士デイヴ役には、マーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で主演を務めたシム・リウが名を連ねています。
主演は英国俳優フィン・コール
そして、絶体絶命の危機に瀕する主人公クリス役を演じるのは、英国の若手俳優フィン・コールです。彼はNetflixの人気ドラマシリーズ『ピーキー・ブラインダーズ』への出演で知られ、女優フローレンス・ピューとの交際でも話題となりました。本作では、極限状況下でのパニックや恐怖を迫真の演技で表現しています。
同名ドキュメンタリー監督による徹底したリアリズム
監督を務めたアレックス・パーキンソンは、2019年に本作の元となった同名ドキュメンタリー映画を手がけ、大きな反響を呼んだフィルムメーカーです。彼は事故の裏側を熟知しており、実際に事故が起きた船で撮影を行うなど、飽和潜水の作業手順や機材の細部に至るまでリアリティを徹底的に追求しました。さらに、劇中では実際の事故のドキュメンタリー映像も使用し、再現度を極限まで高めています。
予告編とポスターヴィジュアルから伝わる緊迫感
今回公開された日本版予告編は、突如発生したシステムエラーにより、クリスが深海の闇に消えていく衝撃的な瞬間を捉えています。助けを呼ぶ声も届かない暗闇の中、パニックに陥る主人公の姿が生々しく描かれ、観る者の緊張感を高めます。

あわせて公開されたポスターヴィジュアルは、命綱が切れ、深海に投げ出される潜水士の姿をデザインしたものです。「残された酸素は、わずか10分──」というコピーが、刻一刻と迫るタイムリミットを表現しており、息詰まるようなサスペンスを予感させます。
物語の背景:「飽和潜水士」という過酷な職業
『ラスト・ブレス』の主人公たちの職業である「飽和潜水士」は、「地球上で最も危険を伴う職業」のひとつと言われています。彼らの主な任務は、世界中の海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルの保守・管理です。
作業のためには水深100メートルを超える深海に潜ることもあり、時には水深300メートルに達することもあります。特殊な環境で長時間作業を行うため、彼らは「飽和潜水」という特殊な潜水技術を用います。これは、体内のガス分圧を周囲の水圧と同じにすることで、減圧症のリスクを減らしながら長期間の水中活動を可能にするものです。しかし、その過程は常に危険と隣り合わせであり、本作で描かれる事故は、その過酷さを物語っています。
実話の衝撃を伝える原作ドキュメンタリー『最後の一息』
この映画は、2019年に公開されたドキュメンタリー映画『ラスト・ブレス』(邦題:『最後の一息』)を原作としています。このドキュメンタリーは、実際の事故関係者へのインタビューと、救出活動時に撮影された本物の水中映像を交えて構成されており、そのリアルタイムの緊迫感は「トラウマレベル」と評されるほどの衝撃を与えました。
劇映画版である本作は、このドキュメンタリーで描かれた事実を基に、よりダイナミックな演出と俳優陣の演技によって、登場人物たちの内面やドラマ性を深く掘り下げています。ドキュメンタリー版を鑑賞してから本作を観ると、より一層物語の深みを感じられるかもしれません。
映画『ラスト・ブレス』は実話の重みとエンターテインメント性を両立した注目作
映画『ラスト・ブレス』は、実際に起きた壮絶な事故のリアリティと、手に汗握るサバイバル・スリラーとしてのエンターテインメント性をみごとに両立させた作品です。英国が舞台となり、英国俳優フィン・コールが主演を務める本作は、この秋、見逃せない一作と言えるでしょう。
「地球上で最も危険な職業」に就く男たちの不屈の精神と、極限状況下での人間ドラマを、ぜひ劇場のスクリーンで体感してみてください。映画『ラスト・ブレス』は、2025年9月26日(金)より全国公開です。
『ラスト・ブレス』映画情報
- 監督
- アレックス・パーキンソン
- 原作
- ドキュメンタリー『ラスト・ブレス』(メットフィルム)
- 脚本
- ミッチェル・ラフォーチュン、アレックス・パーキンソン&デヴィッド・ブルックス
- 出演
- ウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティスほか
- 作品情報
- 2025年 / イギリス・アメリカ映画 / 英語 / 原題 : Last Breath
- 公開日
- 9月26日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開
- 配給
- キノフィルムズ
©LB 2023 Limited
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