英国王立芸術協会主催「持続可能性の未来:再生の台頭」9月15日にロンドン・大阪・オンライン同時開催

The Future of Sustainability: Regeneration Rising(持続可能性の未来:再生の時代)

英国王立芸術協会(RSA)がExpo2025 大阪・関西万博との共同で、環境問題の新しいアプローチを探る国際イベント「The Future of Sustainability: Re-Generation Rising(持続可能性の未来:再生の台頭)」を9月15日(月)に開催します。ロンドンのRSAハウスと大阪万博の英国パビリオンを中継で結び、「害を減らす」従来の持続可能性から「善を増やす」再生の概念へのパラダイムシフトを議論します。



従来の持続可能性を超える「再生」の概念

The Future of Sustainability: Re-Generation Rising

今回のイベントでは、気候変動、不平等、環境破壊といった現代の課題に対して、従来の「持続可能性」の枠を超えた新しいアプローチが提示されます。食料やエネルギーから政治、経済に至るまでのシステムを、再生と公平性の視点から再構築しようと取り組んでいる新世代の変革者たちにスポットライトが当てられます。

SDGs達成への最終段階での新たな取り組み

 

国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、持続可能な開発目標(SDGs)達成まで残り5年となる中、英国パビリオンとRSAは2025年大阪・関西万博で特別パネルシリーズを共催しています。このイベントは4部構成のシリーズの一部として、世界各地からの声を集め、不平等や気候変動といった緊急課題に取り組むことを目的としています。


次世代を代表する注目のスピーカー陣

イベントには、環境問題解決の最前線で活動する次世代のリーダーたちが登壇予定です。

エイミー・ミーク(Amy Meek) – Kids Against Plastic共同創設者

 

エイミー・ミーク(Amy Meek)

 

プラスチック問題の解決に取り組む若手活動家として注目されるエイミー・ミーク氏が登壇します。Kids Against Plasticは、若い世代による環境保護活動の代表例として国際的に評価されている団体です。

テッサ・デヴリーズ(Tessa Devreese) – ReLondonプログラムリード

 

テッサ・デヴリーズ(Tessa Devreese)

 

ロンドンの循環経済推進を担当するテッサ・デヴリーズ氏も重要なスピーカーのひとりです。ReLondonは廃棄物削減と資源の有効活用を通じて、都市の持続可能性向上に取り組んでいます。

ブレンダン・バレット(Brendan Barrett) – 大阪大学国際機構教授

 

ブレンダン・バレット(Brendan Barrett)

 

持続可能性研究の専門家として、大阪大学で国際的な環境問題に取り組むブレンダン・バレット教授が参加します。学術的な視点から再生の概念について議論を展開する予定です。

司会者にルーシー・シーグル(Lucy Siegle)が就任

 

ルーシー・シーグル(Lucy Siegle)

 

作家、キャスター、パブリックスピーカーとして活動するルーシー・シーグル氏が司会を務めます。キャロリン・デービッドソン大阪・関西万博英国政府代表と共に、充実した議論をリードします。


ロンドンと大阪を結ぶハイブリッド開催の詳細

イベントは9月15日(月)、ロンドン時間9時30分から10時30分、大阪時間17時30分から18時30分に開催されます。

3つの参加方法

  • ロンドン会場:RSAハウスの歴史的なグレートルームでの対面参加
  • 大阪会場:大阪万博の英国パビリオンでの対面参加
  • オンライン:RSAのYouTubeチャンネルでのライヴ視聴

両会場とも現地参加が可能で、世界中からオンラインでも視聴できる仕組みになっています。ロンドンのRSAグレートルームと大阪万博英国パビリオンを中継で結ぶことで、真のグローバルな対話を実現します。


英国政府とブリティッシュ・カウンシルのコメント

キャロリン・デービッドソン英国政府代表のメッセージ

 

キャロリン・デービッドソン

2025年大阪・関西万博英国政府代表のキャロリン・デービッドソン氏は、今回のイベントについて次のようにコメントしています。

「市民の対話は英国の社会生活において根幹をなすものです。それは、ジェンダー平等の促進、持続可能性の向上、気候変動への対処、そしてもちろん科学・技術・イノベーションの限界を押し広げるための手段です。このRSAとの共催イベントは、日本と英国、そしてより広い世界との間での貴重な意見交換の場となります。ぜひ会場またはオンラインで、未来づくりにご参加ください」

ブリティッシュ・カウンシル日本事務所の期待

 

ブリティッシュ・カウンシル日本事務所アーツ部長 須藤千佳氏

須藤千佳氏(写真左)

ブリティッシュ・カウンシル日本事務所アーツ部長の須藤千佳氏は次のように述べています。

「日本においても、他の多くの国と同様に、文化芸術セクターだけでなく、社会全体において性別による不平等が依然として存在しています。このディスカッションが両国での対話とアクションを促し、変化を加速する一歩となることを願っています」


10月には気候リーダーシップをテーマにした最終イベント開催

今回のイベントに続き、10月6日(月)には最終イベント「SDGs and Beyond: UK Climate Leadership on the Global Stage(SDGsとその先:世界舞台における英国の気候リーダーシップ)」が開催予定です。このセッションでは、クリーンエネルギー、地域のレジリエンス、包括的開発を通じて気候変動対策を推進している英国の著名な思想家、政策立案者、地域社会のリーダーが紹介される予定です。

万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」との連携

4部構成のイベントシリーズは、2025年大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿って、世界のコミュニティにおける健康と福祉、平和、正義、繁栄の確保に向けた進展と今後の課題を探ることを目的としています。英国が学習、訪問、投資の場として、また革新と創造性の国として世界に示す重要な機会となっています。

 

Link

https://www.ukatexpo2025.uk/

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