コーンウォール発「ティナー・ブラザーズ」日本初上陸、伝説の密造酒を復活させたウィスキーリキュール4種

ウィスキーリキュール「ティナー・ブラザーズ」4種

イングランド南西部コーンウォール発のウィスキーリキュール「ティナー・ブラザーズ(Tinner Brothers)」が日本初上陸。全国の酒販店および公式オンラインストアで販売がスタートしました。本商品は19世紀に錫鉱山で働く兄弟が密造した伝説的なレシピを、元シェフの蒸留家タクィン・リードベターが現代に復活させたもので、ハイボールやアイスクリームなど多様な楽しみ方ができる低アルコールリキュールです。




19世紀コーンウォールの伝説が蘇る

 

ティナー・ブラザーズ

 

ティナー・ブラザーズの物語は、19世紀のイングランド南西部コーンウォールの錫鉱山に遡ります。昼は過酷な鉱山労働に従事し、夜は酒税に反抗して密かにムーンシャイン(密造酒)を蒸留していたふたりの兄弟が、荒野の風味を活かした「ブラックウィスキー」を作り上げました。ある夜、蒸留器の爆発で兄弟は消息を絶ち、そのレシピは伝説として語り継がれることになったのです。

タクィン・リードベター

2025年、サウスウェスタン蒸留所のマスターディスティラー、タクィン・リードベターがこの歴史的レシピを現代風に再解釈しました。フランスのル・コルドン・ブルーで学んだ元シェフとしての経験を活かし、料理人の視点で緻密な風味の組み合わせを実現。同蒸留所は受賞歴のあるジンでも知られており、コーンウォールの反逆精神を体現するクラフトスピリッツの生産拠点として注目を集めています。



4つのフレーバーと製造工程

ティナー・ブラザーズは、ブラッド・オレンジ、トフィーナッツ、ブラック・スパイス、ワイルド・チェリーの4種類をラインアップしています。すべてアルコール度数22% ABVで統一されており、健康志向の高まりとカクテル実験のトレンドに対応した低アルコール設計です。

ブラッド・オレンジ

 

「ティナー・ブラザーズ」ブラッド・オレンジ

 

ジューシーな柑橘の香りから始まり、爽やかな酸味とほのかなキャラメルの余韻が特徴。

トフィーナッツ

 

「ティナー・ブラザーズ」トフィーナッツ

 

豊かなキャラメルとナッツの甘さに、温かみのあるバーボン風味が長く残る。

ブラック・スパイス

 

「ティナー・ブラザーズ」ブラック・スパイス

 

深みのあるスパイスとハニーの甘さが調和し、ダークでエキゾチックな余韻を演出。

ワイルド・チェリー

 

「ティナー・ブラザーズ」ワイルド・チェリー

 

タルトなチェリーの風味とバーボンの甘さが優しく引き立て、フルーティーな後味を楽しめる。

 

ウィスキーリキュール「ティナー・ブラザーズ」樽

 

製造工程では、約3年間アメリカン・ホワイトオーク樽で熟成されたベースウィスキーを使用。純水でアルコール度数を22% ABVまで調整した後、天然の風味付けを加え、数週間ニュートラルな容器で熟成させることで最も優れた風味を引き出しています。この丁寧な工程が、日本の繊細な味覚に合う仕上がりを実現しています。



日本市場のハイボール需要に照準

タクィン・リードベター

日本ではハイボールブームの拡大に伴い、フレーバー付きウィスキーの人気が急上昇しています。市場調査によると、2024年度のウイスキー市場は2015年度比で118.8%と大きく成長し、若者層への定着が進んでいます。

世界的にもフレーバースピリッツ市場は拡大傾向にあり、TechSci Researchは2023年に286億米ドルに達し、2029年まで年平均成長率8.5%で成長すると予測しています。低アルコール(22% ABV)のティナー・ブラザーズは、健康志向とカクテル実験のトレンドにマッチし、日本のバーや家庭の定番ハイボールを格上げする存在として期待されています。

またRTD(Ready to Drink)市場の拡大も追い風となっています。缶や瓶を開けてすぐ飲める製品が好まれる中、ハイボールに注ぐだけで柑橘の爽快感やスパイスの深みを加えられるティナー・ブラザーズは、新たな家飲みスタイルを提案します。



デザートや料理にも活用可能

 

デザートとの相性も抜群で、ケーキやアイスクリームに豊かな風味をプラス

 

ティナー・ブラザーズは、カクテルベースとしてだけでなく、デザートとの相性も抜群です。アイスクリームやケーキにかけることで、豊かな風味をプラスできます。タクィン・リードベターの料理人としてのバックグラウンドが活かされ、各リキュールは一皿の料理のような感覚的な体験を提供するよう設計されています。



コーンウォールの反逆精神が日本に上陸

タクィン・リードベター

ティナー・ブラザーズは、19世紀の密造酒という反逆の歴史と、現代の洗練された蒸留技術が交差する独特のポジションを持つウィスキーリキュールです。3,960円という価格設定は、プレミアムでありながら手に取りやすい戦略的な価格帯であり、日本のフレーバースピリッツ市場に新たな選択肢を提示します。

英国クラフトスピリッツは近年、国際的な品評会で高い評価を得ています。サウスウェスタン蒸留所も受賞歴のあるジンを製造しており、コーンウォールの蒸留技術は国際的に認知されています。同様に、クラフトジンやウィスキーリキュール市場全体でも品質向上が進んでおり、2024年には日本のジン製品が世界三大酒類コンペティションのひとつであるInternational Spirits Challenge 2024でトロフィーを受賞するなど、蒸留酒市場全体が活況を呈しています。

 

Link

https://tinnerwhisky.official.ec/

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