キャサリン妃殿下の母校マルボロ・カレッジが東京で特別講演、世界的ヴィオラ奏者によるマスタークラス開催

Marlborough College - Aerial Generic

英国最大規模の共学・全寮制ボーディングスクール「マルボロ・カレッジ」が、2025年11月15日(金)に東京都渋谷区のカーサ・モーツァルトで公開ヴァイオリン・マスタークラスを開催。世界的に評価されるヴィオラ奏者で同校音楽部門長のフィリップ・デュークス氏が来日し、限定5名を対象としたマスタークラスとミニ演奏会を実施、生徒や保護者が直接留学の可能性を相談できる機会も設けられます。




世界的ヴィオラ奏者フィリップ・デュークス氏が指導

フィリップ・デュークス(Philip Dukes)氏はマルボロ・カレッジの音楽部門長であり、アーティスティック・ディレクターを務める国際的なヴィオラ奏者です。1991年にロンドンのサウスバンク・センターでソロ・リサイタル・デビューを果たし、英紙『The Times』から「英国最高峰のヴィオラ奏者」、音楽専門誌『The Strad』から「世界的水準」と評された経歴を持ちます。

1997年には名誉ある「ヨーロピアン・ライジング・スター賞」を受賞し、ウィーン、ストックホルム、フランクフルト、パリ、アムステルダムなど欧州主要都市でリサイタル・デビューを果たしました。30年以上にわたりソリスト、室内楽奏者として国際舞台で活躍しており、クラシックの枠を超えてエリック・クラプトンやポール・マッカートニーといった著名アーティストともコラボレーションしています。



イベント詳細と参加方法

イベントは2025年11月15日(金)13時45分開場で、14時から14時50分までミニ演奏会と講演が行われます。その後15時から17時15分まで限定5名のヴァイオリン・マスタークラスが実施され、17時15分から17時45分まではフリートークセッションで参加者がデュークス氏と直接交流できる時間が設けられます。

本イベントは事前登録制で参加費は無料ですが、マスタークラスへの出演者のみ参加費が必要となります。登録およびマスタークラスへの申込はオンラインで受け付けており、生徒や保護者は将来的な留学の可能性についてデュークス氏に直接相談できる貴重な機会となっています。

イベント事前登録はこちらから

ヴァイオリン・マスタークラスの申込みはこちらから

日時
2025年11月15日(土) / 13時45分 開場、14時~14時50分 ミニ演奏会・講演、15時~17時15分 ヴァイオリンマスタークラス(5名)、17時15分~17時45分 フリートークセッション
場所
カーサ・モーツァルト(東京都渋谷区神宮前1-10-13 3階)
イベントへの参加費
無料
マスタークラスへの参加費
14,000円(限定5名)



1843年創立の名門校マルボロ・カレッジ

Marlborough College - C1 House and B1 House - Generic
reproduced with the permission of Marlborough College

マルボロ・カレッジ(Marlborough College)は1843年に創立され、13歳から18歳の生徒を対象とした英国最大規模の共学・全寮制ボーディングスクールです。イングランド南西部ウィルトシャー州マルボロに本校を構え、ウェールズ公妃キャサリン妃殿下やその妹ピッパ・ミドルトン氏、ユージェニー王女殿下、デイヴィッド・キャメロン夫人ほか、王室や上流社会の卒業生を多数輩出してきました。

2024年には世界のトップ私立校150校を選出した『The Schools Index』において英国の上位30校のひとつに選ばれており、アカデミックレベルの高さから13歳での入学のための登録は10歳には締め切られるほどの人気校です。2012年にはマレーシア分校を開校し、国際化にも力を入れています。音楽、スポーツ、芸術などの課外活動も充実しており、特に音楽部門は高い評価を得ています。



音楽教育の国際交流と日本での意義

今回のイベントは英国の伝統的ボーディングスクールの音楽教育を日本で直接体験できる貴重な機会となり、世界的水準の音楽指導を受けたい若手演奏家や英国留学を検討する家庭にとって実践的な情報収集の場となります。マルボロ・カレッジは従来、英国南西部の家庭からの入学者が多数を占めてきましたが、近年は国際化を推進しており、今回のような海外でのアウトリーチ活動は同校のグローバル戦略の一環と考えられます。

英国の名門ボーディングスクールは音楽、演劇、スポーツなどの課外活動を学業と同等に重視する全人教育を特徴としており、多くの卒業生が芸術分野でも国際的に活躍しています。フィリップ・デュークス氏のような現役の世界的演奏家が教育現場で直接指導にあたる体制は、英国私立校の音楽教育の質の高さを示すものであり、日本の音楽教育関係者にとっても参考となる取り組みといえるでしょう。

 

Link

https://www.marlboroughcollege.org/

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