ブリティッシュ・エアウェイズ、ロンドン新ライヴ会場の創設パートナーに

British Airways announced as Founding Partner of Olympia, unlocking exclusive benefits for its loyalty Club members

ブリティッシュ・エアウェイズは、ロンドン西部ケンジントンにある歴史的イベント施設「オリンピア・ロンドン」で進行中の13億ポンド規模の再開発プロジェクトにおいて、創設パートナーに就任し、新設されるライヴ会場と劇場の命名権を獲得しました。同航空会社のロイヤリティプログラム「ブリティッシュ・エアウェイズ クラブ」の会員には、先行チケット予約やAviosポイント獲得などの限定特典が提供されます。




オリンピア・ロンドンとは:140年の歴史を持つ英国の文化拠点

オリンピア(Olympia London)は、1886年12月26日にロンドン西部ケンジントン地区に開業した歴史的な展示会場・イベント施設です。当初は「グランド・アグリカルチュラル・ホール」という名称で、農業展示会や馬術競技、スポーツイベント、演劇などの多目的施設として計画されました。その後オリンピアと改名され、「健全な娯楽を提供し、最高水準の芸術・科学・産業の展示を通じて大衆と階級の両方を教育する」という理念のもと運営されてきました。

音楽会場としての歴史も長く、ジミ・ヘンドリックス、ピンク・フロイド、ザ・キュアー、ロッド・スチュワート、プライマル・スクリーム、ケミカル・ブラザーズといった英国を象徴するアーティストがステージに立ってきました。また、1908年から始まった「アイディアル・ホーム・エキシビション」(住宅展示会)や1906年から開催された「ロイヤル・トーナメント」(王室主催の軍事パフォーマンス)、1919年から1965年まで続いた「ベルトラム・ミルズ・サーカス」のクリスマス公演など、英国文化を代表するイベントの舞台としても知られています。



13億ポンド規模の再開発で創設パートナーに就任

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ブリティッシュ・エアウェイズは2025年11月19日(火)、オリンピアの創設パートナーとして複数年の大型契約を締結したことを発表しました。この契約により、英国のフラッグキャリアは3,800人収容のライヴ音楽会場「ブリティッシュ・エアウェイズ ARC」と1,575席の劇場「ブリティッシュ・エアウェイズ シアター」の命名権を取得しました。

現在進行中の13億ポンド規模の再開発では、そのふたつのパフォーマンス会場のほか、シチズンMとハイアット リージェンシーのふたつのホテル、30のレストラン・バー、55万平方フィート(約5万1,000平方メートル)のオフィススペース、2.5エーカー(約1万平方メートル)以上の公共エリアが整備されます。歴史的なグランドホールは再開発の中心として保存され、2026年12月には、ブロック・パーティーとインターポールの共演公演が、新設される年次音楽イベント「ウィンター・ミュージック・シリーズ」の初回として開催される予定です。



2026年開業予定の最新音楽会場と劇場

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AEGプレゼンツUKが運営するブリティッシュ・エアウェイズ ARCは、オリンピアのウエストホール上部に位置し、2026年に開業する予定。AEGプレゼンツ ヨーロッパの最高執行責任者アンドリュー・スペンサー氏は「オリンピアは素晴らしい音楽の歴史を持つ場所であり、その遺産を尊重しながら、アーティストとファンのための世界水準の施設を備えた完全に現代的な会場を創造します」と述べています。

一方、トラファルガー・エンターテインメントとシューバート・オーガニゼーションが共同運営するブリティッシュ・エアウェイズ シアターは、2027年にロンドンで約50年ぶりとなる大規模な常設劇場として開業を予定しています。この劇場はロンドンで半世紀ぶりに建設される最大規模の新設劇場となります。



会員限定の優先チケット予約とVIPラウンジアクセス

今回のパートナーシップにより、ブリティッシュ・エアウェイズ クラブ会員には以下の限定特典が提供されます。

  • ブリティッシュ・エアウェイズ ARCの全公演で専用ポータル経由の優先チケット予約枠
  • VIPラウンジ「ザ ブリティッシュ・エアウェイズ ウィング」へのアクセス権付きチケット購入オプション
  • 一部公演では専用バルコニーからステージを見渡せる特別観覧席
  • オリンピア内の参加レストラン(Incipio Group運営のJuno、Wolves of Tokyoなど)でのAviosポイント獲得

ザ ブリティッシュ・エアウェイズ ウィングは、カクテルバーを備えたVIPスペースとして設計されており、会員専用の特別体験を提供。また、Junoは英国最大級のイタリアンレストラン、Wolves of Tokyoはプレミアム日本料理とルーフトップ施設を備えた店舗として開業予定です。



英国文化の発展とロンドン都市再生を後押しする戦略的提携

ブリティッシュ・エアウェイズの最高顧客責任者カルム・レイミング氏は「私たちはあらゆる活動において英国のオリジナリティを誇りを持って祝福しているため、故郷ロンドンのアートと文化シーンへのさらなる支援に興奮しています。創設パートナーとしてオリンピアと協力することで、英国および世界的に認められた音楽と演劇の才能を称えることができます」とコメントしています。

オリンピア・エステーツの最高経営責任者マイケル・フォルカート氏は「ブリティッシュ・エアウェイズとの新しいパートナーシップは、オリンピアの伝統と未来の証です。過去140年間、オリンピアは英国の文化生活において重要な役割を果たしてきました。素晴らしい新会場の扉を開く時期が近づく中、もう一つの象徴的な英国ブランドと提携し、ロンドン市民と世界中からの訪問者に首都が提供できる最高の音楽、プレミアム演劇、ホスピタリティをもたらすことを嬉しく思います」と述べています。

オリンピアの再開発は、キングス・クロス駅周辺、バタシー発電所、ストラトフォード・オリンピックパークといった近年成功を収めた都市再生プロジェクトに続く、ロンドンで最も野心的な取り組みのひとつとされています。

 

Link

https://www.britishairways.com/travel/home/public/ja_jp/

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