英国王室がパンケーキ・デイを記念してロイヤルレシピを公開!

英国王室のパンケーキ

2024年のパンケーキ・デイは2月13日! 英国王室が公開しているパンケーキのレシピをご紹介します。

パンケーキ・デイの由来

かつて、キリスト教の信者たちは復活祭(イースター)に際して、Lent(レント)と呼ばれる40日間の断食に入りました。

前日にあたる41日前にキリスト教徒たちは強制的に“shrifts”(罪の告白)を行なう習わしがあり、その日は告解の火曜日(四旬節・しじゅんせつ)=「Shrove Tuesday(シュローブ・チューズデー)」と呼ばれています。

レントの期間は、卵やバター、乳製品などの栄養食品が禁止されていたため、家に残っているそれらの食材を余らせないようにパンケーキを作りました。その習慣が、パンケーキ・デイと呼ばれるようになったのです。

さすがに今では40日も断食する人はほぼいませんが、英国では日本における恵方巻のようにパンケーキを食べます。

約580年前に始まったパンケーキ・レース

地方によってはシュローブ・チューズデーにパンケーキ・レースを行なうこともあります。最も古くて有名なのがバッキンガムシャーのオルニーで行われているパンケーキ・レース。1445年に第1回のレースが行われたと言い伝えがあります。

このレースは三角巾をかぶってエプロンをかけて415ヤード(約380メートル)の距離を走りますが、最初に走るのはオルニーに3か月以上在住している18歳以上の女性と決まりがあります。

参加者はレース中に少なくとも3回パンケーキを“トス”しなければならない決まりがあり、中には焦ってパンケーキを落としてしまうことも。

ちなみに英国のパンケーキはホットケーキのように分厚くありません。厚めのクレープといった感じで、くるくると葉巻のように巻いて砂糖とレモン汁を振りかけていただきます。

その伝統的な英国式パンケーキのレシピを英国王室が公開! ぜひ、ご自宅で作ってみてください。

A Royal Recipe for Pancakes

    材料

  • 小麦粉 125g
  • 砂糖30g
  • 塩ひとつまみ
  • 卵(中)2個
  • 卵黄 1.5個
  • 牛乳 250ml
  • バター 40g

 

1. 焦がしバターソース(ブールノワゼット)を作る

バターをフライパンに入れ、バターの水分がなくなるまで静かに加熱すると、乳固形物が分離して優しい黄金色になります。さらにバターが爆ぜる音が静かになってくると、ナッツのような茶色に。この焦がしバターソースがパンケーキの風味を増し、しっとりとした食感を保ちます。

2. パンケーキの生地を混ぜ合わせる

次に塩、小麦粉、砂糖、卵、卵黄を段階的に混ぜ合わせ、なめらかな生地を作ります。次に牛乳を加え、最後にブールノワゼット(バター)を加えます。

3. パンケーキを焼く

フライパンに少量のバターを入れて熱し、クレープよりも少し厚めに生地を流し入れます。両面を焼いて、焼き色が付いたらできあがり。パンケーキを巻き上げましょう。

英国王室のウェブサイトではハムとリーク、チーズが入ったパンケーキも紹介されています。こちらもぜひチェックしてみてください。

Link

https://www.royal.uk/royal-recipe-pancakes

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