- Art
マークス&スペンサーがロンドンに新旗艦店を全面リニューアルオープン

ロンドンの中心地オックスフォード・ストリートにある歴史的な店舗「M&Sパンテオン(M&S Pantheon)」が、全面的なリニューアルを経て新旗艦店として公開されました。4フロアにおよぶモダンな空間に、これからの店舗づくりの基盤となる新しいデザインやサービスが導入されています。
オックスフォード・ストリートの象徴的な建物がモダンに変身
ロンドンの中心部に位置するオックスフォード・ストリートで、印象的な緑色の文字を掲げる歴史的な建造物が、最先端のショッピング空間として生まれ変わりました。イギリスを代表する老舗小売企業によるこの新しい旗艦店は、約10万平方フィートの広さを持ち、4つのフロアにわたって衣料品、暮らしの雑貨、化粧品、食品を展開しています。
今回の全面改装は、今後の店舗展開における新しいモデルケースとしての役割を担っています。店内ではこれまでにない内装意匠や実験的な試みが導入されており、ここでの成果をもとに将来的な他店舗の刷新計画へとつなげていく仕組みです。この地域では、今会計年度内に計6店舗の改装や4つの新規出店が計画されており、全国的にも食品専門店の新設を含む大規模な投資が進められています。
営業を継続しながら段階的に進められてきた改装工事は、前年8月に地下の食品フロアが先行してオープンし、1月には婦人服と化粧品のフロアが稼働を始めていました。そしてこのほど、残るふたつの上層フロアが完成したことで、すべてのエリアが顧客向けに公開されました。
各フロアに配置された独自の空間と新しい購買体験

新しくなった上層階では、紳士服、子供服、ランジェリー、ホームコレクションの最新ラインアップが揃えられています。それぞれのフロアは単に商品を並べるだけでなく、独自のテーマに沿って空間が仕切られており、落ち着いた照明や伝統的な緑色を基調としたカラーパレット、専用に調香された香り、選び抜かれた音楽が空間を演出しています。
特に注目すべき特徴として、紳士服フロアではブランド初となるカスタムスーツのオーダーメイドサービスが店内に導入されました。さらに、独立したランジェリーの専用ルームやベビー服のエリア、韓国コスメなども取り扱う充実したビューティホールが設けられています。ホーム関連のエリアには、著名なインテリアデザイナーであるケリー・ホッペンが手がけた特設セクションも登場しました。
顧客の利便性を高めるためのデジタル対応も強化されています。コーディネートの提案を映し出す大型の画面が各所に配置されたほか、オンラインで注文した商品を店舗で受け取るクリップ&コレクトの手続きや、会計などの各種サービスを滞りなくスムーズに行える環境が整備されました。
創業100年の節目に合わせファッションとライフスタイルを現代化

この旗艦店の全面公開は、同社がファッション業界に参入してから100周年を迎える象徴的な時期とも重なっています。この秋には、ロンドン・ファッション・ウィーク(LFW)のデビューコレクションの立ち上げも控えており、長年培ってきた衣料品分野での存在感を改めて示す機会となります。
同店は1938年から現在の場所で営業を続けている非常に歴史のある拠点です。これまでに食品分野で成功させてきた「新鮮な市場の活気を取り入れる」という近代化の経営手法を、今回は衣料品や暮らしの雑貨、化粧品の分野にも本格的に応用した形となります。古くから愛されてきた品質やスタイル、信頼される価値を守りながら、現代の顧客ニーズに合わせた体験ができる場所への転換を図っています。
今回のリニューアル完了により、オックスフォード・ストリートを訪れる買い物客にとって、よりインスピレーションが得やすく、買い物がしやすい環境が整いました。伝統的な良さを残しながらも、次の世代に向けた新しい小売店としての歩みが始まっています。
Text by British Culture in Japan編集部
Link
https://www.marksandspencer.com/
Sponsered Link
Sponsered Link
Ranking
注目の記事ランキング
- Event
- Food
- Food
- Fashion
- Film
- Music

