【復刊予約受付中】『シャーロック・ホームズ家の料理読本』でヴィクトリア朝の食文化に触れる

シャーロック・ホームズ家の料理読本

1月6日のシャーロック・ホームズの誕生日に合わせて、1976年に英国で刊行された『シャーロック・ホームズ家の料理読本』が復刊されることが発表されました。この本は、ホームズの家政婦ハドソン夫人が書いたという設定のパスティーシュ作品で、英国の伝統的なレシピとホームズのエピソードが満載。ホームズファンはもちろん、英国文化に興味のある方にもおすすめです。

ホームズの誕生日に復刊の予約受付を開始

シャーロック・ホームズの誕生日である1月6日に、『シャーロック・ホームズ家の料理読本』が復刊されました。この本は、1976年に英国で出版された料理本で、ホームズの家政婦ハドソン夫人が書いたという設定のパスティーシュ作品です。英国の伝統的なレシピとホームズのエピソードが満載で、ホームズファンはもちろん、英国文化に興味のある方にもおすすめです。

「書泉と、10冊」の第7弾に選ばれた理由

この本は、株式会社書泉が行っている「書泉と、10冊」という企画の第7弾に選ばれました。「書泉と、10冊」とは、過去に出版された書籍で在庫がなく手に入りにくい名作を、書泉が著者や出版社と協力して重版・復刊して販売するというものです。この企画を起案した書泉グランデの大内学さんは、この本の魅力について次のように語っています。

    本書のすぐれて面白いところは、ハドソンさんがホームズたちに供した料理のメモと思い出を書籍化した、という設定。あの物語の行間を埋める、名探偵とその相棒の日常生活を垣間見て、ベーカー街の雰囲気に最もひたれる本だと思っていました。ハドソンさんの後年の回想というのがまた読者として距離がちょうどよかった。数あるホームズパスティーシュの中でも逸品です。

また、編集担当の上坊真果さんは、この本について次のようにコメントしています。

    このたびは、『シャーロック・ホームズ家の料理読本』を「書泉と、10冊」の1冊として発掘くださり、ありがとうございます。ホームズが活躍した1880年代後半~90年代の英国はヴィクトリア朝の絶頂期で、世界中のモノがロンドンの市場に集まっていたと言われています。140年前のロンドンで、ホームズ家の料理人・ハドソン夫人は何を作っていたのか──。禽獣肉の料理や、スパイスを多用した英国ならではの臓物料理など、英国料理は……という皆さまの創造を覆す豊かな世界が広がっていることに、きっと驚かれるはずです。日本で暮らす私たちには味の想像がかなり難しいレシピの数々を、「シャーロック・ホームズ」の作品世界にどっぷり浸かりながら、お楽しみください。

未知のレシピとホームズの世界に浸る

『シャーロック・ホームズ家の料理読本』は、料理本でありながら、130年前の英国の生活誌を記録した本でもあり、さらにはホームズのパスティーシュ小説でもあります。本書には、ホームズやワトスンが好んだという「ビーフ・ティー」「おお野うさぎの煮込み」「ラムの脳味噌のすましバター漬け」など、日本では聞きなれないレシピが紹介されています。これらのレシピは、ヴィクトリア朝の絶頂期にあった英国の豊かな食文化を反映しており、スパイスやハーブを多用した臓物料理や、世界中から輸入された食材を使った料理など、意外な一面を見せてくれます。また、本書には、ホームズの事件に関連する料理や、下宿を訪れる警部たちやベーカー街遊撃隊のあの子のエピソードも登場。これらのエピソードは、ホームズの作品世界にどっぷり浸かることができるだけでなく、ホームズとワトスンの人間関係や、ハドソン夫人の視点から見たホームズの魅力など、新たな発見もあります。

本の中に登場するメニューのレトルトが付く有償限定版も発売

『シャーロック・ホームズ家の料理読本』は、書泉のサイトにて予約受付中(予約締め切り日は2月10日)。価格は1300円で、商品到着予定日、および店頭発売日は3月6日(水)となります。

また、本の中に登場するメニューのひとつ「マリガートニースープ(カレー味付けの羊のスープ)」をカレー・スパイス開発のプロ「36チャンバーズ・オブ・スパイス」の協力のもと再現したレトルトをつけた有償特典版も芳林堂書店・書泉限定で発売。こちらの価格は2530円となります。

『シャーロック・ホームズ家の料理読本』は、ホームズのファンはもちろん、英国の文化や歴史に興味のある方にもおすすめです。ぜひ、この機会に手に入れてみてください。

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